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ここでは、二重否定と否定の慣用表現について学習していきます。英語の二重否定は日本人にとって作りにくい文章のため、ここで理屈をしっかりと学習するようにしましょう。
二重否定とは「~しない物(人)はない」というように、否定をさらに否定する文章を言います。日本語にもこういった表現が存在するのと同じように、英語も同様の表現方法をします。
それでは、英語の二重否定の例文を見てみましょう。
このように、1文の中にnobodyとnot eatという2つの否定語句があるものを二重否定と言います。
この二重否定は、スピーキングにおいて日本人が使うには大変発想しにくいです。例えば上記の英文を言いたいとき、下記のように行ってしまうことがよくあります。
これを日本語にすると、「朝食を食べた人はだれもいなかった」となり、本来伝えたいことと正反対に意味になってしまってネイティブに誤解されてしまいます。
このようなミスをなくすためには、発想を変えましょう。私たち日本人がこのような表現を言う場合は、肯定文に直します。すると、文章を簡単に作ることが出来ます。以下の例文で確認しましょう。
食べるものが何もないという人はいなかった。
Nobody had nothing to eat.
= Everybody had something to eat.
彼女に2人の彼氏がいるということは珍しい事ではない。
It is not unusual for her to have two boyfriends.
= It is usual for her to have two boyfriends.
このように、肯定文にすることで会話での間違いを減らすことができ、ネイティブに誤解されずに済みます。
以下に否定語句を含んだ慣用表現を紹介していきます。これらは私達にとって使いにくいものばかりなので、簡単な表現も紹介していきます。
これは日本語から発想しにくい慣用表現のうちの1つです。以下の例文を用いて確認してみましょう。
これを直訳すると、「彼は(いただきます)と言わずにご飯を食べることは絶対にしない」という意味になり、本来の日本語訳とは大きく異なります。そこで、「・・・すれば必ず~する」という本来の日本語に近い英語訳を使うとよいです。
私がよく使うのは、wheneverやanytimeやevery (= each) timeです。これを使って上記の例文をもう一度訳してみましょう。
この表現でしたら日本語から発想しやすく、かつ日本語の語順とほぼ同じなので英文構成が容易になります。
これはこのまま覚えても問題ありませんが、もっと簡単に表現するならonlyを使うとよいでしょう。
この表現もこのまま覚えてしまって問題ありませんが、probablyを使っても表現できます。
この表現では、動詞をing型にする動名詞を使わなければいけません。代わりにwe cannotを使えば、その後に動詞の原型を持ってくることができるので、簡単に表現できます。動詞の原型とは、動詞の基本形のことを指します。例えば、goesやwent、goneの原型はgoです。
become ofはhappen toとしてもよいです。
これはやや使いにくく、日本語の「~でない」につられて「not no longer」と間違えて言ってしまうことがあります。代わりに、「not ~ any longer」や「not ~ any more」を使うとよいです。「not ~ any more」の方が比較的よく使われます。
この表現は、動名詞を使わなければいけないのと、「さっさと」という日本語から即座に「lose not time」を発想できるかが問題です。そこで、かわりに「hurry+to不定詞」を使います。不定詞なら動詞の原型を使えます。わずかではありますが、スピーキングでは動名詞よりも作りやすくなります。
この表現はスピーキングにおいてもかなり使いやすい表現です。not to mentionの後ろには名詞を持ってくることもできますが、その他に文章を持ってくることも可能だからです。以下の例で確認してみましょう。
この表現はやや長めなので、代わりにsoonを使うと簡単に表現できます。