英語の文法:私、あなた、彼、彼女は~でない、ですか?

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ここでは、「(人、物)は~でない」と、「(人、物)は~ですか?」という文章を英語で表現します。どれも英語の基本的な文章ですので、ここでしっかりと学習して使いこなせるようになりましょう。

「~でない」という文章は、否定文と呼ばれます。「~ですか?」という文章は疑問文と呼ばれます。一方、「~である」という文は肯定文と呼ばれます。

目次

否定文

主語+動詞+not+冠詞+名詞

まず、否定文の例を見てみましょう。

私は生徒ではない
I am not a student.

このように、語順は「主語+動詞+not+冠詞+名詞」となります。名詞には、数えられる名詞と数えられない名詞の2種類があります。数えられない名詞には、例えば水(water)や砂糖(sugar)などがあります。

もし、冠詞の後の名詞が母音(a, i, u, e, o)から始まる場合、「an」を使います。たとえば、卵は「an egg」となります。

主語+動詞+not+形容詞

名詞の位置に形容詞が来る場合、前には原則冠詞をつけません。形容詞とは、状態を表す単語を指します(寒い、うれしい、怒っているなど)。以下の例文を見てみましょう。

私は眠くない。
I am not sleepy.

主語+動詞+notの短縮形

否定文には、短縮形が2パターンあります。この形は、日常英会話で頻繁に使われますので、何度も音読をしていつでも口から出てくるようにしましょう。以下が、短縮形のパターンです。

パターン1パターン2
I’m not無し
あなたYou’re notYou aren’t
He’s notHe isn’t
彼女She’s notShe isn’t
人名、物の名前(人名)‘s not(人名) isn’t

疑問文

動詞+主語+冠詞+名詞?

疑問文の場合は、肯定文や否定文と異なり、主語と動詞の順序が入れ替わります。例文で確認してみましょう。

私は生徒ですか?
Am I a student?

このように、「Am」と「I」の順序が入れ替わります。以下の例文で、肯定文や否定文と比べてみましょう。

I   am      a  student.  (肯定文)
I   am  not  a  student.  (否定文)
Am  I       a  student?  (疑問文)

このように、主語と動詞を入れ替えるだけで簡単に疑問文を作ることができます。なお、疑問文で は、「I」が文中にあるにも関わらず大文字が使われています。この単語に関しては例外で、文頭でなくても大文字になります。それ以外の単語「you, he, she」は、文中では小文字になります。

またスピーキングでは、肯定文や否定文では語尾のイントネーションが下がります。一方、疑問文の場合は語尾が上がって発音されます。ただし、イギリス英語の場合は、疑問文であっても語尾を上げないで喋ることが多いです。

疑問文の応答の仕方

疑問文に対しての応答の仕方は、以下の例文のようになります。

彼は生徒ですか? はい、そうです。 / いいえ、そうではありません。
Is he a student? Yes, he is. / No, he is not.

このように、YesまたはNoの後には(,)コンマをつけます。その後は肯定文と否定文と同じ語順です。ただし、「Yes, he is」や「No, he is not」の後に、「a student」と付け加える必要はありません。応答の文で「a student」と言わなくても、質問をした相手は「生徒について話している」と分かっているからです。

疑問文の主語と応答の文の主語が変わる場合

疑問文の主語によって、その後の主語が変わる場合があります。このようなことが起こる主語は、疑問文が「私、あなた、人名、物の名前」の場合です。それ以外の主語では、応答の文章で主語の変化は起きません。例文で確認しましょう。

あなたは幸せですか? はい、(私は)幸せです。
Are you happy? Yes, I am.

私は魔法使いですか? はい、(あなたは)そうです。
Am I a wizard? Yes, you are.

メアリーは学生ですか? はい、(彼女は)そうです。
Is Mary a student? Yes, she is.

この電車は速いですか? はい、(それは)速いです。
Is this train fast? Yes, it is.

※疑問文の主語が「物の名前」の場合、応答文の主語は「it」となります。

彼(彼女)は従業員ですか? はい、(彼、彼女は)そうです。
Is he (she) a worker? Yes, he (she) is.

このように、疑問文の主語によっては応答文の主語が変化します。初めのうちは、相手に質問をされたときにつられて同じ主語を使ってしまいがちです。一人で疑問文と応答文を作る練習をし、主語を変える訓練をするのが効果的です。

応答文の短縮形

否定文の応答に対しては、短縮形を使うことができます。これは、上記で説明した短縮形のパターンと同じです。

彼女は怒っていますか? はい、怒っています。/ いいえ、怒っていません。
Is she angry? Yes, she is. / No, she’s not. (または)No, she isn’t.

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