新形式TOEIC試験リーディングセクションの時間配分について

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TOEIC試験の出題形式が一部変更されたことにより、リーディングセクションにおける時間配分がこれまで以上に重要になりました。ここでは、新形式TOEIC試験リーディングセクションにおける戦略的な時間配分と問題を解く順番について解説します。

目次

新形式TOEICは実質的な負担増に

新形式TOEICリーディングセクションでは、パート6およびパート7の問題数が合計10問増加し(パート6が4問、パート7が6問)、パート5の問題数は10問減少しました。

以前の形式と比べて、全体的な問題数と試験時間に変化はありません。全体の問題数はパート5が30問、パート6が16問、パート7が54問の合計100問、試験時間は75分間です。

パート6およびパート7の問題数が増加したことにより、実質的な負担度は高まったと言えますので、これまで以上に時間配分に気を配る必要があります。今まで時間配分をあまり考えたことがない方も、これを機に戦略的な時間配分について考えてみましょう。

戦略的な時間配分と解く順番について

新形式TOEIC試験リーディングセクションにおける理想的な時間配分は以下のとおりです。

【プラン1】
パート5:10分(1問あたり約20秒)
パート6:11分(1問あたり約40秒)
パート7:54分(1問あたり約60秒)

【プラン2】
パート5:13分(1問あたり約25秒)
パート6:13分(1問あたり約50秒)
パート7:49分(1問あたり約54秒)

前述のとおり、新形式TOEIC試験リーディングセクションではパート6およびパート7の問題数が増加しましたので、時間配分のポイントは、どれだけパート6とパート7に時間を割けるかです。上記の時間配分については、パート5の理想的な最短解答時間から、パート6およびパート7の時間配分を算出しています。

これまでのTOEIC試験については、900点後半のスコアを得点する受験者でも、全問解き終わった段階で残り時間が10分程度ということがほとんどです。このことからも、TOEIC試験は時間との勝負、いかに速く問題を処理できるかが得点に影響してきます。

TOEIC試験の性質上、パート6およびパート7の問題というのは、答えがかならずどこかに書いてあるか、もしくは、誰もが納得する形で説明できるような明確なヒントがあります。解答者によって解釈がわかれるというような設問はありません。

このことから、パート6およびパート7の問題については、時間をかければ時間をかけるだけ正答率が上がると言えます。パート5で予想外に時間を浪費してしまうと、物理的な試験時間も少なくなることはもちろん、パート6およびパート7を解く上で精神的にも影響があります。

ここでおすすめしたいのが、解く順番を工夫してみるということです。すでに実践されている方もいらっしゃるかもしれませんが、得点が伸び悩んでいる方は、「パート7→パート6→パート5」または「パート6→パート7→パート5」の順番で解いてみるのも有効です。

パート5を最後に解く理由は、パート5というのは時間をかけて考える問題ではないからです。基本的に、文法問題は、考えてどうにかできる問題ではありません。文法知識があれば数秒で解けますが、文法知識が欠如しているといくら考えても意味がありません。ですから、パート5にかける時間は「最大でこの時間」と事前に決めてしまうことが大切です。

高得点を目指すなら、パート5でわからない問題には時間をかけずに捨て、その分の時間をパート6およびパート7に割くべきです。この理由から、パート5に割く時間は事前に割り切って決めてしまい、その時間を絶対に厳守します。残りの時間を最大限パート6およびパート7に当てましょう。

文法知識が定着している受験生の方については、パート5については1問あたり遅くとも20秒以内に処理してください。20秒で処理できれば全体を10分で解き切ることができますので、残りの65分をパート6およびパート7に当てることができます。これがプラン1です。

文法知識にまだ自信がないという方も、1問あたり25秒を目標にしてください。これがプラン2です。これ以上時間をかけてしまうのは、パート5の性質上、最終的な得点に結びつかなくなり、効率が悪いと言えます。逆に言えば、パート5を1問20秒で処理できるくらいの文法知識を定着させるのがTOEIC高得点を狙う上での最優先事項ということになります。

もっとも、場合によっては、パート6およびパート7で事前に決めていた時間(プラン1で言えば54分)を超過しそうになることもあるはずです。その場合は、いったんその時点でパート6およびパート7を解くのをストップして、すぐさまパート5に取りかかります。

パート5は事前に決めていた時間を絶対に厳守して解き切ります。それでもなお時間が残っていれば、再度終わっていないパート6およびパート7に戻る、というのが最終的な得点に一番結びつきやすいはずです。

まとめ

新形式TOEICにおける戦略的な時間配分について解説しました。時間配分の案についてはあくまで例ですが、これを参考にみなさんの状況に応じて応用してください。また、時間配分をより戦略的なものにするため、問題を解く順番についても一度考えてみましょう。

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