英語を学ぶ本当の意味での楽しさ

英語を含め語学そのものは、本来は会計学や統計学、生物学などに匹敵するような大変な勉学です。決して、「気軽に、自然に、短期間」で習得できる学問ではありません。英語を本当の意味でペラペラと話せるようになりたい人は、このことをぜひ心に留めておいてください。

 

通訳や翻訳者といった英語のプロと呼ばれる人達の中で、「簡単に英語を身につけられる」と言った人たちは1人もいません。この方たちは全員、英語を自由に操れるようになるまでに毎日何時間も勉強をしました。

 

文法知識をつけ、単語を毎日100個ずつ覚えるなどの単調な作業を愚直に繰り返した人のみが、英語を習得できます。

 

「英語は楽しく学ぶべきだ」という考えは、確かに大事です。英語学習において、何かしら楽しさを見つけなければ、勉強を継続させることが難しいからです。しかし、単語を暗記するなどといった苦痛な作業を抜かして、ただ「楽しい」だけを求めていても、本当の意味で英語を学ぶ楽しさはわかりません。

 

そのためには、「ネイティブのように話せるようになりたい」というような理想を持つことが大事です。その理想を叶えたいと思えば思うほど、情熱が湧いてきます。情熱さえあれば、苦痛な暗記作業を乗り越えることができ、初めて英語を自由に操れるようになります。そして、本当の意味で英語を楽しむことができます。

 

上記のプロ通訳者や翻訳者たちは、「英語学習を非常に楽しんでいる」と言います。彼らの話を聞くと、毎日寝食を忘れ、ひたすら英語を勉強していたようです。1日でも早く英語を話せるようになりたかったので、できるだけ多くの文章を暗記したと言います。

 

暗記は非常につらい作業に聞こえますが、プロの人たちは英語を心から楽しんで学んでいます。そのため、暗記作業も全く苦痛に感じません。むしろ、暗記すればするほど話せる内容も増えてくるので、面白くてたまらなくなると言います。

 

私自身、寝ても覚めてもいつでも英語のことばかり考えていました。夢の中でも英語の勉強をしていました。「何の目的もない飲み会に行くなら、単語200個覚えたほうがよっぽど有益だ」と本気で思っていました。それほど英語学習にのめりこんでいたのです。

 

皆さんはどうですか? 英語学習を本当の意味で楽しんでいますか? 私の通訳の恩師は、「英会話とは真剣勝負である」と教えてくれました。気軽に野球を楽しんでいては、いつまでたってもプロにはなれません。「草野球は何百試合やっても草野球である」、これは同時通訳の神様として知られる國弘氏の言葉です。

 

もし英語をマスターしたいのであれば、英語と真剣に向き合い、死に物狂いで勉強してください。そうすれば必ずマスターできます。

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