英語の文法:間接疑問文の作り方

ここでは、間接疑問文について解説していきます。日常会話でも頻繁に使われる文法であり、これを自由に使いこなせるようになれば、話せる内容がかなり広くなります。日本人がよく間違えるポイントも説明するので、ここで正しい作り方をしっかりと覚えてしまいましょう。

間接疑問文とは

what, where, whenなどから始まる疑問文が名詞の役割を果たし、その名詞を文頭、文中、文尾に持ってくることができる疑問文を間接疑問文と呼びます。この間接疑問文を置ける場所は、名詞節<を置ける場所とほぼ同じです。

間接疑問文は、主語、目的語、補語、前置詞の後ろに持ってくることができます。前置詞の後ろに持ってくることができるのが、名詞節(that節)との違いです。語順は、普通の疑問文とは少し違います。下記の例文で確認しましょう。

彼はどこにいますか? (通常の疑問文)
Where is he?

このように、通常の疑問文の語順は「疑問詞+be動詞+主語」となります。それでは、間接疑問文の語順を見てみましょう。

彼がどこにいるかわからない。 (間接疑問文)
I don’t know where he is.

このように、間接疑問文は主語と動詞の入れ替えが起こらず、「疑問詞+主語+be動詞」のように肯定文と同じ語順になります。では、次に一般動詞を使った文章を見てみましょう。

彼はいつ出ていきましたか?
When did he leave?

彼がいつ出て行ったか知っていますか?
Do you know when he left?

「知っていますか?」の部分は通常の疑問文なので、do+主語になっています。一方、間接疑問文の中では入れ替えは起こりません。

間接疑問文を作るポイントは、「語順が肯定文と同じになる」ことを意識することです。多くの日本人はここの語順をよく間違えて、通常の疑問文と同じ語順にしてしまいがちです。ネイティブには通じますが、文法的には正しくないので、ここでしっかりと正確な文章を作れるようにしておいてください。

間接疑問文が置ける場所

間接疑問文を置ける場所を確認しましょう。先ほど述べたとおり、主語、補語、目的語、前置詞のうしろに置くことができます。例文を見てみましょう。

・主語にくる場合
いつ彼が来るかが問題だ。
When he will come is the problem.
主語

・補語にくる場合
問題はいつ彼が来るかだ。
The problem is when he will come.
補語

・目的語にくる場合
いつ彼が来るか分からない。
I don’t know when he will come.
目的語

・前置詞の後ろにくる場合
彼らは彼がいつ来るかについて話している。
They are talking about when he will come.
前置詞の目的語

whetherとif

これらの意味は、「~かどうか」という意味であり、よくor notと一緒に用いられます。例文を確認しましょう。

私は今決定を下すべきかどうか迷っている。
I’m wondering whether (= if) I should make a decision now (or not).

whetherに関しては、この単語の直後にor notと言うことも可能です。

私は今決定を下すべきかどうか迷っている。
I’m wondering whether or not I should make a decision now.

ifを用いることができるのは目的語のみで、主語、補語、前置詞の後ろに持ってくることはできません。

彼が来るかどうかが問題だ。
Whether he will come or not is a problem.

問題は彼が来るかどうかだ。
The problem is whether he will come or not.

彼が来るかどうかは分からない。
I’m not sure about whether he will come or not.

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