英語の文法:分詞構文の作り方

ここでは、分詞構文について解説をしていきます。会話でも頻繁に使われる文法なので、ここでしっかりと理屈を理解して使えるようになりましょう。

 

 分詞構文とは
分詞は関係代名詞と同じく、形容詞句としての役割を果たします(句とは、単語が2つ以上からなる集まりです)。一方、分詞が副詞句としての役割を果たすことを分詞構文と言います。分詞構文では、分詞のときと同じく現在分詞と過去分詞を使います。

 

分詞構文を使うときには条件があります。それは、主節と従属節がともに同じ主語でなければいけません(主節とはメインの文章を指し、従属節は主節を修飾する文章です)。例文を見て見ましょう。

 

真実を知って、彼は落胆した。
Knowing the truth, he was disappointed.
    従属節         主節

上の文章では、Knowing the truthの主語はheとなります。このように、分詞構文を使う場合は主語を省略して動詞を分詞に変化させます。knowingという現在分詞を使っていますが、これは「知る」という能動の概念だからです。次に、過去分詞を使う文章を見て見ましょう。

 

戦争で亡くなったので、彼はもう帰ってこない。
Killed in the war, he will not come back.

この場合、「彼は殺された」という受動の概念を表すので、killを過去分詞に変化させます。

 

主節と従属節の主語が違う場合は、独立分詞構文を使います。これに関しては上のレベルで説明します。

 

 時を表す分詞構文
when, as soon asなどの副詞を、分詞構文を使って言い換えることができます。例文を見て見ましょう。

 

結果を見て、私は失望した。
Seeing the result, I was disappointed.
= When I saw the result, I was disappointed.

 

(その)オオカミを見たとたん、彼らは逃げ出した。
They ran away seeing the wolf.
= They ran away as soon as they saw the wolf.

 原因・理由を表す分詞構文
becauseやasなどの副詞を、分詞構文で言い換え可能です。

 

勉強を一生懸命したので、彼は大手企業に就職することができた。
Studying hard, He was able to enter a major company.
= As / Because he studied hard, he was able to enter a major company.

 

彼女は礼儀正しいので、親にめったに叱られない。
Being polite, she is rarely scolded by her parents.
= As she is polite, she is rarely scolded by her parents.

rarelyは「めったに~しない」という否定の意味が含まれています。
 
 条件を表す分詞構文
Ifの代わりに、分詞構文を使って表すことができます。この用法は、会話ではあまり使われないようです。

 

賢く使えばそれは役に立つだろう。
(Being) used wisely, it will be useful.
= If it is used wisely, it will be useful.

be動詞が分詞に変化する場合、これは省略することが可能です。

 

 譲歩を表す分詞構文
although, thoughの代わりに分詞構文を使うことができます。この用法に関しては決まり文句が多いです。会話ではあまり使われません。

 

彼が十分なお金を持っていることは認めるが、この船を買うことはできない。
Granting that he has enough money, he can’t buy this ship.
= Although we grant that he has enough money, he can’t buy this ship.

 付帯状況を表す分詞構文
whileやasなど、2つのことがほぼ同時に行われるか順番に行われる場合にも分詞構文が使われます。

 

足を組んで、彼は椅子に座っていた。
Crossing his legs, he was sitting on the chair.

 

彼は私のところにやってきて、今すぐ教室に戻るように言った。
He came up to me, telling me to go back to the classroom at once.

 分詞構文の完了形と否定文
分詞構文の完了形は、動名詞の形と同じく「having+過去分詞」で表します。否定文の場合は、分詞の前にnotをつけます。例文で確認しましょう。

 

何をすればよいのか分からなかったので、彼は助けを求めた。
Not knowing what he should do, he asked for help.

 

バイオリンを長い間弾いていたので、彼女は先生として働くことが出来た。
Having played the violin for long, she was able to work as a violin teacher.

 分詞構文を使いこなすには
分詞構文は副詞節のため、文頭や文中や文尾に持ってこれることができます。そのため、私たち日本人が分詞構文を使いこなす場合は、日本語と同じ語順で並べた方が作りやすいです。例文を見て見ましょう。

 

警察を見ると直ぐ、彼は助けを求めた。
Seeing the police, he asked for help.

 

日本語の文章の発想と英語への変換は同時に行うため、上記のように分詞構文を文頭に持ってきた方が作りやすいです。

 

また、分詞構文は時や原因、理由、条件、譲歩を全て含んでいます。そのため、どの接続詞を選ぶかを考えなくてもよいのが利点です。さらに、動詞をingかedの形にするだけなので、時制をあまり気にしなくてもよいです。こういった観点からも、分詞構文は日本人にとって使いやすいと言えるでしょう。

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