関係代名詞の基礎を学習していきます。英語学習者の中で、関係代名詞でつまずく人は多いです。また、スピーキングで正しくこの文法を使える学習者も少ないのが現状です。
ここでは、関係代名詞の基礎をできるだけ分かりやすく解説し、スピーキングで使えるようになるためのコツも解説していきます。
関係代名詞とは
名詞を修飾できるのは形容詞です。例文を見てみましょう。
He is a happy man.
形容詞
I have no time to meet him.
この形容詞が文章になるとき(形容詞節と言います)、関係代名詞を使って表します。まずは例文を見てみましょう。
He is a teacher who lives in that house.
a teacherを修飾しているwho以下の文章を、関係詞節と言います。上の例文を、関係代名詞を使わずに表現すると下記のようになります。
He is a teacher. The teacher lives in that house.
先行詞のあとに関係詞節を作るためにはwho, which, whose, thatを用います。先行詞が人の場合はwhoを使い、先行詞が物の場合はwhichを活用します。whose, thatはどちらにも使えます。上の文では、先行詞がa teacherなのでwhoとなります。
主格の関係代名詞
ここで、もう一度上の例文を見てみましょう。
先行詞
A man who is smoking over there.
彼のことを知っている彼女
she who knows him
目的格の関係代名詞
先行詞が関係詞節内で目的語の役割を果たすとき、これを目的格と言います。例文を見てみましょう。
a man who (= that) she likes
the house which (= that) he lives in
the house he lives in
所有格の関係代名詞
先行詞が関係詞節内で所有格の役割を果たすこともできます。例文を見てみましょう。
the house whose roof is blue
a person whose face is round
関係詞節が主語にくるときの注意点
関係詞節が主語にくる場合、そのあとにくる動詞の形は先行詞が単数か複数かによって変わります。例文を見てみましょう。
The man who has many friends is happy.
関係詞節(主語)
The employees who have much information have not said it to others.
先行詞 動詞