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このセクションでは名詞の種類を学習していきます。どれも非常に重要なのでしっかりとマスターしましょう。
英語の名詞は、日本人にとってやっかいな品詞です。数えられる名詞(可算名詞)、数えられない名詞(不可算名詞)や、単数・複数形といった日本語には存在しない概念を覚えなければいけないからです。
特に、スピーキングやライティングでは、正しい用法を覚えていなければ正しい英文を作れないいわゆるブロークン英語(支離滅裂な英語)となってしまい、ネイティブを混乱させる原因になりかねません。
「覚えるべき名詞のルールがたくさんある」と意気消沈してしまいそうですが、英語学習者はこれらは乗り越えなければいけない壁なのです。私はこの名詞の学習を軽視し、スピーキングやライティングなどで適当に名詞を使っている人たちを数多く見てきました。
確かにこれらを間違えたとしても、意思疎通に大きな支障はありません。しかし、「英語を使って微妙なニュアンスを表現できるようになりたい、または日本語並みに自由自在に話せるようになりたい人」はこれではいけません。
英語を使った仕事をする方や通訳、翻訳者などといった言葉のプロを目指す人にとっては、これらは完璧にマスターする必要があるのです。
最初のうちは1つ1つの名詞の正しい使い方を辞書で調べるのに時間がかかってしまい、1つの英文を作るのに多大な時間がかかってしまいます。しかし、よく使われる名詞は何度も辞書で調べていくうちに自然と正しい用法を覚えてしまうものです。
そのレベルに達すれば段々と楽になっていき、正しい英文もスラスラと作れるようになっているでしょう。その積み重ねが、中級者と上級者の分かれ目になっていきます。それでは、以下でさまざまな名詞の種類を解説していきます。
これは会話で頻繁に使われる用法です。ある名詞について、一般的な概念や、ある種類全体を述べるときにこの用法を使います。具体的な例で確認しましょう。
そのリンゴは酸っぱい。
The apple is sour.
それらのリンゴは酸っぱい。
The apples are sour.
リンゴ(というものは一般的に)は甘い。
Apples are sweet. (総称)
私はミカンが好きだ。
I like oranges. (総称)
私は女子と話すのが苦手だ。
I’m bad at talking to girls. (総称)
ペンギンは可愛い動物だ。
Penguins are cute animals. (総称)
この総称用法は「the+単数形」や「a+単数形」で表すこともできますが、これについては上のレベルで学習していきます。
いくつかの同じ種類が集合した名詞のことを集合名詞と言います。以下の例文で見てみましょう。
スタッフたちは忙しそうだった。
The staff was busy.
下記のように、つねに複数扱いの集合名詞もあります。
また、不可算名詞として用いられる集合名詞もあり、この場合は常に単数扱いです。
集合名詞は辞書に(集合)と記載されているものが多いので、1つ1つ調べてライティングやスピーキングで正しく使えるようにしましょう。
特定の人または物を表す名詞を固有名詞と言います。
名詞によって、定冠詞のtheを付ける場合とそうでない場合があります。これらは辞書で確認をしましょう。
その名の通り物質に関する名詞で、数えることができない物を指します。そのため、これは通常不可算名詞です。また、一般的な概念を表す場合は無冠詞で表現します。
「いくらか」と限定する場合は、someやmuchやanyなどを使います。
抽象的な概念を表す名詞を指します。これも基本的には不可算名詞扱いです。例文で確認しましょう。
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この仕事は経験が必要だ。
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名詞の種類は以上で全部です。各名詞には他にもさまざまな用法がありますが、これらは上のレベルでさらに学習をしていきます。