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ここでは、前置詞に関する基本的な説明と、スピーキングやライティングで正しい前置詞を使えるようになるための方法を解説します。
「on, at, in, by」などの単語を、前置詞と言います。前置詞は、冠詞や形容詞などと同じく、名詞の前に置かれます。
前置詞の語順は、「前置詞+冠詞、所有格+形容詞+名詞」となります。所有格とは、「his, their, this, those, Taro’s」のような、名詞を修飾する単語を指します。例文で確認しましょう。
英語の世界では、「前置詞6年冠詞8年」と言われています。前置詞を使いこなすためには、それほど長い年月が必要とされます。
多くの人は、前置詞単体だけで暗記しようとします。しかし、それではいつまでたっても前置詞を正しく使えるようにはなりません。前置詞は、必ず他の単語と一緒に使われます。そのため、前置詞を単体で覚えるのではなく、フレーズ単位で覚えることが効果的です。
例えば、「~へ行く」は「go to」となり、「~から来る」は「come from」というかたまりで暗記します。このようにすれば、英語を話しているときに前置詞を考える負荷を減らすことができます。つまり、「go to」というかたまりで覚えてしまえば、「goの後に来る前置詞は何か」を考えなくてもよいのです。
このようにして、これからは1つのかたまりで前置詞を覚えていきましょう。以下で基本的な前置詞を学習していきましょう。
onは「接触」が本来の意味になります。そこから派生して、「~の上に」、「~に掛かって」などといった意味になります。例文で確認しましょう。
その絵画は(その)壁に掛かっています。
The painting is on the wall.
ハチが(その)天井にとまっています。
A bee is on the ceiling.
inは「~の中に」という意味です。この前置詞は、日本語から直訳できますので使いやすい前置詞です。例文を見てみましょう。
私は今パリにいます。
I’m in Paris now.
atはinよりもより範囲のせまい、「ある一点で」というニュアンスです。例文で確認しましょう。
彼は谷原2-3-5に住んでいる。
He lives at 2-3-5 Yawara.
※英語の場合、住所の読み方は日本語と逆になります。
toは「~へ」という到達点を意味します。以下の例文で確認しましょう。
彼はあのドアへ走る。
He runs to that door.
fromはtoと反対の意味を表し、「~から」という起点を意味します。例文を見てみましょう。
fromとtoは、以下の例文のように一緒に使われることもあります。
by, nearは、どちらとも「~のそばに」という意味ですが。nearよりbyの方がより「近い」というニュアンスがあります。例文で確認しましょう。
以下の前置詞フレーズは、日常英会話で頻繁に使われます。何度も音読して、暗記してしまいましょう(太字が1つのかたまりとなっています)。
私の家は、あなたの家の後ろにあります。
My house is behind yours.
私の家は、あなたの家の右側にあります。
My house is on the right side of yours.
私の家は、あなたの家の左側にあります。
My house is on the left side of yours.
私の家は、あなたの家から遠いです。
My house is far from yours.
forの本来の意味は、「目標」を表します。そこから派生して、「~に向かって、~のために」という意味になります。
彼女は彼のために夕飯を作る。
She cooks dinner for him.
私はその車を買うためにお金が必要です。
I need money for the car.
withは、「同伴、付加」が本来の意味です。そこから派生して、「~と一緒に」などの意味になります。
彼は彼女と同棲している。
He lives with her.
ofは、「AのB」という意味を表し、英語表記では「B of A」となります。日本語と訳し方が逆になります。この前置詞は、所有格を使って表すこともできます。例文で確認しましょう。