TELMステップ2:英文を音読して暗記する
TELM(Tai’s English Learning Method)の7ステップのうち、ここではステップ2の「英文を音読して暗記する」をお話しします。
もし誰かに「英語学習法を一言で言うなら何ですか」と聞かれたら、私はすぐにこう答えます。音読、暗記、そして次のステップでお話しする応用だと。
シンプルでしょう。物事の本質は、たどっていけば意外とシンプルなものです。ただし、大切なのはこれらをどんな手順でどんな方法でやるかのほうです。「音読と暗記をやれ」と言うYouTuberや本はたくさんありますが、それだけでは足りません。
1.音読はテニスの素振りです
ステップ1で文法を頭で理解したら、今度はその例文を実際に口に出して慣らしていきます。テニスの素振りと同じ基礎練習です。フォームを固める作業なので、すらすら言えない文があれば、言えるようになるまで繰り返します。
ここでステップ0が効いてきます。間違った音のまま30回音読すると、間違った音が30回分だけ口に染みつきます。音のルールを先に知っておくべきなのは、このためです。
なお、音読は自分の声でやれば十分です。ネイティブ音声を用意しないと始められない、と思っている方が多いので、下の記事も読んでみてください。
2.インプットなくしてアウトプットなし
語学の世界には No input, no output. という言葉があります。暗記をしなければ、英語は口から出てきません。
日本語並みに英語を話したいなら、何千、何万という単位の英文を音読し、暗記する必要があります。大変そうに聞こえますが、これが近道です。100フレーズ覚えれば話せるようになる、という話ではありません。
何を暗記するのか
やみくもに例文集を覚えても遠回りになります。優先順位はこうです。
- 自分のことと身の回りのこと。名前、仕事、家族、住んでいる場所、休日の過ごし方。会話でいちばん使う頻度が高く、いちばん最初に詰まるところです
- 決まり文句。考えずに口から出るべき定型表現
- 日本語特有の表現。その場で英訳しようとすると必ず止まるので、前もって訳を用意しておきます
暗記の仕上がりは、意味を思い出せるかどうかではなく反応の速さで判断してください。
「この理論を"使えるスキル"に変えたい方へ」
記事を読んだだけでは話せるようにはなりません。
無料の解説動画と約30日間のメール講座で、元同時通訳者が
TELMメソッドを具体的に実演します。
覚えただけでは、まだ話せません
ここが分かれ道です。音読と暗記で止まってしまうと、覚えた英文は覚えた英文のまま終わります。
たとえば関係代名詞の例文を100文音読して暗記したとします。それでも、ネイティブを目の前にしてどのタイミングで関係代名詞を使うべきかは、別に判断できるようにならなければいけません。
巷で流行している瞬間英作文という勉強法は、音読と暗記だけの作業です。そのため、これだけではスピーキング力は上がりません。
この問題を解決するのがステップ3です。
さらに詳しく
- 音読をして英語の文章をスラスラと言えるようにする方法
- 英文音読の具体的なやり方
- 英文音読をするときの音読スピードはどのくらいが適切か
- スピーキング練習にネイティブ音声は必要ない
- 自分のこと、身の回りのことを全て英語で言えるようにする
- 英会話における決まり文句の重要性
- 日本語特有の表現を前もって英訳できるようにしておく
- 日常英会話表現集
- ビジネス・時事に関する英会話表現集
次のステップ
音読と暗記が日課になったら、ステップ3に進んでください。ここがTELMの核心です。
- 前のステップ → ステップ1:文法を知識として入れる
- 次のステップ → ステップ3:覚えた英文を自分の場面で使う