最近では、海外転勤をする機会がますます増えています。そのため、現地の人と英語で意思疎通を問題なく取れるよう準備しなければいけません。
現状は、ネイティブと満足のいく会話をすることができず、通訳者を介してコミュニケーションをすることも多いようです。もちろん、通訳者がいれば「英語で話す」という労力は必要ありません。自分の伝えたい内容を考えるだけで済みます。
しかし、より上のキャリアを目指す方は、ぜひ「通訳者なしでネイティブと会話をできるレベル」を目指してください。このレベルが、当サイトの目標です。
最低でも中3レベルの英文法を使いこなせるようにする
海外転勤が始まる前に、最低でも中3レベルの文法力は身につけておきましょう。これだけの文法力があれば、必要最低限のことは表現できるようになります。ネイティブの会話の約半分は、中3レベルの文法しか使っていません。
高校英語になると文法が複雑になります。使いこなせるようになるまではかなりの時間がかかりますが、中3レベルであれば文法はそれほど複雑ではありません。練習をすることによって、いったん感覚をつかんでしまえばすぐに使いこなすことができます。
しかし、理想は大学受験レベルの文法力を身につけることです。中3レベルの文法では、会話でよく使われる「仮定法や分詞構文など」を取り扱っていないからです。ネイティブは高校英文法レベルの表現を、特にビジネスにおいて頻繁に使います。
自分の考えを伝えるだけではなく、相手の英語を十分に理解するためにも、ぜひ大学受験レベルの英文法を完璧にしておいてください。
単語は最低でも3000語覚える
単語力ですが、約3000語覚えてしまえば最低限のことは表現可能です。市販で売られている英和辞書や英英辞書を見ても、3000語を基本単語としています。「3000語」と聞くと気が遠くなってしまいますが、当サイトの文法セクションやスピーキングセクションで勉強する中で、自然に語彙力は増えていきます。
当サイトが用意してる単語セクションの中に収録されている単語も、上の2つのセクションに出てくる単語ばかりです。同じ単語に出会う頻度も高くなり、その結果自然に覚えてしまいます。
こういったことを考えると、単語3000語の暗記はそれほど苦もなく覚えることができます。更に上を目指したい方は、単語の暗記作業を継続してください。約12000語覚えれば、英字新聞などもスラスラと読めるレベルになっているはずです。また、12000語はTOEIC900点以上や英検1級にも合格できる語彙力です。
単語を覚える際は、必ず語法とコロケーションを意識してください。語法とは、単語を使う上でのルールとなります。たとえば、「~に満足している」はhappy withといったように、前置詞のwithを使うと決まっています。これがhappyの語法です。
一方、コロケーションとは単語と単語の相性のよいつながりを指します。たとえば、「古くなったパン」はstale breadであり、old breadとは言いません。語法とコロケーションについてのより詳しい説明は、下記のリンクで学習してください。