TOEICパート6:全文を読まずにピンポイントで解答する

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ここでは、TOEIC試験パート6の対策について解説します。パート6はパート5と出題傾向が類似していますので、基本的にはパート5の対策がパート6の対策にも繋がるということができます。問題の解き方という点ではどのような箇所に着目していくべきか、考えてみましょう。

目次

パート6はパート5の延長線上にある

まずパート6ですが、基本的な問題の出題傾向を見てみると、パート5の問題形式と類似していることがわかります。ほとんどの問題が文法知識を問う出題形式になっているということです。パート6は長文における穴埋め問題に似た体裁をとっていますので、一見すると読解問題のように感じてしまいがちですが、実際はパート5と同じように、選択肢を見ただけで解答できてしまう問題も存在します。

また、2016年5月29日(日)実施第210回試験からの変更により、問題数が12問から16問に4問増加しました。基本的な出題傾向としては文法知識を問う問題ではありますが、中には文脈から判断して解答しなければならない出題形式もあります。この点、問題数が4問増加したことにより、これまでに比べると負担が増えたということができます。

パート6をどう解いていくか

それでは、パート6はどのように解いていくべきでしょうか。パート6は読解問題のようですが、基本的には文法知識を問う問題です。ですから、基本的にはパート5の解き方と同じように、空欄の前後だけを読んで解答するのが原則となります。

パート5と同様、文法知識を問う問題に一番多い形式は品詞を問う問題ですから、選択肢を見て同じ語彙が品詞を変えて列挙されている場合は、文脈を考慮する必要がほとんどなく、空欄の前後だけを見て解答することができます。

問題によっては、数秒で処理することも可能でしょう。単純な文法知識を問う問題ではない場合については、少なくともその空欄が含まれているセンテンスについては全て読み、文脈から正答を判断しなければなりません。

パート6の基本的な解き方としては、最初から全文を読むのではなく、まず選択肢を確認します。選択肢を確認して単純な文法問題と判断できれば、あとは空欄の前後だけを読んで正答を選びます。この場合は、全ての文章を読む必要は全くありません。選択肢から判断して文脈を読む必要がありそうな問題であれば、その空欄が含まれているセンテンスについては全て読んだ上で、文脈を考慮して判断しましょう。

時間配分については、パート5に10分間を割りあてる必要がありますので、パート6に割ける時間は11分間程度です。全体の問題数が16問ですので、1問あたりだと40秒間程度ということになります。文法知識を問う単純問題はできれば20秒程度で片付けて、その分の時間を文脈を読まなければならない問題に投入できるようにしましょう。

まとめ

パート6の基本的な解き方については、最初から全文を読み始めるのではなく、空欄となっている選択肢をまず確認するようにしましょう。その上で、単純な文法知識を問う問題(多くは品詞を問う問題です)については、空欄の前後だけを読み、あとは選択肢から判断します。文脈を読まなければならない問題については、少なくとも空欄があるセンテンスについてはよく読んで判断するようにしましょう。

もっとも、ここで解説した解き方については、TOEIC試験で効率よく得点をするためのテクニックといった方が正解です。そのため、、英語学習という観点で言えば、全文を読んでも時間的に余裕を持って一発で解答できるくらいの読解力をつけることが理想です。

スコアが900点台の高得点者の方については、パート5およびパート6程度の文章量であれば、これまでに解説したようなピンポイントな解答方法(空欄の前後だけを読んで解答する方法)をとらず、全ての問題文を読んでも余裕を持って解答することが可能だと思います。

パート6はパート5の延長線上にある問題ですので、基本的にはパート5の対策をしていればパート6の対策も兼ねることになります。まずは基本的な文法知識・語彙力の構築に焦点を置いて、今後の学習を進めるようにしてください。


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