仮定法・話法・否定・比較級 (更新: 2026年10月6日)

英語の文法:比較級(倍数表現、ラテン語の派生、強調)

倍数表現とは、「AはBの~倍の……だ」を表す言い方です。

2倍はtwice、3倍以上はthree times、four timesのように表します。

倍数は、同等比較の最初のasの前か、比較級の前に置きます。

例えばtwice as long asで「2倍の長さ」という意味になります。

ここでは、比較級をさらに使いこなすための学習をしていきます。

単数名詞が入る比較級の語順(as interesting a book as)

単数形の名詞を比較級の形容詞と一緒に使う場合は、冠詞の位置に気を付けなければなりません。例文を見て見ましょう。

これはあの本と同じくらい面白い本だ。
This is as interesting a book as that one.

通常、「面白い本」と言うときはan interesting bookとなります。しかし、比較級の場合は冠詞の位置が変わりas interesting a bookとなります。これは、as(副詞)はinteresting(形容詞)を修飾するので、冠詞より相性が良いためです。英語をそれなりに話せる人でもここはよく間違えるポイントなので、しっかりと覚えておきましょう。

この現象は、優劣比較、劣勢比較でも同じです。例文を見てください。

これはあれよりも面白い本だ。
This is more interesting a book than that one.

ただし、名詞が複数形のときは通常通りの語順です。

これらはあれらの本と同じくらい面白い本だ。
These are as interesting books as those ones.

倍数表現とは

「AはBの~倍の……だ」という表現を、倍数表現と言います。よく使われる倍数は以下のように表します。

2倍 twice
3倍以降  three times, four times etc.
半分 half
3分の一 one third
3分の二 two thirds
4分の一 one quarter
4分の三 three quarters

倍数は、比較級の形容詞 / 副詞の前に置きます。同等比較の場合は、始めのasの前に置きます。例文で確認してください。

この橋はあの橋の2倍(4倍)の長さだ。
This bridge is twice ( four times) as long as that one.
= This bridge is twice (four times) longer than that one
.

彼は彼女の半分しか勉強しなかった。
He studied half as much as she did.

彼は彼女の3倍多くの本を持っている。
He has three times as many books as she does.

その他にも、「5歳年上だ」や「2m長い」と言うときも倍数表現と同じ場所に置きます。

彼は私よりも5歳年上だ。
He is five years older than I (am).

この橋はあの橋よりも50m長い。
This bridge is 50m longer than that one.

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ラテン語からきた形容詞の比較級

ラテン語から派生した形容詞を使うときは、thanではなくtoを使います。このtoは前置詞ですので、名詞をうしろに置きます。この比較級表現のバリエーションは少なく、現在はあまり会話では使われません。代わりに、通常のthanを使った比較級構文が使われます。それでは例文を見てみましょう。

彼は私より5歳年上(年下)だ。
He is five years senior (junior) to me.
= He is five years older / younger than me / I am.


この商品はあの商品よりも優れて(劣って)いる。
This product is superior (inferior) to that one.
= This product is better / worse than that one.

比較級を強調する語

「AよりBのほうがはるかに~だ」と言いたいときは、強調語を使います。これは、比較級の形容詞や副詞の前に置かれます。例文を見てみましょう。

彼は私よりもずっと早く走れる。
He can run much (= far, by far) faster than I do.

彼は彼女よりもなお一層よかった。
He was still better than she was.

彼女の意見の方がわたしのよりもいくらか(やや、すこしだけ)説得力があった。
Her opinion was somewhat (rather, a little) more persuasive than mine.

many more・much moreで名詞の比較級を強調する

「形容詞+名詞」の比較級を強調する場合は、「many more+可算複数名詞」か「much more+不可算名詞」、または「a lot more+名詞」を使います(a lotはやや口語的です)。例文を見てみましょう。

彼は私よりもずっと多くの本を持っている。
He has many (= a lot) more books than I do.

彼は私よりもずっと多くの水を飲む。
He drinks much (= a lot) more water than I do.

また、manyやmuchの場所にsomeや数字を入れることもできます。

彼は私よりもいくつか(3冊)多くの本を持っている。
He has some (three) more books than I do.

彼は私よりもいくらか多くの水を飲む。
He drinks some more water than I do.

よくある質問

英語の倍数表現とは何ですか?

「AはBの~倍の……だ」という表現のことです。2倍はtwice、3倍以降は three times, four times と表します。半分はhalf、3分の1は one third、4分の1は one quarter です。

比較級で倍数表現はどこに置きますか?

倍数は、比較級の形容詞や副詞の前に置きます。同等比較の場合は、始めのasの前に置きます。He has three times as many books as she does. は「彼は彼女の3倍多くの本を持っている」という意味です。

「彼は私より5歳年上だ」は英語でどう言いますか?

He is five years older than I (am). と言います。「5歳年上」のような差は、倍数表現と同じ場所に置きます。He is five years senior to me. という言い方もあります。

superior to のように than の代わりに to を使うのはなぜですか?

ラテン語から派生した形容詞の比較では、thanではなくtoを使うからです。このtoは前置詞なので、後ろに名詞を置きます。This product is superior (inferior) to that one. は This product is better / worse than that one. と同じ意味です。現在はあまり会話では使われず、thanを使う形が使われます。

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