英検1級および準1級の二次試験(面接試験)

ここでは、英検1級および準1級の二次試験(面接試験)について解説します。二次試験は、筆記試験では判断することができないスピーキング能力を評価する試験です。どのような準備をするべきか考えてみましょう。

 

 二次試験の概要
英検1級および準1級の二次試験は、以下の内容で実施されています。

 

 ・1級
試験形式:個人面接、面接委員2人
試験時間:約10分間
試験内容:自由会話→スピーチ→Q&A
 ・準1級
試験形式:個人面接、面接委員1人
試験時間:約8分間
試験内容:自由会話→ナレーション→受験者自身の意見を問う質問

まず、1級および準1級両方において、自由会話から試験がスタートします。自由会話というのは、ウォーミングアップをかねた面接委員との雑談で、氏名の確認や簡単な日常会話を行います。

 

その後、1級ではトピックカードが手渡されます。カードには5つの命題が記載されており、その中から1つを選択して、2分間のスピーチを行います。カードが手渡されてから1分間スピーチ内容を考える準備時間が与えられますが、メモはとれません。
準1級では、4コマのイラストが印刷された問題カードが手渡されます。1級の場合と同じように、ここで1分間ナレーション内容を考える準備時間があります。ナレーションは2分間ですが、出だしは必ず問題カードで指定された出だし部分を使って始めます。ナレーションとは、イラストを見て何が起こっているかを英語で説明することです。
両方の級とも、スピーチおよびナレーションが終わると、質問タイムに入ります。1級については、受験者が選択した命題に関する内容や、関連するトピックについての質問がされます。準1級については、イラストに関連した質問を4つされます。

 

質問が全て終わると試験終了となり、退室します。

 

 これだけは押さえたい二次試験のポイント
1級も準1級も、基本的に、正答というのは存在しません。与えられたトピックについて自身の考えを述べればそれで良いのですが、あまりにも奇抜で奇想天外な主張は避けたいところです。

 

一般論で言えば、良い回答というのは、その内容が論理的かどうかということになります。ですから、自身の主張を裏付けする根拠をわかりやすく列挙する必要があります。これは、ライティングテストの解答方法と全く同じです。まず結論を明確にし、それを裏付ける根拠を列挙し、最後に結論を言い換えてまとめるのが理想です。
また、「英検1級・準1級のライティングテストの対策方法」でも解説したとおり、二次試験においても、出題が予想される命題に関するある程度の事前知識が必要です。もっとも、準1級に関しては、イラストを描写する(ナレーションする)形式であり、その後の関連質問もそれほど難解なものではありません。

 

しかし、1級に関しては、出題されるトピックはいずれも内容的に高度なものとなっています。例えば、「科学の発展は常に有益か、芸術への財政的支援増加の是非、世界経済における日本の役割、選挙権の行使を義務化するべきか、遺伝子組み換え食品の安全性、公共の場における治安改善の必要性」などが過去に出題されています。

 

幸い、出題されるトピックは5つですので、この中から自分が一番事前知識がある命題を選択することができます。しかし、内容が高度なことには変わりがありませんので、ライティングテストの対策と同様、普段から様々な分野のトピックについて自身の考えをまとめる訓練をしてください。
 面接試験に臨む上での心構え
面接試験ですので、筆記試験以上に緊張される方がほとんどだと思います。英検の面接試験に限らず、どの面接試験でも当てはまることだと思うのですが、面接委員が受験者から受ける印象というのは結果に少なからず影響を与えます。

 

みなさんに意識していただきたいのは、笑顔を忘れないことと、自信をもってスピーキングするということです。できれば面接試験とは思わずに、面接委員との英会話を楽しむという気持ちで臨んだ方が、リラックスしてスムーズに英語が出てくるのではないでしょうか。

 

予想外の質問をされたり、想定外のトピックに当たってしまったとしても、とにかく笑顔をキープすることを忘れないでください。笑顔がないだけで、非常に自信がないように見えるものです。試験のときだけはいつもの自分を捨てて、自信満々で臨んでください。

 

また、当日の服装にも気をつかうと思いますが、過度にフォーマルな装いをする必要はありません。心配な方はスーツを着れば問題ないのですが、基本的には清潔感のある服装であれば何でも構いません。いずれにせよ、自分がリラックスできる状態で試験に臨みましょう。

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