Hans Christian Andersenの「The Little Match Girl」より
Answer
① とても寒い日でした。しんしんと雪が降り、あたりも暗くなりかけて、もう夜。今年最後の夜でした。
dreadfullyはveryと同じ意味であり、coldを強調した言い方です。asの品詞は何でしょうか。このあとにevening came onという主語+述語がきているので、これは接続詞となります。訳は、「夜がやってくるにつれて」という意味となり、whenよりも同時性が高いときに使われます。
the last evening of the yearは、前のeveningと同格です。つまり、どのようなeveningかをより詳しく説明している形となります。
② こんな寒くて暗い中、一人の貧しい少女が街を歩いていました。帽子をかぶらず、靴もはいていません。
In the cold and the darknessという前置詞からはじまる副詞句がきているので、「このあとにメインの文章がくる」と予測しておきます。読み進めると、there went along the street a poor little girlというメインの文章を見つけます。
there went along the street a poor little girlはどのように読めばいいでしょうか。これはthere is構文の応用です。There goes a bell「ベルが鳴る」」という文章を基礎に考えると分かりやすいです。along the streetはwentを修飾する副詞句です。この副詞句を省略すると、there went a poor little girlとなり、意味は「貧しい少女が歩いていました」となります。
There is構文の特徴として、本来文章の最初にくるはずの主語があとに回されているということがあります。この文章の主語はa poor little girlです。元の文章は、A poor little girl went along the streetとなります。しかし、There is構文となると倒置がおこり、主語と動詞が入れ替わる形となります。そして一番前にthereをつけてThere went along the street a poor little girlとなります。
beareheaded and with naked feetは付帯状況の分詞構文です。この文章の主語はa poor little girlとなり、A poor little girl was beareheaded and with naked feetと考えることが正解です。