英語の文法:接続詞(譲歩、条件、接続副詞)

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ここでは、譲歩や条件の意味を持った接続詞、そして接続副詞について学習していきます。どれも会話で使われるものなので、ここでしっかりと暗記してしまいましょう。

目次

譲歩の意味を持つ接続詞

まずは譲歩の意味を持つ接続詞を見ていきましょう。これにはalthoughとthoughの2つがあります。

although / though

意味は「~だけれども」となり、thoughはやや口語的な表現となります。例文を見てみましょう。

私は試験に合格したが、 満足していなかった。
Although / Though I passed the exam, I was not happy with it.
= I was not happy with it although / though I passed the exam.

私はご飯を沢山食べたが、まだお腹がすいていた。
Although / Though I ate a lot of food, I was still hungry.
= I was still hungry, although / though I ate a lot of food.

接続詞の場合、上のようにメインの文章(主節と言います)の前後にAlthough / Thoughを含んだ文章を持ってくることが可能です。

条件の意味を持つ接続詞

条件を表す接続詞では、as long as / so long asを見ていきましょう。

as long as / so long as

意味は「~である限り / ~ならば」となります。会話では、so long asよりもas long asのほうがよく使われます。例文を見てみましょう。

役に立つ本であればどんな本でも結構です。
As long as / So long as it is useful, any book will do.
※doは動詞で、「事足りる / 間に合う」という意味です。

あなたがそれを終わらせるならば、あなたに秘密を教えよう。
I’ll tell you about the secret as long as / so long as you finish it.

ちなみに、as long asに似た接続詞にas far as / so far asがあります。意味は「~の限り」となり、ある事柄の制限や範囲を表す表現です。会話では、As far asのあとにくる「主語+動詞」とセットで、1つの決まり文句として使われることが多いです。

私が知っている限りでは、彼は事業で失敗した。
As far as / So far as I know, he failed in the business.

見る限りでは、彼は疲れてそうだ。
As far as I / So far as I see, he looks tired.

聞いた限りでは、 彼女は彼と婚約したそうだ。
As far as / So far as I heard, she got engaged to him.

私に関する限りでは、その結果に満足している。
As far as / So far as I’m concerned, I’m happy with the result.

接続副詞

接続詞の働きを持った副詞を接続副詞と言います。これは通常の接続詞と同じくうしろに「主語+述語」からなる文章を置くことが可能です。

ここでは、alsoとthen, besides, moreover, however, so, therefore, for example, for instanceを見ていきます。

also, then, besides, moreover, however, so, therefore, for example, for instance
それぞれ意味は以下のようになります。

・also (また / そして)
・then (それから)
・besides (さらに / しかも / その上)
・moreover (さらに / しかも / その上)
・however (しかし)
・so / therefore (なので)
・for example / for instance (例えば)

それぞれの接続副詞を例文で確認してみましょう。

塩を取ってください。 後砂糖も少々必要です。
Pass me the salt, please. Also, I need a little sugar.
※alsoは基本的に、後ろにコンマを付けます。

お風呂に入って、それから寝ます。
I’ll take a bath; then I’ll go to bed.
※thenは基本的に、前にセミコロン(;)を付けます。

彼はヘアースタイルを変え、さらには洋服も変えました。
He changed his hairstyle; besides, he changed his clothing, too.
He changed his hairstyle; moreover, he changed his clothing, too.
※基本的にbesidesとmoreoverの前にはセミコロン(;)をつけ、後ろにコンマをつけます。

彼女はとても眠かったが、勉強し続けた。
She was very sleepy; however, she kept studying.
※基本的にはhoweverの前にセミコロン(;)をつけ、うしろにコンマを付けます。

雨が降っていたので家にいた。
It was raining, so I stayed at home.
It was raining; therefore, I stayed at home.
※soは前にカンマをつけます。一方、thereforeのときは前にセミコロン(;)、後ろにカンマを付けます。

彼にはイライラする。例えば、彼はいつも夜いびきをかいています。
He is annoying. For example, he is always snoring at night.
He is annoying. For instance, he is always snoring at night.
※基本的にはfor example / for instanceのあとにカンマを付けます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここで紹介した接続詞または接続副詞はどれも会話で非常に使われるものばかりです。そのため、何度も例文を音読&暗記して会話の中でスラスラと使えるように練習をすることが大切です。

接続副詞に関してはコンマやセミコロンのルールなどがありますが、特にライティングではこの規則に注意をして英文を書くように心がけましょう。

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