サイトラで英文を頭から理解できる訓練をする

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ここでは、サイトトランスレーションを使ったリーディング学習法について解説します。このトレーニングは、速読力を高める練習法であり通訳トレーニングの1つです。サイト・トランスレーション(sight translation)の訳で、一般的にはサイトラと呼ばれています。

このトレーニングでは、英文を頭から単語のかたまりごとにどんどん訳出していきます。返り読みをしてはいけません。そのため、このトレーニングを続けていけば英語の語順通りにだんだんと読めるようになってきます。

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練習法

では、サイトラの具体的なやり方を解説します。まずは英文を用意します。例として、下記の文章を用います。

The house which he lived in with his parents five years ago is no longer there.

先ずはこの例文をthe houseから右へ右へと目を動かしていきますが、かたまりごとにスラッシュを引いていきます(これをスラッシュリーディングと言います)。このとき、前の文章に戻ってはいけません。返り読みをせず、なるべく英文の語順どおりに理解するようにします。スラッシュの間隔を長くしすぎてしまうと難しくなるので、最初は下のように間隔を狭くします。

The house /  which he lived in / with his parents /  five years ago / is no longer there.

これを頭から訳していくと、以下のようになります。

The house /  which he lived in / with his parents /  five years ago / is no longer there.
その家 / 彼が住んでいた / 彼の両親と / 5年前に / もうそこにはない。

頭から日本語に訳すと、とても奇妙な訳になってしまいます。しかし、言いたいことは理解できるのではないでしょうか。慣れてきたら、スラッシュの間隔を下のようにじょじょに長くしていきます。

The house which he lived in / with his parents five years ago / is no longer there.
その家には彼が住んでいた/ 彼の両親と5年前に/ もうそこにはない。

このように、一度に処理できる単語数を増やしていくことによって、余裕をもって英文を読むことができるようになってきます。その結果、速読力につながっていきます。

まずは精読トレーニングを積むことが大事

この練習に取りかかる前に、必ず品詞分解や文章構造の理解をするといった精読を完璧にできるようになってください。品詞分解ができない人がこの練習法を行っても、区切りの悪いところにスラッシュを引いてしまいがちです。そのため、誤読をしてしまう危険性があります。

こういったことを避けるためにも、まずは精読練習を通して英文を完璧に理解できるようになってください。精読では、返り読みを何度もしても構いません。文章を正確に理解することが目的なので、英文を理解するスピードは気にしないでよいです。

ちなみに、本来のサイトラは声に出しながら行います。英文を見て、それを声に出しながら日本語に訳していきます。これをどんな文章でもスラスラとできるようになれば、同時通訳者になることができます。反対に、日本文を見て口頭で英語に訳していけばスピーキングの練習にもなります。

英文を頭からきれいな日本語に訳していく際は、いかに自然な日本語の文章にしていくかが大事になってきます。それに関しては通訳専用の訓練が必要ですが、当サイトの通訳テクニックのセクションでいくつか紹介しています。

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