英語を学ぶ目的が決まったら具体的な目標設定をする

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英語学習では、最初に英語を学ぶ目的を明確にしなければいけません。なぜなら、語学学習は成果が表れるまでに時間がかかるからです。「なぜ英語を勉強する必要があるのか」、「英語を学んでどうしたいのか」などを明確にしない限り、英語を学ぶ上で避けられない日々の単調な暗記作業をとても乗り越えることはできません。

そして、英語を学ぶ目的を明確にしたあとは目標設定をしていきます。ここでは、目標設定の仕方について解説をしていきます。これを行うことで日々の勉強を計画的に行っていき、確実に英語力をあげられるようにしていきます。

目次

目標設定のやり方

例えば「1年後にTOEICで900点以上を取る」ことを目標にするとしましょう。それを達成するために何をしていけばよいかを逆算していきます。「半年後までに何をするか、1か月後までに何をするか、1週間後までに何をするか」というように逆算をしていき、最終的には「今日何をするか」まで落とし込んでいきます。

例えば「1年後の試験までに単語を5000語覚える」としましょう。もしこれを、ただ漠然と「5000語暗記する」と目標設定したならば達成することは困難でしょう。

最初の1週間はコツコツと単語を覚えていても、だんだんと「今日はやらなくていいや」と思ってきます。そして試験直前になり、結局1000語も覚えていないということが多々起こります。

こういった状態に陥ることを防ぐため、「1年後で5000語暗記するために、半年後までに何個覚えるか、今日は何個覚えるか」まで落とし込むことが重要になります。5000語を365日で割ります。すると、1日に約14語覚えればよいことになります。

私の場合は、単語を暗記できない日もあることに備え、1日30語覚えるようにします。それが決まったら、あとは日々ひたすら30語を暗記するのみです。このようにしていけば目標達成できる確率は大幅に上がります。

当時の私は毎日6時間英語を勉強しており、日々の学習プランを以下のようにしていました。

  • 文法別例文音読、暗記を50文
  • 口語表現音読、暗記を20文
  • 単語暗記を30個
  • 自分の身の回りのことを英語で話す練習を30分
  • リスニングを1時間
  • リーディングを1時間

このような学習プランを1年間続けました。その結果、日常英会話は問題なくこなせるようになりました。それから約1年後にTOEICは900点を越え、英検1級を取得しました。それからさらに1年後には、通訳者として活躍できるまでになりました。

人によっては、「上のような学習を毎日続けることはできない」という人もいることでしょう。その原因の1つに、冒頭で述べたように「英語を学ぶ目的を明確にしていない」ことがあります。これは、目標を設定する以前の話です。

英語を学ぶ目的は人それぞれです。私は通訳者になることが目的でしたので、上記のような学習を毎日しても苦にはなりませんでした。

まとめ

このように、英語を勉強し始める前に「なぜ英語を学ぶ必要があるのか」を明確にし、そのための目標設定をすることが大事です。他人と比べず、あなた独自の目標設定をしてください。そうすれば、英語学習を挫折する確率は大幅に減ります。

このようにして、日々やるべきことを着実にこなして目標を達成していきましょう。日々の学習が習慣化すれば、上記のような勉強が当然のようになってきます。そうなれば、よほどのことがない限り英語学習をやめることはなくなるでしょう。

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