ここでは、名詞と動詞、または名詞と形容詞の見分け方について学習していきます。英文を正確に読む上でとても重要となりますので、しっかりと理屈を理解しましょう。
名詞と動詞の見分け方
まずは、以下の例文を和訳してください。
She stayed in Japan for a short time.
これらの文章は、どちらも「彼女は日本に短期間だけ滞在した」という意味です。しかし、英文では違う表現方法となっています。どちらの文章にもstayが使われていますが、一文目のstayは名詞です。
これは、前にmadeという動詞が使われていることと、a shortという冠詞+形容詞の後ろにstayが置かれていることから名詞であると分かります。
一方、二文目は動詞となります。これは、Sheという主語のすぐあとにstayedが来ていること、またstayのうしろにedがついていることからこれは動詞であることがわかります。
上の文章では、stayは名詞でも動詞でも「滞在(する)」という意味になります。一方、名詞で使われるか動詞で使われるかで意味が異なる単語もあります。例文を見てみましょう。
Bad news travels fast. 「悪い知らせは早く伝わる」
1文目は名詞で「旅行する」という意味ですが、2文目は動詞として使われ、「伝わる」という意味になります。
名詞と形容詞の見分け方
名詞の見分け方は前述した通りです。一方、形容詞の見分け方は文章中で補語としての役割を果たしている語、また名詞の前に置かれてその名詞を修飾している語は形容詞となります。例文を見てみましょう。
There is a good guy at the door. 「ドアのところに良い男がいる」
一文目のgoodは名詞です。「~がある」というThere is構文が来たら必ず後ろに名詞が必要となり、goodの後にnoという形容詞が置かれているからです。
一方、二文目のgoodはguyを修飾しているので、形容詞となります。
・名詞+名詞の場合
まずは下の英文を見てください。
accident「事故」は名詞ですが、trafficの品詞は何でしょうか。これは形容詞ではなく、名詞です。つまり、「名詞+名詞」の言い方となります。他にも、「世界記録」the world recordなどがあります。