ここでは、さまざまな強調の用法について学習していきます。
強意語句による強調
・形容詞・副詞の強調
これはveryと同類の語と考えてよいです。強意語句の後ろにくる副詞や形容詞によって使われる単語が変わってきますので、コロケーションとして覚えておくとよいでしょう。
awfully hot
= very hot
とても野心的な
highly ambitious
= very ambitious
とても難しい
extremely hard
= very hard
・比較級・最上級の強調
比較級を強めるときは、a lot, even, far, much, stillなどが使われます。また、くだけた会話ではa lotやwayが使われます。例文を見てみましょう。
I can do a lot better.
彼は私よりずっと賢い。
He is much smarter than I am.
最上級を強めるときは、the+最上級の前にmuch, far, by farなどが使われます。
He is far / by far the smartest in this class.
また、最上級の後ろに関係代名詞をつけて強調する方法もあります。これは日常会話でよく使われる用法です。この場合、関係詞はthatを使い、関係詞節の中にeverを入れます。また、時制は現在完了形と一緒に使われることが多いです。
She is the most beautiful girl that I have ever met.
この料理は過去10年間(食べてきた中)で一番おいしい。
This is the most delicious dish that I have ever had for the past ten years.
・疑問詞の強調
疑問詞の直後にever, in the world, on earthなどをつけて、疑問詞を強調することができます。
What ever (= Whatever) were you doing?
これはおもに女性が使います。
なぜそんなことを言ったんだ?
Why in the world / on earth did you say that?
また、くだけた会話ではthe hellなども使われます。the hellを和らげた表現として、the heckもよく使われます。
What the hell / the heck are you doing?
・再帰代名詞の強調
強調したい名詞や代名詞の直後に再帰代名詞を置きます。例文で確認してください。
She is happiness itself.
・同一語句の繰り返しによる強調
同じ単語をandで結んで強調する用法です。
She read the letter again and again.
彼はゴールに向かってひたすら走った。
He ran and ran toward the goal.