英語の文法:接続詞+分詞構文、独立分詞構文、付帯状況with

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ここでは分詞構文をさらに発展させ、ここではさまざまな種類の分詞構文を学習していきます。学習内容は以下の通りです。

接続詞+分詞構文
独立分詞構文
付帯状況のwith+分詞構文
分詞構文の慣用表現
分詞構文とは、動詞をing化(現在分詞)やed化(過去分詞)に変化させた文章のことです。つまり、メインの文章を修飾する文章を指します(副詞節と呼ばれます)。
以下の例文で確認しましょう。

真実を知っていたので、私は彼女にそのことを話した。
Knowing the truth, I told it to her.
= As I knew the truth, I told it to her.
ここでは、「Knowing the truth」がメインの文章(主節)の「I told it to her」を修飾する分詞構文となります。

目次

 接続詞+分詞構文

分詞構文の前に接続詞を付けることによって、分詞構文の節が理由を表すのか時を表すのかなどを明確にすることができます。これは会話でもよく使われる表現です。以下の例文で確認しましょう。

勉強をした後に、彼女は彼に電話した。
After studying, she gave him a ring.

フランスに滞在中、彼は様々な経験をした。
While staying in France, he had various experiences.

 ・接続詞+分詞構文を使った方が相手は理解しやすい

分詞構文はさまざまな意味を含んでおり、理由(because)、時(when, while, before, after)、条件(if)、逆接(although, though)などがあります。そのため、スピーキングで接続詞の選択に迷った場合は、分詞構文を使えばよいです。接続詞を考えなくてもよいので流暢性を欠くことはありません。

ただ、接続詞をつけてあげたほうが聞き手にとっては理解しやすいです。接続詞をつけることによって、どの意味を指しているのかが明確になるからです。初めのうちは分詞構文だけでも良いですが、使い慣れてきたら接続詞もつける練習をするとよいでしょう。

 独立分詞構文

分詞構文の中の主語と、メインの文章(主節)の主語が異なることがあります。その場合、分詞構文の前に主語となる名詞をつける必要があります。これを、独立分詞構文と呼びます。下記の例文を見てみましょう。

彼が帰ると、彼女は次の仕事に取り掛かった。
His going home, she got on to the next job.
上記の文章では、分詞構文の節(副詞節)の主語が「彼」で、メインの文章(主節)が「彼女」となります。もし、これを普通の分詞構文で「Going home」と表現した場合、「彼女が帰ると」という意味になっています。

天気が許せば、ピクニックに行きましょう。
Weather permitting, let’s go on a picnic.

これはWeather permittingという決まり文句です。

 ・独立分詞構文はスピーキングにおいて使いにくい

この構文を使いこなすには、しゃべり始める前に副詞節と主節の主語が違うかどうかを瞬時に判断できるかが重要となります。上記の例文を使ってもう一度考えてみましょう。

彼が帰ると、彼女は次の仕事に取り掛かった。
His going home, she got on to the next job.
この日本文を英語で話し出す前に、副詞節と主節の主語が何かを決めなければなりません。よくある間違いは、それぞれの主語が違うのに「Going home」と話し出してしまうことです。こうなってしまっては修正がきかないので、もう一度文章を一から作り直すことになります。

このような間違いを避ける方法の1つに、主節から話し始めるという方法があります。そうすると、以下のようになります。

彼が帰ると、彼女は次の仕事に取り掛かった。
She got on to the next job, his going home .
主節から始めるので、最初は必ず主語を言う必要があります。そのあとに分詞構文を使うと決めた場合、「主語が違うな」と思ったらそこで「his going home」と言うことができます。このように、言い間違いのリスクを減らすことができます。

ただし、日本語の語順と反対になす。そのため、英語特有の語順をしゃべり慣れてからでないと難しいです。

一番簡単な方法は普通の接続詞を使うことです。そうすると、以下のようになります。

彼が帰ると、彼女は次の仕事に取り掛かった。
After (= When) he went home, she got on to the next job.
こうすれば日本語の語順通りに表現できます。しかも、独立分詞構文特有の間違えも心配する必要がありません。

私自身も独立分詞構文は会話では全く使いませんが、ライティングでは多用します。この構文は文章を引き締める効果があるので、知的な文章を書くためにはこの文法は必須となるからです。

 with+独立分詞構文

付帯状況を表す独立分詞構文は、withを一緒に用いる場合が多いです。付帯状況とは、同じことが同時進行に起こることを言います。これは会話でもよく使われる表現です。例文で確認しましょう。

彼は片足を椅子の上に乗せてポーズを決めた。
He struck a pose with one of his feet on the chair.
with以下の「one of his feet on the chair」に関して、元の文章は「One of his feet is on the chair.」であり、これを分詞構文にすると、「one of his feet being on the chair」となります。付帯状況のwithでは、beingはよく省略されますので、「with one of feet on the chair」となります。

彼は腕を組んで眠っていた。
He was sleeping with his amrs folded. 

彼は両足を窓に向けて座っていた。
He was sitting with both of his feet to the window.

この構文は、会話や文章でも頻繁に使われます。しかし、使いこなすには練習が必要です。最初はこの表現を使わずに、代わりにandやwhile、asを使えば簡単に表現できます。

彼は片足を椅子の上に乗せてポーズを決めた。
He stroke a pose with one of his feet on the chair.
= He put one of his feet on the chair and stroke a pose.
= He put one of his feet on the chair as (= while) he stroke a pose.
andを使えば日本語の語順と同じように文章を作ることができます。また、with+独立分詞構文では、日本語で表現されている動詞が省略されることもあります。上記の例でいえば、「乗せて」の英訳「put」が省略されています。

この構文を使う練習方法ですが、例文を何度も音読し、自分の言葉で使ってみることが重要です。そして、多くの本を読んでいく中で、with+独立分詞構文が使われている文章を見つけてください。

そのような文章を数多く読むことで、徐々にこの構文を使うセンスが磨かれていきます。そうすれば、自分でも少しずつこの構文を使いこなせるようになってきます。

 分詞構文の慣用表現

以下に紹介する慣用表現は、スピーキングでもよく使われます。日本語の語順に合わせることができ、非常に使いやすい表現なので、何度も音読して自分でも使えるようにしましょう。

彼の能力を考えると、昇給させるべきだ。
Considering his ability, he should get a raise.
=Taking his ability into consideration, he should get a raise.
=Given his ability, he should get a raise.

彼が十分なお金があるとしても、彼女のハートを勝ち取ることはできない。
Granting that he has enough money, he won’t win her heart.
= Even though he has enough money, he won’t win her heart.

彼の表情から判断すると、彼女に振られたようだ。
Judging from his expression, he seems to have been dumped.

一般的に言って、日本人はシャイな人が多い。
Generally speaking, most Japanese people are shy.

音楽と言えば、彼は作曲家として有名だよ。
Talking (=Speaking) of music, he is a famous composer.

厳密に(率直に、おおざっぱに)言って、これは間違っている。
Strictly (Frankly, Roughly) speaking, this is wrong.

これらは決まり文句なので、日本語訳と対にして覚えてしまいましょう。そして、日本語訳を思い浮かんだらその英訳表現が瞬時に出てくるようになるまで何度も音読をしましょう。例えば、「~から判断すると」という日本語を発想したら、すぐに「Judging from」が口から出てくるのが理想的です。

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