スピーキングやライティングの上達に学校で習う文法知識は必要か

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英語を学習する人の9割は、学校で勉強したような文法学習を嫌います。そして、もっと気楽に英語力を身につけるためのノウハウを求めて多くの本を購入したり、英会話スクールを転々とします。

ただ、文法知識を身につけなければ、必ずある場所で行き詰まります。確かに日常会話は短いフレーズが多く、また決まり文句でほとんど言いたいことを網羅できます。そのため、同じ表現を使いまわせば、次第に口から流暢にでてくりょうになります。

また、ライティングでも友人間でのEメールやチャットなどであれば、日常会話と同じような短い文章や決まりきったフレーズだけで事足ります。

もし簡単なコミュニケーションが最低限できればよいと考えるのであれば、それほど文法知識は必要ありません。しかし、ネイティブとより深い会話を楽しみたい、またはビジネスで通訳なしで仕事ができるようになりたいのであれば、文法の勉強は必須です。

目次

文法知識があれば自分で英文を応用できる

あなたは、動名詞とto不定詞の名詞的用法の違いを知っていますか。この2つにはたった1つの異なる点があり、これを知るのと知らないのとでは、英語表現の幅に大きな差が生まれます。

正解は、前置詞のうしろには動名詞を置けるが、to不定詞の名詞的用法ではそれが不可能であるです。以下に例文をあげます。

私は、息子が毎月お金を使いすぎることに対して不満を言っている。
I’m always complaining about my son spending too much money every month.

上記の例文では、aboutという前置詞のうしろに動名詞であるspendingを置いています。前置詞のあとには必ず目的語が必要であり、その品詞は名詞である必要があります。こういった理由から、spendという動詞を名詞化して、spendingという動名詞を使っています。

ただ、前置詞の目的語にto不定詞の名詞的用法を持ってくることはできません。たしかにto不定詞は名詞の役割も果たすので、目的語に名詞を置くことは可能です。ただ、前置詞のうしろの目的語には置けないという例外的なルールがあります。

もしこういった知識が欠如していると、aboutのうしろをto spend too much moneyとする恐れがあります(実際にこのように言っている日本人は何人かいました)。

このように、動名詞とto不定詞の名詞的用法を理解していると、上記のような英文を正しく作ることが可能です。「ネイティブに直してもらわなければ正しい英語を話せない」と考える人が大半ですが、実際はそのようなことはありません。

いきなり文法書を購入せず、中1レベルから基礎を身につける

もし文法知識が全くないのであれば、中1レベルからしっかりと学習し直してください。各文法をバラバラに学習しても、効率的な勉強はできません。

たとえば、動名詞を使いこなすためには、そのための基礎知識が必要になります。動名詞は名詞の仲間ですので、名詞は英文のどこに置くことができるのかを知ることが、動名詞を自在に操るための鍵となります。

ちなみに、名詞は品詞と呼ばれるものであり、品詞は他にも動詞や形容詞、副詞などがあります。こういった基本的な知識をしっかりと頭にインプットすることが大事です。

「英語の文法は難しい」と思われることが多いです。ただ、1から正しい順番で学習していけば、必ず文法をマスターすることは可能です。

しかし、文法をただ知っているだけでは、それをいつでも瞬時に使いこなすことはできません。文法を知っていることと、瞬間的に口から英語を出せるのには雲泥の差があるからです。こういったギャップを少しでも狭めるためには、日々英語を話す、または書く努力をすることが大切です。


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