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通常の文の語順を入れ替えて、ある語句を強調することを倒置と言います。これは、主に書き言葉で使われる表現であり、新聞や雑誌などで見られる表現方法です。ビジネスでのEメールや、論文を書くときなどでも使われます。ここで倒置を学習して、ライティングで使えるようになりましょう。
このセクションでは、以下の倒置構文を学んでいきます。
仮定法の倒置構文は、「ifを省略して疑問文の語順にする」ことによって表します。倒置にすることが出来るのは、「仮定法過去完了」、「were to」、「should」、「if it were not for」, 「if it had not been for」の構文です。それぞれの構文の意味は、以下のようになります。
それでは、以下の例文でそれぞれの倒置構文を確認しましょう。
倒置構文の作り方は、「Ifを省略して疑問文の語順にする」ということでした。上記の例文では、「助動詞+主語+動詞(過去分詞)~」という疑問文の語順になっており、「Do you like~」のような語順と全く同じ形です。
・were to
もし明日雨が降ったら、サッカーの試合を中止します。
Should it rain tomorrow, we will call off the soccer game.
= If it should rain tomorrow, we will call off the soccer game.
・If it were not for
・If it had not been for
このように、全ての構文の倒置は疑問文の語順と全く同じになります。慣れてしまえばスラスラと文章を作ることができますので、何度も文章を書いて、倒置構文の形に慣れてしまいましょう。
これは、「~だけれども」という譲歩の意味を表し、ThoughやAlthoughと同じ意味になります。仮定法の倒置構文と違い、疑問文の語順にはしません。元々動詞の後ろにあった形容詞(副詞)を文頭に置き、後ろにasやthoughをつなげて「主語+動詞」を置きます。
また、文頭にasをつける場合は「As+形容詞(副詞)+as」という形になります。例文を見てみましょう。
一生懸命勉強したが、彼は風邪をひいてしまい試験を受けれなかった。
(As) hard as (= though) he studied, he had a bad cold and couldn’t take the exam.
= Although (= Though) he studied hard, he had a bad cold and couldn’t take the exam.
この構文をスピーキングで使う場合は、AlthoughかThoughを使いましょう。特に、Thoughは会話でよく使われます。
動詞を倒置させる場合、その後に「as(what)+主語+助動詞」を持ってきます。whatは、「何」という疑問詞と同じ意味で使われます。書き換え表現は、No matter構文や複合関係代名詞の構文を使います。以下の例文で確認しましょう。
彼女が何と言っても、彼の心は変わらないだろう。
Say what she will, he won’t change his mind.
= No matter what she says, he won’t change his mind.
= Whatever she says, he won’t change his mind.
スピーキングで「どんなに~でも」という意味の文章を作る場合は、No matter構文を使いましょう。「どんなに~でも」という意味でWhateverやWheneverなどの複合関係代名詞を使う場合、主に書き言葉で使用されます。