英語の文法:複合関係代名詞、複合関係形容詞、複合関係副詞

ここでは、複合関係代名詞、複合関係形容詞、そして複合関係副詞を学習していきます。会話で頻繁に使われる文法ですので、何度も音読していつでも使いこなせるようにしましょう。

 

 複合関係代名詞
関係代名詞(what, which, who)のうしろにeverをつけたものを、複合関係代名詞と言います。意味は以下の通りです。

 

「~する人は誰でも」 who(m)ever = anyone who
目的格として使用する場合は、whomeverになります。

 

「~するものは何でも」 whatever = anything that
「どれでも、どちらでも」 whichever

複合関係代名詞の場合は、上記のように先行詞が関係詞の中に含まれています(whateverはanything thatと同じであり、先行詞のanythingの意味が含まれている)。そのため、what節と同じく名詞節の扱いとなり(名詞節とは、名詞の役割を果たす文章のことです)、単数形扱いとなります。また、関係代名詞と同じく主格と目的格がありますが、所有格はありません。

英語を喋れるようになりたい人は誰でも毎日練習をしなければならない。
Whoever wants to be able to speak English has to practice everyday. (主格)
= Anyone who wants to be able to speak English has to practice everyday.

ここでは、WhoeverからEnglishまでが名詞節となります。

 

招待したい人は誰でもそうしていいよ。
You can invite who(m)ever you want to. (目的格)
= You can invite anyone you want to.

目的格なのでwhomeverでもいいですが、会話ではおもにwhoeverが使われます。toの後はinviteが省略されています。英語は単語を繰り返すことを嫌うので、2度目の単語は省略される傾向があります。

 

彼は子供がほしい物をなんでも買ってあげた。
He bought his kid whatever he wanted to. (目的格)
= He bought his kid anything (that) he wanted to.

 

どっちが私のベッドですか? どちらでも好きな方をどうぞ。
Which is my bed? Whichever you like. (目的格)

これは決まり文句となっていますので、そのまま覚えてしまいましょう。

 

 複合関係形容詞
複合関係代名詞が形容詞として働くことを、複合関係形容詞と言います。これはwhateverとwhicheverの2つだけで、作り方は「whatever+名詞」や「whichever+名詞」となります。複合関係代名詞と同じく、名詞節としての役割を果たします。また、「whatever+名詞」は「any+名詞+that」と書き換え可能です。

 

誰も彼の言い訳を何も信じなかった。
No one believed whatever excuse he made.
= No one believed any excuse (that) he made.

 

あなたが食べたい物をどちらでも食べていいですよ。
You can eat whichever food you want to.
= You can eat any food you want to.

 複合関係副詞
関係副詞 when, where, howにeverを付けたものを複合関係副詞と言います。複合関係代名詞や形容詞と違い、副詞節として働きます。副詞節とは、副詞の役割を果たす文章を指します。

 

「~するところはどこでも」  wherever = at (to) any place where
「~する時はいつでも」 whenever = at any time when
「~どんなふうにでも」 however = in any way+主語+動詞

それでは、例文を見てみましょう。

 

私は自分が行きたいところへならどこでも行くつもりだ。
I will go wherever I want to.
= I will go to any place (where) I want to.

 

暇なときにいつでも来てね。
Come whenever you are free.
= Come at any time (when) you are free.

 

彼女は自分の好きなように生きている。
She lives however she wants to.
= She lives in any way she wants to.

 複合関係代名詞、複合関係形容詞のスピーキングでの注意点
これらの形は、基本的に間接疑問と同じ作り方です。この複合関係詞は、主格や目的格、前置詞の目的語の3種類があり、その中でも練習が必要なものが目的格と前置詞の目的語です。なぜなら、この2つに関しては本来うしろにくるはずの目的語が前に置かれるからです。例文を見てみましょう。

 

 ・主格

責任感のある人なら誰でもいいので連れてきてください。
Bring whoever has a sense of responsibility.

 ・目的格

あなたは好きな人を誰でも招待していいですよ。
You can invite whoever you like.
あなたは好きなドレスを何でも着ていいですよ。
You can wear whatever dress you like.

 ・前置詞の目的語

あなたは興味のある本を何でも読んでいいですよ。
You can read whatever book you are interested in.

スピーキングでこれらを使いこなす場合、複合関係詞内の目的語を主語の前に持ってくる」という変換を瞬時にできるようにしなければいけません。特に前置詞の目的語に関しては、最初のうちは前置詞を付け忘れることがよく起こります。上の例で言うならば、Whatever book you are interestedで終わらしてしまうことがよくあります。

 

こういったことを回避するためには、元の文章が何かを考えることが大事です。上の文章では、元の文章は You are interested in whatever bookです。このwhatever bookを先頭に持ってくるだけなので、whatever book you are interested inとするのが正解です。このように考えれば、スピーキングで間違いを減らすことができるでしょう。

 

 複合関係副詞のスピーキングでの使い方
これは関係代名詞や関係形容詞と違い、関係詞のうしろには完成された文章がきます。

君が準備オッケーならいつでもいいよ。
I’m all right whenever you are ready.

このように、wheneverのうしろには完成された文章「you are ready」がくるため、複合関係代名詞や形容詞よりは使いやすい文法と言えるでしょう。

 

 複合関係詞+主語+want to
この形は、会話でよく使われる表現です。例文を見てみましょう。

 

食べたいものを何でも食べていいですよ。
You can eat whatever you want to (eat).

want toのうしろにはeatが省略されています。英語は同じ単語を2度繰り返すことを嫌う言語なので、このように省略されます。この表現は決まり文句のように使われるので、この形のまま覚えてしまっても問題ありません。

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