英語を楽して簡単に身につけることができない本当の理由

日本はグローバル社会になっており、今後はますます英語を使う機会が増えます。多くの会社は英語が話せる人材を求めています。実際、楽天では公用語が英語になるなど、どの場面においても英語は必須です。

しかし私の考えでは、「日本人の英語力は昔と比べて低下していくのではないか」と思っています。

楽な英語学習法は存在しない

私は同時通訳者という職業柄、英語の勉強法をよく聞かれます。彼らが聞いてくることは主に以下のような内容です。

  • 英語を簡単に上達させる方法は何か?
  • ネイティブみたいな恰好良い英語をしゃべれるようになりたい。でも文法は嫌いだから勉強したくない
  • TOEICの点数が必要だ。あと300点伸ばしたいのだが、何かテクニックはあるか?

上の3つに共通するキーワードは「簡単、楽、テクニック」です。

最近では多くの会社が英語力のある人材を求めているため、TOEICが盛んになっています。このスコアが高ければ高いほど就職は有利になり、また昇給や昇進の対象にもなります。

そのため、受験者は高スコアを取ることだけに集中し、英語の基礎力をつけずに小手先のテクニックだけで高得点を目指す傾向にあります。書店に並んでいるTOEIC対策コーナーを見ればテクニック本がたくさんあるので、こういった本の需要の高さがうかがえます。

しかしながら、例えこれらの本でTOEIC900点を取得し、晴れて会社に就職できたとしても、実際に英語を使う場面で実力の無さがすぐにバレてしまいます。そうなれば信用が一気にガタ落ちになるのは明白でしょう。

世の中に出回っている誤った英語学習法

また、皆さんは次のような事を1度は耳にしたことがあると思います。

  • 英語は聞き流すだけで自然と聞き取れるようになる
  • 文法は要らない。ひたすらネイティブと話していれば喋れるようになる。
  • 多読をしなさい。すれば自然と英語を英語のまま理解できるようになる

これらのうたい文句は最近の英語学習書やテレビCMなど、様々な所で言われ続けています。

上の3つの文章の中に、「自然」という単語が2回出てきました。果たして語学は自然にマスターできるのでしょうか?例えば野球を例にだしてみましょう。皆さんはカーブを投げたいとします。果たして、ボールを何度も投げていく中で”自然”にカーブを投げることが可能でしょうか?そのような事を言う野球選手はまずいないでしょう。

プロ野球選手の方に、「どうやってカーブを投げれるようになったのですか?」と聞くと、間違いなく「まず持ち方や投げ方を学び、それから何度も何度も練習しました」と答えるでしょう。

「自然」にカーブを投げられるようになったと豪語する人は恐らく、「プロ野球選手がカーブを投げている姿を見て、そのあと見様見真似でやってみたら投げることができた」と言うような天才的な人でしょう。

しかし、現実ではそんなことは不可能です。何かを習得したければ、意識的にそれを何度も繰り返し練習する必要があり、これは周知の事実です。

これが語学となると、なぜか”自然”にマスターする方法を求めたがる人が多いです。確かに私たち日本人は、文法を全く意識せずに日本語を自由自在に操れます。それは、赤ちゃんのときからずっと日本語を聞いてインプットしていたので、自然と体得していったからです。

しかし、「大人は赤ちゃんと同じ方法で語学を学ぶのは不可能だ」というのはすでに言語学で証明されていることであり、外国語を学ぶためには野球と同じように意識的に何度も何度も練習する必要があるのです。

実際、同時通訳の神様として知られる國弘 正雄氏は次のように言っています。

「日本語は私たち日本人にとっては歩くことぐらい簡単なことだが、英語は私たちにとっては逆立ちである」

本物の英語力を身につけるための英語学習法

ただ英語を聞くだけだったり、TOEICで高得点を取るなどといった、楽やテクニックを求めるような学習法では基礎力は絶対に身につかず、必ずどこかで壁にぶつかります。「簡単なきまり文句や短い文章なら話せるが、長い文章となると全く作れなくなる」という人が多いのは実はこれが理由です。

そのため、大人学習者は意識的に語学を学ぶ必要があります。つまり英語を理屈で学習し、次にそれを体に覚えさせていくのです。

体得するには大変な努力と時間、そして何よりもやる気が要求されます。しかし、ひたむきに努力を続けていけばあなたの英語力は着実に伸びていき、TOEICなどもテクニックに頼らないで高得点を得ることが可能になります。

これが本物の英語力と言えるものです。

私が作成したこのホームページでは、その本物の英語力を身につける方法を全て伝授し、独学で全くの初心者から通訳者並の英語力に到達できるようお手伝いさせていただきます。

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