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ここでは、日常英会話でよく使われる「動詞+to+動詞の原型」のフレーズと、簡単な助動詞(can, must)を解説していきます。「to+動詞の原型」は、to不定詞とも呼ばれます。動詞の原型とは、likesやwantsのように変化した形ではなく、likeやwantなどといった、変化しない元の動詞の形を言います。
以下のフレーズは、日常英会話で頻繁に使われます。
このtoは、「forやatなどの前置詞」ではなく、to不定詞と呼ばれるものです。そのため、toの後ろに名詞ではなく、動詞の原型がきます。to不定詞については、上のレベルでさらに詳しく学習していきます。今のところは、上の4つのフレーズをそのまま暗記してしまいましょう。
主語がheやsheなどといった3人称単数形の場合、want, need, haveは以下のように変化します。
この場合は、haveだけが不規則変化しますので注意しましょう。
それでは、以下で例文を作ってみましょう。
私はテニスをしたい。
I want to play tennis.
彼は宿題をすぐにやる必要がある。
He needs to do his homework at once.
「宿題をする」のコロケーションは、「do+人の所有格(my, your, herなど)+homework」です。コロケーションとは、相性が良い単語同士のかたまりを指します。homeworkに関しては、動詞はdoでありmakeやtakeなどとは言いません。
彼らは明日フランスに行くつもりだ。
They are going to go to Frane tomorrow.
私は通訳者になりたい。
I want to be an interpreter.
動詞の原型がbe動詞の場合は、beとなります。
否定文の場合は、以下の語順となります。
have toは否定文になると、need toと同じく「~する必要はない」という意味になりますので注意しましょう。
私は火曜日にそこに行かないつもりだ。
I’m not going to go there on Tuesday.
あなたはそれをする必要はない。
You don’t need (= have) to do it.
彼女は会社に行きたくなかった。
She didn’t want to go to the company.
語順は一般動詞、be動詞の疑問文の語順と同じです。
それでは、例文で確認してみましょう。
あなたは明日ベトナムを訪れるつもりですか? はい、そうです。 / いいえ、違います。
Are you going to visit Vietnam tomorrow? Yes, I am. / No, I’m not.
「Are you going to~?」の場合、応答文の動詞は上記のようにbe動詞にしましょう。
あなたは、昨日何をしなければならなかったのですか?
What did you have to do yesterday?
確信、義務、強制、可能、許可などを表す動詞を助動詞(canやmustなど)といいます。助動詞は、一般動詞だけでは表現することができない概念を表すことができます。例文を見てみましょう。
このように、助動詞は一般動詞の前に置きます。そして、一般動詞は動詞の原型にします。そのため、主語がsheやheなどの3人称単数でも、動詞の形は変化しません。
canは「~できる、~してもよい」といった可能、許可を表すことができます。
あなたはそれを食べていいですよ。 (許可)
You can eat it.
mustは義務、強制を表します。例文で確認しましょう。
これら2つは、どちらとも「~しなければいけない」と訳されます。しかし、mustは主観的、have toは客観的に考えて「~しなければいけない」という意味になります。
つまり、mustは「(自分が思うに)あなたは~をしなければならない」というニュアンスです。一方、have toは「(状況から考えて)あなたは~をしなければならない」というニュアンスになります。例文を見てみましょう。
私は今この仕事をしなければならない(期限がもうすぐだから)。
I have to do this work now.
主語がYouの時に使うときは、mustよりもhave toの方が柔らかいニュアンスになります。逆に、mustを使うとやや威圧的な印象を与えます。
助動詞の否定文は、一般動詞の否定文で使われるdo (does)を助動詞に変えるだけです。例文を確認しましょう。
私はサッカーができません。
I can not play soccer.
彼は煙草を吸ってはいけない。
He must not smoke.
mustが否定文に使われると、強い否定となります。一方、「do not have to」を使うと「~しなくてもよい」となり、柔らかいニュアンスとなります。
日常英会話でよく使われる短縮形は、以下の通りです。
これも否定文と同じく、do (does)を助動詞に変えるだけです。応答文でも動詞は助動詞に変えます。例文で確認しましょう。
あの子供は一人で学校に行かなければなりませんか? はい、そうです。 / いいえ、その必要はありません。
Must that child go to school alone? Yes, he must. / No, he doesn’t have to.
mustの応答文では、Noの時は「do not have to」とします。