最も数が多いとされるgoの句動詞の使い方(その1)

基本的にgoの意味は「行く」ですが、色々な前置詞や副詞との組み合わせで、本来の「行く」という意味からは予想できない意味になることがあります。それらのそれぞれの意味は、例文で確かめながら1つずつ覚えていくしかありませんが、一度会話で実際に使ってみると身につくものです。

 

基本動詞goを使用した句動詞は、頻繁に使用される句動詞の中でも最多数であると言われています。句動詞はネイティブが好んで使う自然な英語表現ですので、1つ1つの利用例を例文で覚えて使えるようにしましょう。

 

GOを使った句動詞
Go about 色々な意味がある句動詞です。
1)、「歩き回る」、「(退院後に)出歩く」= go aroundも同様。
She’s been going about telling everybody your stupid mistake. 彼女は、あなたの愚かなミスを皆に言いまわっているよ。
2)、船の場合,「旋回して逆方向に航行する」
3)、特定の人物と「一緒にともに行動する」= go aroundも同様。
He usually goes about with Joe all the time. いつもジョーと一緒に行動している。
4)、「(噂や病気などが)広まる」= go aroundも同様。
I got a terrible flu virus which has been going about here. この辺ではやっているひどい風邪のウイルスにかかった。
5)、「(ある事を成し遂げるために)必要なステップを踏む」
What is the best way to go about the project? その企画をなし遂げるための最善策は何ですか。
6)、「(問題や状況に)対処する」
This time, he will go about the problem quite differently.今回、彼はその問題に全く違う対処をする。
7)、「ふるまう」「(ある種特別の)装いをする」= go aroundも同様。
She always goes about with her favorite hat on. いつでもお気に入りの帽子をかぶる。

 

Go across「横切る」、「横切りーへ進む」、(「話や、噂などが)伝わる」等々。
They went across the sea by ship. 海を船で渡る(横切る)。
My joke didn’t go across. ジョークが伝わらなかった。

 

Go after「追いかける」、「追い回す」、「捕まえようとする」、「得ようとする」等々。
The dog went after the bird, but it flew away. 犬は鳥を追いかけたが、飛び去られた。

 

Go against
「逆らう」、「反する」、「そぐわない」、「不利にことが進む」、「法廷で負ける(不利になる)」等々。
You don’t have to make him go against his will. 彼の意志に反してまで、強いる必要はない。

 

Go ahead 日常英会話で非常に良く使われる句動詞です。
本来の意味は、「先に進む」、「進める」、「進行する」、命令法的な表現で「どうぞ」、「さあどうぞ」、「やって下さい」等々。
The ceremony is going ahead as planned. 式は計画したように進行しています。
Please go ahead with your story. どうぞお話を進めて下さい。

 

Go along with
「賛成する」、「協力する」、「受け入れる」、「同行する」等々。
I’m sorry that I can’t go along with your plan. 申訳ないですが、あなたの計画には賛成できません。
She will go along with him. 彼女は彼に同行します。

 

Go around 基本的には「回る」の意味が強く出ています。Go aboutをご参照ください。
「歩き回る」、「見て回る」、「巡り歩く」、「回る」、それにgo aboutと同じく「(噂などが)広まる」、そして、この句動詞独特の「(料理や飲み物などが皆に)「行き渡る」という意味もあります。
Please go around to the front of the house. どうぞ玄関の方へお回り下さい。
There aren’t enough drinks to go around. 飲み物が充分に行き渡らない。

 

Go at
「襲い掛かる」、「激しく攻撃する」、「必死に取り組む」、「取り掛かる」、「価格で売られている」等々。
I will go at all my risks. どんな危険があろうとも、必死に取り込む。
She will go at her husband tooth and nail. 夫に必死で挑みかかることでしょう。

 

Go away「出かける」、「立ち去る」、「持ち去る」、「消え失せる」等々。
This pill would make your pain go away. このピルがあなたの痛みを消え失せる。
We will all miss you if you go away. もしもあなたが去れば、みんな寂しくなりますよ。

 

Go back 基本的には「戻る」の意味が強く出ています。「戻る」、「帰る」、「(昔に)さかのぼる」、「思い直す」、「勢いを失う」等々。
I wanna go back early today. 今日は、家に早く帰りたい。
He went back on his word. 彼は、約束を破った。
You can always go back to the original session by pressing F1. 何時でもF1を押せば、元のセッションに戻ることが出来ます。

 

Go before 文字通りの「先行する」、「先立つ」以外に、「(裁判所などに)出頭する」、「(案件として)提出される」、などという定型的で覚えやすい意味もあります。
We have one week to go before the holidays. あと1週間で休暇です。
My traffic accident case is scheduled to go before the court next week. 私の交通事故のケースは、来週裁判所に提出される予定です。

 

Go beyond 「beyond」 の意味から、「向こう側に進む」、「伸びる」、それ以外には、「範囲を超える」、「逸脱する」、「(願いや期待を)勝る、しのぐ」な等々。
Don’t go beyond the speed limit today. 今日は速度制限を超えないでよ。
The results went beyond our expectations. 結果は、我々の期待を凌ぐものだった。

 

Go by 「by」の意味から、「そばを行く」、「そばを通る」、「時が過ぎゆく」、「訪問する」それ以外には「信頼する、信用する」、(本名以外のニックネーム)を使用している「ーと呼ばれている」、「-という名で通している」等々。
Another year has gone by since he left here. 彼が去って以来、もう一年が過ぎた。
Everybody was at home when I went by last week. ここでは「訪れる、訪問する」。
I don’t go by what he says. 彼のいう事は信用しない。
George goes by Tang in his native country. 生まれた国ではタンという名で通している。

 

Go down 色々な意味がある句動詞です。
1)、「(低い場所、地位、価格やレベルなど」に移動する」
Will you go down to the basement to check the washing machine? 地下の洗濯機をみてきてくれない。
2)、「-として知られる」「―として記録される」
He will go down in US history as a great politician. 一人の偉大な政治家として米国史に記録されるだろう。
3)、「飲み込まれる」「食べられる」「消化される」
Nowadays, the new medicine goes down very easily. 最近の新しい薬は大変飲みやすい。
4)、「(機能などが)停止する」
My computer has just gone down. コンピューターが停止状態になってしまった。
5)、「起こる、起きる」「始まる」
I can’t wait for the baseball game to go down.
6)、「(人に言動、アイデア、プレゼンテーションや劇などが)受ける、受け入れられる」
His speech didn’t go down at their marriage ceremony. 彼らの結婚式で彼のスピーチは受けなかった。
7)、「投獄される」
He went down for 25 years for killing two people. 二人を殺したために25年投獄された。

 

「最も数が多いとされるGOを使った句動詞 (その1)」のまとめ
いかがでしたでしょうか、ここまででGOの句動詞の約半分を見てきました。前置詞の意味から辛うじてそれぞれの句動詞の意味を推測できそうなものもありますが、全く違う意味になるものもあります。やはり句動詞は例文で覚えて理解することが必要です。

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