「楽に、簡単に、短期間で」という英語商材に騙されるな

最近はインターネットの普及で、英語の勉強スタイルが昔とは異なってきています。以前は学校へ行き、そこで勉強をすることが主流でした。しかし、今はインターネットを使い、どこでも勉強ができます。

 

その一つに、オンライン英語教材というものがあります。これは、PCやスマートフォンがあれば、いつでもどこでも学習ができるというものです。動画や音声、そしてメールなどで英語の勉強をします。

 

現在では、こういったものを使った英語学習が流行りつつあります。ただ、それに伴って、本当に学習効果があるのかが分からないような英語商材もたくさん出回り始めました。ここでは、そういった教材について検討をしていきます。

 

 「楽に・簡単に・短期間で」というフレーズに騙されてはいけない
現在、ほとんどのネット商材は、以下のようなフレーズを乱用しています。

  • 毎日ネイティブと25分話すだけで~
  • 毎日動画を8分見るだけで~
  • 毎日送られてくるメルマガを読むだけで~
  • 会話に必要な4つの文法を覚えるだけで~
  • 100フレーズを覚えるだけで~
  • たった半年間で~

このように、英語を本当に必要としている人が飛びつくようなキャッチコピー(コピーライティングとも言います)を使い、商材を購入させようとしています。

 

しかし、残念ながら英語をマスターすることはそれほど甘くはありません。毎日3時間勉強をしても、日常会話でネイティブと言いたいことを話すためには最低1年かかります。
日本語と同じように言いたいことを自由自在に話すためには、大学受験レベルの文法を使いこなさなければなりません。いまだに「so that構文は日常会話では使わない」と言う人がいますが、それは自分の英語力の低さを露呈しているようなものです。

 

英語をスラスラ話すためには、膨大な量の例文を暗記する必要があります。そのため、100フレーズだけでは全く足りません。

 

このように、語学学習は本来、とても大変な学問の一種であることをまずは理解する必要があります。
 
このように言うと、多くの英語学習者は挫折します。そのため、上記のようなフレーズを使っている英語商材を購入する人が増えるのです。ただ、残念ながらそのような教材で学習しても、英語が伸びることはありません。

 

 英語のプロは全員死にもの狂いで勉強をしている
もしあなたの周りに英語を流暢に話す人がいれば、彼ら彼女らに「どうやって英語を勉強したのか」と聞いてみてください。ただ、できれば通訳や翻訳者などのプロに聞いた方がよいです。

 

中途半端に英語を話せて英語講師をしている人は、世の中にたくさんいます。そのような人たちに聞いても、「英語なんて簡単だよ」と言うものです。

 

そうではなく、本当に英語という言葉と真剣に向き合っている人に聞いてみてください。私を含め、多くの同時通訳者で「英語は簡単にマスターできた」という人はまずいません。全員、起きている間は1日中英語の勉強をしていたと言います。

 

そのくらい本気で勉強をしなければ、英語を体得することは無理です。

 

もしあなたがこれから英語の勉強を始めようと考えているのであれば、そのくらいの覚悟があるかをまずは自分に聞いてみてください。

 

「旅行で困らない程度」の会話を習得したければ、市販で売られている「旅行で使える英語表現集」などを見ながら、自分の言いたいことを伝えればよいです。

 

「ネイティブと簡単な会話を楽しみたい」のであれば、市販の「日常会話表現集」を丸暗記すれば事足ります。

 

ビジネスで、「この書類のコピーをとってくれますか」といった最低限の意思疎通ができるようになりたければ、ビジネス英会話表現集の例文を丸暗記してください。もし、ビジネスの会議などで英語が必要な場合は、通訳を雇えば問題ありません。

 

それでももし、「英語を自由自在に使いこなし、ネイティブと対等に話せるようになりたい」のであれば、それが日常会話であれビジネスであれ、多大な努力が必要です。

 

こういったことを肝に銘じ、これからの英語学習を頑張ってください。

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