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ネイティブによる添削だけではライティング力は伸びない

最近では、スピーキングに加えて、ライティングの必要性も高まってきました。この背景に、ビジネスにおいてネイティブとやり取りをする機会が増えてきたということがあります。

 

少し前までは、企業は「英語を話せる人材」を求めていました。しかし、「英語を話せるが文法の汚い人」もかなりたくさんいます。そのような人は、当然Eメールなどといったライティングでも汚い英語しか使うことができません。

 

もしそのようなメールを海外企業に送るとしたら、ネイティブに良い印象を与えることはできません。信用を得ることも難しいでしょう。こういったことを防ぐために、最近では多くの企業が「正確な英文を書ける人」を求め始めました。

 

そのため、これから英語を使った仕事をしたい人はスピーキングの他にもライティング力を高める必要があります。

 

 ネイティブが添削する内容は、単語や熟語、文法の誤りのみ
多くの英語講師は、「ライティング力を伸ばすにはひたすら英語で文章を書き、ネイティブに添削をしてもらうことだ」と教えます。確かにこの勉強法はある程度は効果があります。しかし、これだけでは上級レベルのライティングができるようにはなりません。

 

ネイティブが直してくれる箇所は、文法の誤りや不適切に使用されている単語・熟語の訂正のみにとどまります。そのため、添削を受けた英文を暗記するだけでは、新たな文体を身につけることができません。具体的に言えば、雑誌や新聞で見られるような硬い英文を書けるようにはならないのです。

 

友人に送るEメールのような会話調の文体は簡単に書くことができます。これは、文法を理解して例文暗記をある程度こなせば可能になります。しかし、口語体を文語体に変換するためには、さらに別の勉強が必要となります。

 

私たちがライティング力をさらに上のレベルに引き上げるには、「論説文調の英文の書き方」を学ぶ必要があります。ネイティブによる添削だけでは、これが解決されないのです。また、文法書の例文は一文一文が短い場合が多く、それだけでは3行にも及ぶ長い文章を書けるようにはなりません。

 

 ネイティブが書いた記事を丸暗記することが上級レベルへの近道
ある程度の例文暗記を行い、友人同士のEメールのやり取りなどでスラスラと英文が書けるレベルになった後、新聞などに書かれている記事を書き写しましょう。この練習法は、英検1級やTOEFLで高得点を取る際にも有効です。

 

英文記事を丸暗記することで、自分が今まで使えなかった文体や単語、熟語などにたくさん出会います。これを何度も音読し、紙に書き写してください。このようなことを何百記事もこなしていけば、徐々に自分の使う文体がレベルアップしていきます。

 

私自身、たくさんの新聞や雑誌の記事を書き写しました。その効果、英検や留学時の論文課題にかなり役立ちました。そしてライティングの先生から、「君が使う文体はとてもきれいだ」と、お褒めの言葉をもらうことができました。

 

英文を何度も書き写すことによって、ある程度のパターンが見えてきます。例えば、「分詞構文を使う場合はどのような文脈で使うことが適切なのか」といった具合です。書けば書くほど、ネイティブらしい文法の使い方ができるようになっていきます。

 

こういったことを頭にいれ、まずは文法知識と例文暗記を数多くこなしてください。それと並行して自分で英語を書く練習をしていきます。ある程度スラスラ書けるレベルに達したら、記事の書き写しを行ってください。かなり地道でつまらない作業ですが、これをやるかやらないかで中級レベルと上級レベルの差が大きく開きます。

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