速読が早くなればなるほどリスニング力に活かされる

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リーディング力はリスニング力に比例します。ある文章を、文頭からピリオドまで一度もつまずかずにスラスラと読むことができるのであれば、全く同じ文章をネイティブが読み上げても理解できるはずです。つまり、速読力が上がれば上がるほど、リスニング力も並行して向上していきます。

ただし、リスニングにはこの他にも音の変化や方言、そしてネイティブ一人一人の独特な発音も影響するので、これらは別に勉強していかなければなりません。

目次

速読の前に精読練習をしっかりと行う

速読を行うには、その前段階として精読をしっかりと行うことが大事です。これを抜かしてしまっては、英文を完璧に理解することができません。速読をいくら行っても、多くの英文を誤解して読むことになります。

英語の本を読む際は、初めは精読をして文章で使われている文法を確認しながら1つの文章を完璧に理解していきます。そういった学習を繰り返していくうちに、段々と文法を考えなくても頭から読めるようになっていきます。

そうなれば、後はリーディングのスピードを高めていくだけです。読むスピードがネイティブが話す英語と同じくらいになれば、リスニング力も必然的に伸びていきます。

ただし、このレベルに到達するまでは最低でも1年はみてください。私自身、精読の勉強を終えた後にThe Japan Timesという英字新聞を読み始めました。毎日新聞を端から端まで読むことを目標にしていたのですが、最初は1記事を完璧に理解するのに2時間ほどかかりました。

頭から読むための理論は理解していたのですが、訓練が圧倒的に足りていなかったのです。そこからめげずに精読学習を続け、半年くらいで1部につき半分の記事を1日に読めるようになりました。そして、1年後には頭からスラスラと読めるようになりました。

分からない単語も、1記事に1つか2つくらいにまで減少しました。このくらいのレベルになると、読むのが楽しくなり、日本語の新聞を読んでいるのとそれほど変わらなくなってきます。

頭から英文を読むためのテクニックは既に体得しているので、そのテクニックを思い返さなくともネイティブと同じようにスラスラと読めるようになります。さらに、速読ができるということは読む量も比例して増えていくので、自分が英語を発する際の英語も徐々にネイティブらしくなっていくのです。

速読の練習法

では、具体的な速読練習法ですが、まずはそれほど難しくない英文を読むところから始めましょう。お勧めはThe Japan Timesです。英文のレベルもネイティブの高校生くらいに合わせて書かれているので、それほど難しくはありません。

逆に、TIMEなどの英文雑誌は難解です。これは教養のあるネイティブ向けに書かれていますので、使われている単語も難しく、文章構造もかなり複雑です。また、小説も同様に難解です。これらは、英字新聞が読めるようになってから取り掛かると良いでしょう。

では速読をする記事を決めたら、まずは力試しとしてある程度の量を読んでみてください。このとき、ネイティブと同じようになるべく頭から順々に理解できるよう努めてください。

もしほぼ完璧に理解できたのであれば、次に進んでください。そうでなければ、同じ文章を精読します。分からない単語を調べ、品詞分解や文章構造の理解をします。そのあとに、また再び同じ文章で速読練習をしてください。

このような積み重ねをしていけば、徐々に初見で理解できる英文の量が増えていきます。それはつまり、リスニングもできるようになるということです。リーディングでは自分のペースで読むことができ、かつわからない箇所は何度も読み返すことができます。

一方、リスニングに関してはそうはいきません。会話であれば聞き返すことができますが、テレビであれば一発勝負です。そのためにも速読力をつけ、初見で理解できる英文の量を増やしていくことが重要です。そうすれば、同じ文章を聞いても理解できるはずです。

このようなプロセスで、リスニング力も徐々に上げていきましょう。


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