ここでは、前置詞と共に使われる関係代名詞とwhomについて学習していきます。この使い方ができない人は多いので、理論をしっかりと学んでライティングやスピーキングで使えるようにしましょう。
この文法は、特に雑誌や新聞などで見かけることが多いです。また、フォーマルなスピーチでも使われますので、少なくとも読んだり聞いたりして理解できるようになっておくことが大切です。
前置詞+関係代名詞
まず、基本的な関係代名詞の例文を見てください。
The woman who he was talking to
この英文は、会話でも頻繁に使われる関係代名詞の使い方です。この前置詞のtoは、whoの前に持ってくることが可能です。以下のようになります。
このように、前置詞を関係詞の前において表現することも可能です。「前置詞+関係代名詞」の語順は、前置詞がうしろに置かれるパターンと比べて硬めの表現となりますので、フォーマルなスピーチや書き言葉でよく使われます。
whomについて
whom は目的格の関係代名詞のみに使うことができ、whoと比べて硬い表現です。例文を見てください。
The girl whom (= who) I like
しかし「前置詞+関係代名詞」の場合はwhoは使えず、whomのみとなります。この形は、非制限用法にも使えます。
Sam, to whom I was talking yesterday, looked sick.
whoseとof which
whoseとof whichは、以下のように書き換え可能です。
the house whose roof is red
= the house the roof of which is red
2番目の文章は、the houseとthe roof of it (= the house) is redが組み合わさった形となります。これは、主に書き言葉で使われます。
前置詞+関係代名詞の説明は、これで以上です。慣れないうちは、語順がややこしいのでなかなか使いこなすことができません。そのため、音読などをして語順を体にたたきこむことが重要となります。