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ここでは、比較級をさらに使いこなすための学習をしていきます。
単数形の名詞を比較級の形容詞と一緒に使う場合は、冠詞の位置に気を付けなければなりません。例文を見て見ましょう。
通常、「面白い本」と言うときはan interesting bookとなります。しかし、比較級の場合は冠詞の位置が変わりas interesting a bookとなります。これは、as(副詞)はinteresting(形容詞)を修飾するので、冠詞より相性が良いためです。英語をそれなりに話せる人でもここはよく間違えるポイントなので、しっかりと覚えておきましょう。
この現象は、優劣比較、劣勢比較でも同じです。例文を見てください。
「AはBの~倍の……だ」という表現を、倍数表現と言います。よく使われる倍数は以下のように表します。
彼は彼女の半分しか勉強しなかった。
He studied half as much as she did.
彼は彼女の3倍多くの本持っている。
He has three times as many books as she does.
その他にも、「5歳年上だ」や「2m長い」と言うときも倍数表現と同じ場所に置きます。
この橋はあの橋よりも50m長い。
This bridge is 50m as long as that one.
ラテン語から派生した形容詞を使うときは、thanではなくtoを使います。このtoは前置詞ですので、名詞をうしろに置きます。この比較級表現のバリエーションは少なく、現在はあまり会話では使われません。代わりに、通常のthanを使った比較級構文が使われます。それでは例文を見てみましょう。
この商品はあの商品よりも優れて(劣って)いる。
This product is superior (inferior) to that one.
= This product is better / worse than that one.
「AよりBのほうがはるかに~だ」と言いたいときは、強調語を使います。これは、比較級の形容詞や副詞の前に置かれます。例文を見てみましょう。
彼は彼女よりもなお一層よかった。
He was still better than she was.
彼女の意見の方がわたしのよりもいくらか(やや、すこしだけ)説得力があった。
Her opinion was somewhat (rather, a little) more persuasive than mine.
「形容詞+名詞」の比較級を強調する場合は、「many more+可算複数名詞」か「much more+不可算名詞」、または「a lot more+名詞」を使います(a lotはやや口語的です)。例文を見てみましょう。
彼は私よりもずっと多くの水を飲む。
He drinks much (= a lot) more water than I do.
また、manyやmuchの場所にsomeや数字を入れることもできます。
彼は私よりもいくらか多くの水を飲む。
He drinks some more water than I do.