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日本語を英語に訳出する際に重要なのは日本語か英語か

英語を日本語に訳す(和訳)のは得意だけれど、日本語を英語に訳す(英訳)のは苦手……という英語学習者の方々は多いのではないでしょうか。

 

一般論で言えば、通訳でも翻訳でも、外国語を母国語に訳出するよりも母国語を外国語へ訳出するほうが、訳出の質が低下する傾向にあると言われています。ご自身の実体験として、そのような感覚のお持ちの方は少なくないと思います。

 

ここでは、日本語を英語へ訳出する能力を向上させるために一番重要なことは何か、そして、どのように学習を進めるべきかについてご紹介していきます。

 

 一度は目にしたことがあるこの問題
日本の英語教育を受けたほとんどの方は、中学生のころに次のような虫食い問題を解いたことと思います。

 

日本語:駅までの道を教えてください。
英 語:( ) you ( ) ( ) the way ( ) the station?

 

学校的な模範解答は、(Will) you (show) (me) the way (to) the station? でしょう。もちろん、他にもさまざまな表現が存在するわけですが、今日は説明の便宜上、前述の解答を採用して考えていきます。

 

私は数年前、中学生・高校生・大学生に英語を教えていました。そのときに上の問題を中学生に解かせていたのですが、ある生徒が (Will) you (teach) (me) the way (to) the station? と解答しました。

 

これでもおおむね通じるだろうということは納得できると思います。しかし、学校英語的、いわゆる受験英語としては×をつけざるを得ません。するとその生徒は、次のような発言をしました。「“教えて下さい”だから、teachかと思った。」

 

読者のみなさんが教師であったならば、この生徒の疑問をどのように解消するでしょうか。実は、この生徒の疑問は、日本語を英語に訳出する上で極めて重要なことを示唆しています。

 

 「教える」は必ずしもteachではない
もう一度、冒頭の問題をご覧ください。

 

日本語:駅までの道を教えてください。
英 語:( ) you ( ) ( ) the way ( ) the station?

 

ここで、気がつかなければならないことがあります。それは、日本語の「教える」という語には、「学科・クラス等を教える」という意味と、この例題のよう「知っていることを示す」という意味が存在するということです。

 

これに対し、英語の“「teach」”は、通常後者のような使い方はせず、基本的には前者の意味でしか使いません。(逆に、もしこの問題が「英語を教えてください。」であったならば、showではなくてteachを使わなければなりません。)。

 

この生徒は、showもteachも知っていましたが、正しい選択ができませんでした。それは、そもそもの日本語の意味を正しく理解できていなかったからです。このように、日本語を英語に訳出するときは、その日本語が伝えようとしていることは何かを正確に把握しなければなりません。
 
日本語から英語への訳出が苦手な学習者の多くは、往々にして、このポイントの意識が不足しています。つい訳出する英語のほうに頭がいってしまいがちですが、最も重要なのは、訳出元の日本語をどれだけ正確に噛み砕くことができるかです。

 

 英訳する技能を向上させるために最適な学習方法
英語にするわけですから、まずは正確な文法知識が必要なのは大前提です。非ネイティブの学習者にとって文法の知識は必要不可欠であり、決しておろそかにされるべきではありません。

 

文法知識を整理したあとは、具体的にどのように学習するべきでしょうか。それは意外と単純で、ネイティブが使う表現をたくさん頭にストックするということです。

 

英訳や英作文が上手な人というのは、それだけ頭の中に良質な英語がストックされています。同じ表現をするにしても、100の表現しか知らない人よりも、200の表現を知っている方が、より自然で深みのある訳出をすることができるはずです。

 

単刀直入に言えば、「たくさん暗記をしてください」ということになります。外国語の獲得には、莫大な時間と労力が必要です。

 

英語のインプットの方法の一例として、私は映画やニュースを見ていて気に入った表現であったり、「使えそうだな」と思う表現があったら、必ずノートに書き留めて、時間があるときに見返します。その文を完璧に覚えていなくても構いません。その文の一部だけでも記憶に残れば、絶対に役に立ちます(訳にたちます)。

 

ただし、上記のような学習を行う前に、文法を完璧にマスターしていることが前提です。文法学習に関しては、「文法をマスターするにあたり、文法知識は必須である」をご覧ください。

 

 まとめ
上記でお伝えしたことをまとめると、以下のとおりです。

 

① 英訳の技能を上達するために一番重要なことは、「訳そうとしている日本語が何を言いたいのか正確に理解する」ことである
② 文法知識を整えた上で、ネイティブが使う良質な英文表現をたくさん頭にストックする

 

これらはいずれも、今日から(今から)始めることができます。これまで英訳に苦手意識のあった学習者の方は、ぜひこの二点を参考にしてください。

 

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