ここではTELM式7ステップの中でも最も重要なステップ2についてお話しします。
今回これがTELMのコアメソッドとなります。なぜなら、市販の教材では絶対に手に入らない、僕が長年の研究で編み出した独自の訓練法だからです。
音読と暗記と独り同時通訳が語学学習の本質である
もしあなたが英語をマスターしたいのであれば、以下の3つだけをやっていればよいです。
- 音読
- 暗記
- 独り同時通訳
シンプルでしょう?
物事の本質は、たどっていけば意外とシンプルなものなのです。
もし誰かに「英語学習法を一言で言うなら何ですか?」と聞かれたら、僕はすぐにこう答えます。
「音読、暗記、独り同時通訳だ」と。
でも、ちょっと待って!
「音読と暗記をやれ」って言ってるYouTuberや本はたくさんありますよね。
でも、それだけじゃダメなんです。
大切なのは、これらをどんな手順でどんな方法で取り組むか。
つまり、ノウハウ(Know-how)なんです。
このノウハウこそが価値があるし、お金を払ってでも学ぶ価値があるものです。
音読、暗記、独り同時通訳の具体的な方法は?
それぞれ3つの具体的な勉強法は、私が運営しているオンラインスクールTranglishで詳しく教えています。
ただ今回はその入口だけでもお教えしましょう。
1. 音読:テニスの素振りのようなもの
音読は、テニスの素振りに似ています。
TELMステップ1で文法を頭で理解したら、今度はそれらの例文を実際に口に出して慣らしていく練習をしていきます。
2. 暗記:インプットなくしてアウトプットなし
語学の世界には“No input, no output.”という有名な言葉があります。つまり、暗記をしなければ英語は口から出てこないんです。
日本語並みに英語を話したいなら、何千、何万単位の文章を音読し、暗記する必要があります。
大変そうですが、これが近道なんです。
3. 独り同時通訳:実戦力を磨く
文法を理解し、音読と暗記をしても、まだネイティブの前で瞬時に正しい英文を作るのは難しいです。
これもテニスに例えると分かりやすいです。
フォームを覚えて何度もボールを打ち返す練習しても、実際の試合では相手の動きに合わせて瞬時に判断し、対応する必要があります。
英語も同じです。状況に応じて、適切な文法や表現をすぐに使えるようになる必要があるのです。
この解決法は、独り同時通訳をやってのみ可能です。
もしあなたが関係代名詞の例文を100例文音読&暗記したとしても、ネイティブを目の前にして度のタイミングで関係代名詞を使うべきかを判断しないといけません。
これが、音読と暗記だけではまだ英語を話せるようにならない理由です。
巷では「瞬間英作文」という勉強法が流行していますが、これは音読と暗記だけの作業です。
そのため、これだけではスピーキング力は上がりません。
ではどうすればよいかと言うと、私が提唱している「独り同時通訳」を行えば問題解決できます。
なぜ「独り同時通訳」と名付けたかというと、私たち日本人は何かを英語で表現する際、まずは頭の中でぼんやりと言いたいことをイメージします。
それを言語化するのですが、英語初心者の場合だとまずは日本語が思いつきます。
その日本語を今度は瞬間的に英語に翻訳し、それと同時に口から英語を発します。
このイメージ➔日本語を思いつく➔英語に変換のプロセスが同時通訳のそれと似ているため、僕はこれを「独り同時通訳」と名付けました。
そのため、もしあなたが関係代名詞を使いこなせるようになりたいのであれば、どのタイミングでこの文法を使えばよいかを独り同時通訳をする中で徹底的に研究をしてください。
これを関係代名詞だけではなく、他の文法全て研究するのです。
これをやっていく中で、あなたは徐々に文法を英会話の中で自由自在に使いこなすことが可能となります。
まとめ
いかがでしたか?英語をマスターするのは簡単じゃありません。でも、この方法を最初のうちに体得してしまえば、本当に日本語並みに英語を使いこなせるようになりますよ。
辛いのは最初だけです。そこを乗り越えられるかどうかが大切なんです。
それでは、次のページでTELMステップ3「精読練習をする」についてお話しします。