助動詞は、会話でも文章でも頻繁に使われる品詞です。一般動詞の前に置かれ、「可能(出来る)、意志(するつもりだ)、推量(だろう)」などを表すことができます。
ここでは、以下の助動詞を学習していきます。
need
dare
shall
can
may
used to doとwouldの用法
これは両方とも、「(過去において)よく~したものだった」という意味を表します。ただ、wouldはlikeやbe動詞などの状態動詞と一緒に使うことはできません。wouldはoftenとよく一緒に使われます。
I would often go to the park with her.
私はかつて看護師でした。
I used to be a nurse.
以前そこには大きな家がありました。
There used to be a big house there.
needの用法
・現在のことについて言及する場合
この用法はやや硬めで、おもにイギリスで使われます。
You need not talk about it.
= You don’t have to talk about it.
それをする必要がありますか? はい、あります。 / いいえ、必要ありません。
Need I do that? Yes, you must. / No, you need not.
・過去のことについて言及する場合
この用法には2種類あり、「didn’t need (= have) to」と「need not have+過去分詞」です。それぞれのニュアンスの違いは以下の通りです。
I didn’t need (= have) to attend the meeting.
私は会議に出席する必要がなかったのに(実際は参加した)。
I need not have attended the meeting.
dareの用法
「あえて~する」という意味です。助動詞でも使えますが、一般動詞としても使えます。その場合、後ろにto不定詞を置きます。
She dare do that. (助動詞)
= She dares to do that. (一般動詞)
彼女はそれをあえてしない(する勇気がない)。
She dare not do that.
= She doesn’t dare to do that.
彼女はそれをあえてした。
She dared do that.
= She dared to do that.
彼女はそれをあえてしなかった(する勇気がなかった)。
She dared not do that.
= She didn’t dare to do that.
彼女はあえてそれをしますか?
Dare she do that?
= Does she dare to do that?
彼女はあえてそれをしたのですか?
Dared she do that?
= Did she dare to do that?
慣用表現で、「How dare you~?」を使うと、 「よくも図々しく~ができるものだな」という意味になります。
How dare you tell her such a thing.
shallの用法
shallは現在はあまり使われませんが、本や映画等ではたまに出てきますので、基本的な用法を覚えておきましょう。
・未来時制の用法
I shall come to you tomorrow.
・話し手の意思
I shall never forgive you.
そんなに遅くなりません。
I shan’t (= shall beの短縮) be late.
・主語が2人称・3人称の場合
この用法は、対等以上の人に使うと失礼な言い方になります。現在はあまり使われません。
You shall have this gold.
= I will give you this gold.
彼に連絡をさせます。
He shall call you.
= I will have him call you.
canとmayの慣用表現
・cannot help ~ing 「~せざるをえない」
I couldn’t help giving it up.
・cannot ~ too 「いくら~してもしすぎることはない。」
You cannot be too careful about your health.
・may well 「~するのももっともだ」
He may well get angry about it.
・may as well 「(他に良い選択肢がないから)~したほうがいいだろう」
We may as well go home.
・may as well ~ as 「……するくらいなら~したほうがましだ」
I may as well live alone as live with him.