Soには様々な品詞があります。英文読解の中でもしこの単語を見た場合、前後の文脈から「このsoにはどんな働きがあるか」ということを常に考えなければいけません。
ここでは、倒置として使われるsoの読み方について解説していきます。
So+S+VとSo+V+S
まず初めに、下の文章を訳してください。
have a check-upは「健康診断を受ける」という意味です。では、2文目はどのように訳せばよいでしょうか。このsoは副詞であり、「そのように」という意味です。つまり、have a check-upをsoで言い換えた形となります。
2文目をSoを使わないで書くと、以下のようになります。
では、なぜSo I mustやSo must youのように倒置される文章と通常の文章に分かれているのでしょうか。答えは、主語が初めて登場したものか否かによって倒置の文章に変化します。
So I mustの「I」は、実は前のYou must have a check-upの「You」の部分ですでに言及されています。そのため、この文章は倒置する必要がありません。
一方、So must youの「you」は初めて出てきた主語です。そのため、これを強調するために倒置構文が使われます。
ただ、So+S+Vは「その通りだ」という訳を当てはめれば、上手く訳せる場合が多いです。そのため、これに関しては決まり文句として覚えてしまっても問題ありません。
全文を訳すと下記のようになります。
so that構文の倒置
次に、so that構文の倒置形を見ていきます。この構文が倒置されると、疑問文と同じ語順になるということを覚えて置いてください。また、that以降は通常の語順となります。それでは、以下で倒置の文を見ていきましょう。
「So+副詞・形容詞」で文章が始まります。そのあとは疑問文と同じ語順となり、that節以降は通常の語順となります。全文を訳すと、以下のようになります。
このように、soは文脈によって様々な意味に変わります。何となく英文を理解した気になるのではなく、文法的に正しく理解できるようになるまで理解を深めていってください。