英語の文法:冠詞の位置や反復、省略

  • URLをコピーしました!

冠詞は日本人にとって馴染みづらい文法の一つです。これを使いこなすには何年もの練習が必要になります。ここでは、冠詞を置く場所や反復、そして省略が起こるパターンについて解説していきます。ライティングで必要な知識となりますので、しっかりとマスターしてください。

 冠詞の位置

冠詞は普通、後ろに副詞+形容詞+名詞を置きます。

彼はとても幸せな男だ。
He is a very happy man.

 ・such, what, many, half, rather, quite

ところが例外的に、such, what, many, half, rather, quiteが置かれる場合は、冠詞をそれらの後ろに置きます。

とても楽しい時を過ごしました。
I had such a great time.

なんて良い日なのだろうと思った。
I thought what a nice day it was.

多くのファンが彼に会いにきた。
Many a fan came to see him. (強調したいときに使われます)

新宿駅まで30分かかる。
It takes half a hour to get to the Shinjuku station.

ちょっと暑い日だ。
It is rather a hot day.
最近ではa ratherの方がよく使われます。

彼はかなり良い人だ。
He is quite a nice guy.

 ・as, how, so, too

この場合、冠詞は形容詞の後ろに置かれます。例文を見てみましょう。

彼は彼女と同じくらい良い人だ。
He is as nice a guy as she is.

どのくらいの高さの棚が欲しいですか?
How high a shelf would you like?

そんなに怖い話を聞いたことがない。
I have never heard so scary a story.
この場合、such a scary storyの方がくだけた言い方です。

これは彼にとっては高価な時計だ。
This is too expensive a watch for him.

 all, both, double ,twice, halfなど
これらが置かれる場合、theを後ろに置きます。

私は駅までずっと歩きました。
I walked all the way to the station.

その猫たちは二匹とも2歳です。
Both the cats are two years old.

彼は2倍の額を払うよう命じられた。
He was ordered to pay double the amount.

半分の生徒が学校をサボった。
Half the students played truant.

 冠詞の反復

名詞がandやorで結ばれる場合、以下によって反復するかどうかを決めます。

 ・同一のもの、別のものを表す場合

同一のものを表す場合は、冠詞は最初の名詞だけにつけます。一方、別のものを表す場合は各名詞の前につけます。

彼は弁護士でもあり作家でもある。
He is a lawyer and writer.

彼らは弁護士と作家である。
They are a lawyer and a writer.

白と黒ぶちの犬
a black and white dog

白い犬と黒い犬
a black and a white dog

 ・2つのものが1組になっている場合
この場合、最初の名詞にだけに冠詞をつけます。

受け皿つきの茶碗
a cup and saucer

バターつきのパン
a bread and butter

ソーダ割のラム
the soda and rum

例外的に、上記で述べたルールが守られないこともあります。

その弁護士と作家は二人とも仲が悪い。
The lawyer and (the) writer were both on bad terms.

bothという単語が使われているので、2人とも別の人物だということが分かります。

 無冠詞、冠詞の省略

通常の単数普通名詞には、冠詞が付かない場合があります。

 ・家族関係、神、悪魔、季節、曜日、月、呼びかけ、身分、官職、補語として用いられる場合

上記の場合、通常冠詞はつきません。

ママはどこ?
Where is mom?

神 / 悪魔は存在する。
God / Devil exists.

私は冬 / 金曜日が好きだ。
I like winter / Friday.

私は春にアメリカに行きました。
I went to the U.S. in Spring.

私は2004年の春にアメリカに行きました。
I went to the U.S. in the Spring of 2004.
この場合は冠詞が使われます。

おまわりさん助けて!
Officer, help me!

警察だ!
Police!

スミス氏がいらっしゃいます。
Mr. Smith is coming.

彼らはボブをキャプテンとして選任した。
They elected Bob captain.

彼はアメリカの大統領だ。
He is president of America.

江戸時代から変わっていない誰でも実践可能である
普遍的な英語学習法​身につけませんか?

Webセミナーで得られる3つの秘密

Secret #1

英語をマスターするために必ず知っておくべきキーワード10個

Secret #2

日本にとって最も効率的な英会話上達法:TELM式7ステップ

Secret #3

一生英語を習得をできなくするたった1つの誤った思考

江戸時代から変わっていない誰でも実践可能である
普遍的な英語学習法​身につけませんか?

Webセミナーで得られる
3つの秘密

Secret #1

英語をマスターするために必ず知っておくべきキーワード10個

Secret #2

日本にとって最も効率的な英会話上達法:TELM式7ステップ

Secret #3

一生英語を習得をできなくするたった1つの誤った思考

参考になったと思ったらシェアして頂けるとうれしいです
  • URLをコピーしました!
目次