TELMステップ6:きちんとした文章を書けるようにする
TELM(Tai’s English Learning Method)の7ステップのうち、ここではステップ6の「きちんとした文章を書けるようにする」をお話しします。
先にお伝えしておくと、このステップは全員に必要ではありません。日常会話ができれば十分という方は飛ばしてください。論文、ビジネス文書、プレゼン資料を英語で書く必要がある方だけが対象です。
書く力は、話す力と同じ変換作業です
書くことと話すことは、まったく別の能力に見えて中身は同じです。どちらも、言いたい日本語を英語に変換する作業です。
違うのは条件だけです。書くときは辞書を引けますし、書き直しもできます。時間をかけられる。ですから書く練習は、話す訓練の精度を確かめる場としても使えます。口では勢いでごまかせたところが、書くと文法の穴としてはっきり見えます。
ここでも大事なのは、ゼロから英文を創作しないことです。すでに存在する正しい英文を借りて、自分の言いたいことに合わせて部品を入れ替える。英借文の考え方です。これを身につけると、不自然な英文が一気に減ります。
直すべき症状
ステップ5まで終えた方の英文には、共通した症状があります。
- 短く、ぶつ切りの文が並ぶ
and、or、but、because、soばかりで文をつないでいる
文法知識はしっかりあるのに、書いたものも話したものも子どもっぽく読まれてしまう。原因は語彙力でも文法力でもなく、文を組み立てる技術がないことです。
これを解決するのがプロライティング(PWS)です。
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長い一文を作れるようにする
やることは、3行から4行にわたる長い一文を、正しく組み立てられるようにすることです。単純な接続詞の代わりに使うのは次のようなものです。
- 分詞構文
- 同格
- コンマを伴う非制限用法の関係詞・関係副詞
- 結果を表す to不定詞
一文を長くまとめる力は、実は通訳の技術でもあります。同時通訳者は、次々に入ってくる情報をその場で効率よく一つの文に束ねなければいけないからです。ここで使う文法の組み合わせは、文法書には載っていません。
もう一つは語彙の選び直しです。口語的な表現を、フォーマルな語に置き換えていきます。話し言葉として自然な語と、文書として品位のある語は違います。この使い分けができると、同じ内容でも文章の格が変わります。
目標は、Japan Timesのような英字新聞の文章です。
さらに詳しく
- 英作文はするな、英借文をしなさい
- ネイティブによる添削だけではライティング力は伸びない
- スピーキングやライティングの上達に学校で習う文法知識は必要か
- 英検1級・準1級のライティングテストの対策方法
- 英語で長い文章を話すときのコツ
次のステップ
ここまでで、4技能すべてに道具がそろいました。最後のステップ7からは、教材を離れて生の英語に出ていきます。
- 前のステップ → ステップ5:精読と速読をリスニングに応用する
- 次のステップ → ステップ7:文法・語法・コロケーションを意識して生の英語に触れる