both, either, neitherの使い方全てまとめました

生徒
英会話でbothとeither, neitherを使ってみようとするとどれを使えばよいか迷ってしまう。それぞれどうやって使い分けていけば良いのかな?なにかコツとかあるのかな?

こういった疑問に答えていきます。

このページではboth, either, neitherを自由に操るために必要な覚えておくべき用法や使い方を全て網羅しました。ネイティブも日常会話やビジネスの場面でよく使いますので、ここで勉強して完璧にしてしまいましょう。

私もネイティブと話すときや同時通訳として仕事していたときもこの表現はたくさん使っていました。日本人にとっても使いやすい文法なので、下で詳しく教えていきますね。

both、either、neitherの違い

ざっくり言うと、bothは「両方〜だ」、eitherは「どちらか一方〜だ」そしてneitherは「どちらとも〜でない」という意味になります。neitherだけは否定の意味を含みますので覚えておきましょう。

それでは、この3つの具体的な使い方などを説明していきます。

bothの用法と使い方

bothは「両方 / どちらとも」等と訳され、2つの人や物を指します。3つの品詞があり、形容詞、名詞、副詞としての使い方があります。それでは1つずつ解説していきます。

形容詞のboth

bothは形容詞ですので、名詞の前に置くのがルールです。例文をみてみましょう。

私の両親はどちらとも日本で生まれた。
Both my parents were born in Japan.

名詞のboth

このbothは名詞として使う方法であり、前述のboth+名詞と意味は変わりません。語順を見てみましょう。

both of+複数名詞

次に例文です。

彼女は両方の本をすでに読んでしまった。
She has already read both the books.
= She has already read both of the books.

bothが主語に置かれる場合は複数扱いになる

ちなみに、bothが主語に置かれる場合は複数扱いとなりますので、動詞には3人称のsをつける必要はありません。

これらの本はどちらとも高い。
Both of these books is expensive.(✕)
Both of these books are expensive.(◯)

また、both単体で使うことも可能です。
どちらともまだ若い。
Both (of you) are still young.

この例文では、話し手と聞き手がどの二人を指しているかが分かっているのでこのように使われます。

theや代名詞、所有格はboth+名詞とboth of+名詞の両方を使える

both of+名詞にtheや代名詞(this, these, usなど)、myやyourなどの所有格をつけることが可能です。この場合はboth+名詞とboth of+名詞の両方が使えます。

(the)
その製品はどちらともお手頃価格だ。
Both (of) the products are reasonable.
(所有格)
彼女は両親を亡くしました。
She lost both (of) her parents.
(代名詞)
このリンゴはどちらとも腐っている。
Both (of) these apples are rotten.

ちなみに、実際の会話ではboth of the+名詞のof the、またはboth of+所有格+名詞のof+所有格の部分をネイティブは省略することが多いです。

その製品はどちらともお手頃価格だ。
Both products are reasonable.
彼女は両親を亡くしました。
She lost both her parents.
このようにネイティブは省略することがありますが、私達日本人はそこまで気にしなくて良いので好きな方を使えば問題ありません。文法的に間違っているというわけでもないので。

注意
私がこれまで生徒さんに教えてきた中でよく見られた間違いですが、bothの前にはtheは置けませんので気をつけてください。

The both children went to school.(✕)
Both children went to school.(◯)

また、both of+複数名詞を使うときは名詞の前にかならずtheや指示代名詞、所有格を入れるようにしましょう。

その女性は両方とも看護師だ。
Both of women are nurses.(✕)
Both of the women are nurses.(◯)

人を表す代名詞を使うときはboth of+名詞を使う

人を表す代名詞とはusやyou、themなどを指します。これを使って例えば「私達は両方とも」と言いたい場合はboth+名詞は使えず、代わりにboth of+名詞を使います。

彼らはどちらともアフリカに行った。
Both of them went to Africa.
彼は私達二人をパーティーに誘ってくれた。
He invited both of us to the party.
彼らはあなたたち両方にメッセージを送りました。
He gave both of you messages.

bothは単体でも使える

もしboth (of)+複数名詞としなくても話し手と聞き手の間でどの名詞を指しているのかが明らかな場合は、bothだけで使うことも可能です。

「リンゴとみかんどちらが好き?」「どちらとも好きだよ」
“Which do you like, apples or oranges?” “I like both.”

副詞のboth

bothは副詞として使うことも可能です。置ける場所は以下の3つを覚えておけば問題ないです。

・一般動詞の前
・be動詞の後ろ
・助動詞の後ろ

一つずつ見ていきましょう。

(一般動詞の前)
私の元同僚はどちらとも教育関係で働いている。
My ex-subordinates both work in education.

(be動詞の後ろ)
彼らはどちらともあの箱が気になっている。
They are both curious about that box.

(助動詞の後ろ)
私達はどちらとも泳げます。
We can both swim.

ちなみに、上の3文はboth (of)+名詞で言い換え可能です。

(一般動詞の前)
私の元同僚はどちらとも教育関係で働いている。
My ex-subordinates both work in education.
= Both (of) my ex-subordinates work in education.

(be動詞の後ろ)
彼らはどちらともあの箱が気になっている。
They are both curious about that box.
= Both (of) them are curious about that box.

(助動詞の後ろ)
私達はどちらとも泳げます。
We can both swim.
= Both of us can swim.

※both+人を表す代名詞とは表現できないのは前に言った通りです。

both A and B

これは「AとBの両方 / AとBのどちらとも」と基本的には訳します。ただ、これだけではこの構文を使いこなせませんので、AとBに入る品詞を覚えておきましょう。これは基本的に3つあり、名詞と動詞、形容詞です。

(AとBに名詞)
私は部長と彼の秘書の両方と話した。
I talk to both the director and his secretary.

(AとBに形容詞)
彼はイケメンであり頭が良い。
He’s both good-looking and smart.

(AとBに動詞)
彼女は踊ることができるし歌うこともできる。
She can both dance and sing.

リアル英会話事情
AとBには同じ品詞を入れることが基本ルールですが、リアルの英会話ではネイティブはAとBに違う品詞を入れることもあります。

私はピアノを弾くこともできるし、ドラムも叩ける。
I can both play the piano and the drums.

Aには動詞+名詞、Bには名詞のみ

私は踊ることができるし歌うこともできる。
I can both dance and I can sing.

Aには動詞、Bには主語+動詞

私達日本人は上記のような英文ではなく、下記のような文法的に正しいとされている英文を使いましょう。

私はピアノを弾くこともできるし、ドラムも叩ける。
I can both play the piano and play the drums.
= I can play both the piano and the drums.
私は踊ることができるし歌うこともできる。
I can both dance and sing.

否定文の中のboth

bothを否定文で使うと部分否定となり、「両方とも〜というわけではない」という意味となります。「両方とも〜ではない」と表現したい場合は、eitherを使って否定文とするかneitherを使います(あとで詳しく説明します)。

私はリンゴとみかんを両方食べるわけではない。
I don’t eat both apples and oranges.

部分否定は説明が長くなってしまいますので下記ページで解説しています。

>> 全体否定と部分否定

eitherの用法と使い方

eitherは「どちらか一方」が基本的な訳し方です。bothと同じく形容詞や名詞、副詞として使うことが可能です。

まずは形容詞としての使い方から見ていきましょう。

形容詞のeither

使い方はbothの形容詞的な使い方と同じなのですが、1つ違う点があります。eitherの後ろにくる名詞は単数形のみです。

either+単数名詞

日本人でよくeither+複数名詞(students, applesなど)と使っている方がいますので注意してくださいね。

それでは例文を見てみましょう。

月曜日と火曜日に私の家に来れる? どっちかの日なら大丈夫だよ。
Can you come to my house on Monday and Tuesday? Either day is OK.

eitherの名詞

eitherを名詞として使う場合は以下の語順で使います。

either of+複数名詞

形容詞のeitherと違い、この使い方では複数名詞になることに気をつけましょう。

彼はどちらかの部屋の中にいます。
He is in either of the rooms.

また、both of+複数名詞と同じで複数名詞の前にはtheや所有格、代名詞が必要です。
(the)
彼はどちらかの教科を勉強中だ。
He is studying either of the subjects.
(所有格)
私は自分の課題を、どちらかの先生に提出しなければいけない。
I have to turn in my assignment to either of my teachers.
(代名詞)
彼はそれらのうちの一方を選んだ。
He picked up either of them.

eitherは単数扱い

either of+複数名詞が主語に置かれた場合、eitherは単数扱いなのでこれに対する動詞はisや三単現のsなどに変化させます。ここはbothと違うところなので気をつけましょう。

その生徒達のどちらかがそのセミナーに参加しなければいけないよ。
Either of the students has to attend the seminar.

リアル英会話事情

ネイティブはくだけた会話ではeither of+複数名詞を複数扱いとし、動詞で三単現のsを使わないこともあります。

その生徒達のどちらかがそのセミナーに参加しなければいけないよ。
Either of the students have to attend the seminar.

人を表す代名詞を使うときはeither of+複数名詞を使う

bothと同じく、himやmeなど人を表す名詞を使う場合はeither+複数名詞は使えず、either of+複数名詞を使います。

らのどちらかがそのセミナーに参加しなければいけないよ。
Either them has to attend the seminar.(✕)
Either of them has to attend the seminar.(◯)

eitherは単体でも使える

もしeither of+複数名詞としなくても話し手と聞き手の間でどの名詞を指しているのかが明らかな場合は、eitherだけで使うことも可能です。

「リンゴ両方とも食べていいよ」「ありがとう。でも1つだけもらううよ」
“You can eat both apples.” “Thanks, but I’ll have either.”

eitherを人称代名詞で受けるときはthemが基本

例えばeither of the boysと言い、このあとにeitherに対する人称代名詞(him, them, meなど)を使いたい場合はネイティブは複数形のthemで受けます。ただ、くだけた会話ではhimのように単数形で受けることもあります。

もし私の上司のどちらかが電話してきたら、今は忙しいと言っておいてね。
If either of my bosses calls, tell him / them that I’m busy.

否定のeither

eitherを否定文で使うときは「どちらも〜ではない」という全体否定の意味となります。ちなみに、bothを否定文で使うときは「どちらも〜というわけではない」という部分否定になるんでしたね。

それではeitherの例文を見てみましょう。

私はどちらの街も好きではない。
I don’t like either city.
= I don’t like either of the cities.

文末に置かれるeither

これは副詞的な使い方となり、訳が変わります。「〜も」となり、tooの使い方と同じです。ただ、tooは肯定文のときに使われ、eitherは否定文の中で使われるのでそこだけ注意してください。

ジャックはタバコを吸わないし、ボブもタバコを吸わない。
Jack doesn’t smoke. Bob doesn’t smoke, either.
ジャックはタバコを吸うし、ボブもタバコを吸う。
Jack smokes. Bob smokes, too.

either A or B

この構文は「AかBのどちらか一方」という意味であり、both A and Bと同じでさまざまな品詞を配置することができます。基本的には名詞と形容詞、動詞、前置詞句、文章の5つです。例文で確認してみましょう。

AとBに名詞)
彼は英語か中国語どちらか話せますか?
Can he speak either English or Chinese?
(AとBに形容詞)
彼は疲れているか、眠いに違いない。
He must be either tired or sleepy.
(AとBに動詞)
あなたは彼女と一緒に来てもいいし、家に帰ってもいいよ。
You can either come with her or go home.
(AとBに前置詞句)
彼はロンドンかニューヨークのどちらかに今住んでいる。
He is now living either in London or in New York.
(AとBに文章)
今すぐここから出ていくか、もしくは警察を呼ぶぞ。
Either you will get out of here now or I will call the police.

neitherの用法と使い方

neitherは否定の意味を含んでおり、「どちらとも〜でない」と訳されます。日本人は「〜でない」を直訳してしまってnotを使ってしまいがちですが、それだと「どちらとも〜でなくはない」という二重否定になってしまうので気をつけましょう。

また、neitherはbothとeitherと同じく、形容詞と名詞、副詞として使えます。1つずつ解説していきますね。

形容詞のneither

bothとeitherと同じく、neitherは形容詞として使えます。うしろに来る名詞は単数形です。

either+単数名詞

例文を見てみましょう。

「月曜日か火曜日は暇?」「ごめん、どちらの日も空いてない」
“Are you free on Monday or Tuesday?” “Sorry, neither day is possible.”

neitherの名詞

neitherを名詞として使う場合は以下のようにします。

neither of+複数名詞

bothやeitherと同じく、複数名詞の前にはtheや所有格、代名詞が必要ですので覚えておきましょう。
(the)
彼はどちらの教科も勉強していない。
He is studying neither of the subjects.
(所有格)
私の姉妹はどちらとも歌えない。
Neither of my sisters can sing.
(代名詞)
私達はどちらともその事故が発生したのを見ていなかった。
Neither of us saw the accident happen.

neitherは単数扱い

neither of+複数名詞が主語に置かれた場合、neitherは単数扱いなのでこれに対する動詞はisや三単現のsなどに変化させます。ここはeither of+複数名詞と同じです。

その生徒達は二人ともそのセミナーに参加しないつもりだ。
Neither of the students is going to the seminar.

リアル英会話事情

ネイティブはくだけた会話ではneither of+複数名詞を複数扱いとし、動詞で三単現のsを使わないこともあります。

その生徒達は二人ともそのセミナーに参加しないつもりだ。

Neither of the students are going to the seminar.

人を表す代名詞を使うときはneither of+複数名詞を使う

bothと同じく、himやmeなど人を表す名詞を使う場合はeither+複数名詞は使えず、either of+複数名詞を使います。

彼らは二人ともそのセミナーに参加しなければいけないよ。
either them is going to attend the seminar.(✕)
Neither of them is going to attend the seminar.(◯)

neitherは単体でも使える

話し手と聞き手が何の名詞指しているのかが分かっている場合は、neitherだけで用いることもできます。

「君はどちらを食べたい?」「どちらともいいや」
“Which one do you want to eat?” “Neither.”

neitherとeitherの言い換え

形容詞、名詞のneitherはeitherと言い換えることが可能です。例文で確認しましょう。

(形容詞)
彼はどちらかの教科も勉強していない。
He is studying neither subjects.
= He is not studying either subjects.
(名詞)
彼はどちらかの教科も勉強していない。
He is studying neither of the subjects.
= He is not studying either of the subjects.

副詞のneither

neitherを副詞で用いるときは特殊な語順になります。

語順:neither+助動詞+主語

この意味は「〜も…でない」です。例文を見てみましょう。

「私は泳げません」「私もです」
“I can’t swim.” “Neither can I.”

このように、語順が通常のものとひっくり返ってしまうことを倒置と言いますが、解説が長くなるので下記ページで詳しく説明しています。

>>否定語句を文頭に置いた倒置

ちなみに、決まり文句でMe neither.という言い方があります。これはくだけた会話でおもに使われ「私もそうではありません(前の文章を受ける)」という意味であり、否定文となります。

「私は泳げません」「私もです」
“I can’t swim.” “Me neither.”

neither A nor B

この構文は「AとBのどちらでもない」という意味であり、both A and Bやeither A or Bと同じでさまざまな品詞を置くことができます。基本的には名詞と形容詞、動詞、前置詞句の4つであり、文章を入れることはできません。ここはeither A or Bと違うところですね。

また、Neither A nor Bは否定文を使ってeither A or Bに言い換えが可能です。

それでは例文で確認してみましょう。

(AとBに名詞)
彼女は英語と中国語どちらとも話せない。
She can speak neither English nor Chinese.
= She cannot speak either English or Chinese.

(AとBに形容詞)
この演劇は上手く作られていないし、下手な演技だった。
This play was neither well made nor well acted.
= This play was not either well made or well acted.

(AとBに動詞)
私はタバコも吸わないしお酒も飲まない。
I neither smoke nor drink.
= I don’t either smoke or drink.

(AとBに前置詞句)
彼はロンドンとニューヨークのどちらにも住んだことがない。
He has lived neither in London nor in New York.
= He has not lived either in London or in New York.

まとめ

ここまで読んで頂きありがとうございました。長かったと思いますが、bothとeither、neitherの使い方はこれで全てです。

一回読んだだけでこれらを全て覚えるのは無理だと思うので、何回も読んで徐々に頭に定着させていくようにしましょう。

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