英語の文法:関係副詞の基礎、作り方

ここでは、関係副詞を学習していきます。関係代名詞と混同する人も多いですが、しっかりと理論を学んで使い分けができるようになりましょう。

 関係副詞(when, where, how, why)

関係代名詞を使うときの関係詞はwhich, who, whoseを使います。一方、関係副詞を使うときの関係詞はwhen, where, how, whyを使います。これら4つは全て副詞であり、関係代名詞と違って関係詞に前置詞を含みます。下の例文を見てみましょう。

彼が住んでいる家
the house which he lives in (関係代名詞)
the house where he lives (関係副詞)
whereには前置詞のinを含みます。

関係代名詞の場合は、先行詞であるthe houseが名詞としての役割を果たします。上の文を元に戻すと以下のようになります。

He lives in the house.
これを関係代名詞にするときは、the houseを文頭に持ってきてそのあとにwhichをつけ、後の単語(he lives in)はそのまま後ろにつけます。そのため、the house which he lives inとなります。

ところが関係副詞の場合は、whereが副詞なので前置詞のinをつける必要がありません。そのため、下のようにlivesで文章を終わらせることができます。

the house where he lives
では、下の例文でほかの関係詞を使った関係副詞も見ていきましょう。

彼が亡くなった年。
the year when he passed away.
= the year which he passed away in.
pass awayはdieよりも間接的な言い方です。

私のペットが突然いなくなった理由
the reason why my pet is gone all of a sudden.
all of a suddenで「突然」という意味です。

whyを使った関係副詞は決まり文句のように使われ、the reason whyで1つのかたまりとして覚えておくとよいでしょう。

彼が行った方法
the way he did
= how he did
howの場合は特殊で、the way howとは言えずthe wayかhowのどちらか一方を使って表します。

  thatへの言い換え

関係代名詞のときと同じく、関係副詞の関係詞は全てthatに言い換えることが可能です。そして、thatは省略可能です。例文を見てみましょう。

最後彼に会った時
the last time (that) I met him

あなたが行きたいところはどこでも
anywhere (that) you want to go

あなたがそれをした理由
the reason (that) you did it

彼が行った方法
the way (that) he did

 関係副詞が主語にくるときに気をつけるべき点

関係副詞を主語として使うときは、関係代名詞のときと同じように「動詞の単数形を使うか複数形を使うか」に気を付けましょう。例文で確認しましょう。

彼らが滞在した家は1990年に建てられた。
The house where they stayed was built in 1990.
主語
the houseが単数形なので、動詞もwasと単数形にします。theyに合わせてwereとしてはいけません。

彼がそんなに沢山の教科書を売った理由は、もうそれらを読まないからです。
The reason why he sold so many text books is because he won’t read them any more.
主語

「~の理由は……だからだ」の構文は、「The reason why 主語+動詞 is because 主語+動詞」です。booksにつられてそのあとの動詞でareと言ってしまいがちです。しかし、メインの名詞はthe reasonという単数形なので、動詞はisとなります。

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