英語の文法:接続詞の基礎

ここでは、基本的な接続詞の使い方について説明します。日常会話においてはどれも欠かせない接続詞ですので、何度も音読して使いこなせるようになりましょう。接続詞とは、文章と文章を繋げる役目を果たすものを言います。

 and, so, because, but

基本的な接続詞はこの4つです。andは「そして」、soは「なので、だから」、becauseは「なぜなら」、butは「しかし」という意味です。

この4つの接続詞は非常に使いやすいです。なぜなら、日本語と同じ語順で文章を作ることができるからです。私たち日本人は必ず母国語の干渉が入るので、日本語を元に英語を作ることになります。これが理由で、上記の接続詞は使い勝手がよいのです。それでは、以下の例文で確認しましょう。

私は夕飯を食べ、そして映画を見に行きました。
I had dinner and went to see a film.私は眠いです。だから今日は学校に行きたくありません。
I’m sleepy so I don’t want to go to school today.

彼女は気分が落ち込んでいます。なぜなら、昨日彼氏と別れたからです。
She feels down now because she broke up with her boyfriend yesterday.

私は昨日試験に合格しましたが、彼は落ちてしまいました。
I passed the exam yesterday, but he failed.

以上は全て、2つの文章をつなげています。次は、andが2つの動詞や2つの名詞、形容詞、副詞などをつなげている文章を見てみましょう。

彼は夕飯を食べ、映画を見に行きました。
He ate dinner and went to see a film. (2つの動詞)

これは役に立つ最新の情報だ。
This information is new and useful. (2つの形容詞)

彼と私は祖国へ帰りました。
He and I went back to our home country. (2つの主語(名詞))

私はミカンとバナナがほしいです。
I want an orange and a banana. (2つの目的語)

このように、andは使用範囲が広く使いやすい接続詞です。so, butにも同じような使い方がありますが、これらに関しては上のレベルで説明します。

 when, while, before, after

whenは「~するとき」、whileは「~している間」、beforeは「~する前に」、afterは「~した後に」という意味です。これらの接続詞を含む文章は、全て副詞節と言います。節とは、主語と述語からなる文章を指します。

副詞節は語順にそれほど縛られる品詞ではなく、文頭、文中、文尾に置くことが可能です。以下の例文で、文頭と文尾の入れ替えを見てみましょう。

私がお風呂からでたとき、父が帰ってきた。
When I got out of the bath, my father came home.
= My father came home when I got out of the bath.彼が図書館で勉強している間、私は授業を受けていました。
I was in class while he was studying in the library.
= While he was studying in the library, I was in class.

私たちが駅に到着する前に電車が行ってしまった。
Before we got to the station, the train left.
= The train left before we got to the station.

私たちが駅に着いた後に電車は到着しました。
After we got to the station, the train arrived.
= The train arrived after we got to the station.

上記で述べたように、私たち日本人は日本語の語順に近い英文を作るほうが簡単です。そのため、whenやafterなどの副詞節を先に話すことが、スピーキングでの流暢性を上げるコツとなります。文中に副詞節を置くパターンもありますが、これは上のレベルで学習します。

 時と条件を表す副詞節

上記で習った接続詞(when, while, before, after)は全て、時を表す詞節に分類されるものです。今度は条件を表す副詞節を見てみましょう。ifは条件を表す接続詞で、「~すれば……」という意味を表します。例文を見てみましょう。

彼がそれをやるなら、私もやります。
If he does it, I’ll do it.
= I’ll do it if he does it
.

時や条件を表す副詞節では、主節が現在形か未来形であれば、日本語が過去形でも英語では現在系にします。主節とは、簡単に言えば「メインの文章」のことです。サブの文章は、上の例文であれば副詞節にあたります(主節と対比させて従属節と言います)。以下の文章を見てみましょう。

宿題が終わったら、外に出かけます。
I’ll go out after I finish my homework.

afterを含むそれ以降は副詞節であり、主節の I’ll go outが未来形になっています。副詞節内の日本語訳は過去形になっていますが、英語では現在形のままにします。日本人が日本語に引きずられて間違えやすいポイントですので、しっかりおさえておきましょう。

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