英語の文法:語と句と節

英語をマスターするにあたり、語や句、節を理解することはとても重要です。なぜなら、これらの文章中の役割が分からなければ正確な文章を作れませんし、読むこともできないからです。ここでは、語、句、節のそれぞれの違いを説明し、英文構造の大まかな部分を理解できるようにしていきます。

 

 語とは
語とは単語を指します。以下の単語1つ1つを、全て「語」と呼びます。

 

she, hospital, in, go, already, once, Smith, Shinagawa

 句とは
句とは、2語以上の語から成り立つものを指します。句には名詞句、形容詞句、副詞句があります。以下の例文で、それぞれの句を見ていきましょう。

 

 ・主語の名詞句

英語の勉強は難しい。
To study English is hard.

 

Studying English is hard.

 

It is hard to study English.

下線が引かれている場所全体を句と呼びます。上記の例文の場合、句は全て主語の役割を果たしていますが、それぞれの文の中では名詞として機能してます。そのため、これは名詞句と呼ばれます。

 

 ・述語の名詞句

私の趣味は英語の勉強です。
My interest is to study English.
My interest is studying English.

上記の例文では、句は2つとも述語であり、名詞として機能していますので名詞句です。

 

 ・一般動詞の他動詞、前置詞の目的語の名詞句

私は英語を勉強したい。
I want to study English.
私は英語の勉強を楽しんでいます。
I enjoy studying English
私は英語の勉強に興味があります。
I am interested in studying English.

このように、名詞句は他動詞(上記ではwantやenjoy)や前置詞(上記ではin)の目的語として機能することもできます。

 

 ・述語の形容詞句

彼女は車の中にいます。
She is in the car.

上の例文では、下線部は形容詞として機能しています。そのため、これは形容詞句となります。

 

 ・名詞を修飾する形容詞句

車の中にいる女性は可愛い。
The girl in the car is cute. (the girlを修飾)
何か飲むものはありますか?
Do you have anything to drink? (anythingを修飾)
椅子に座っているあの男を知っていますか?
Do you know the man sitting on the chair?  (分詞としてthe manを修飾)

形容詞は名詞を修飾することができるので、例文のように形容詞句を名詞の後ろに置くこともできます。

 

 ・前置詞の副詞句

私は12月に東京で生まれた。
I was born in Tokyo in December. (動詞のbornを修飾)
彼に嘘をついたので、申し訳ないと思った。
Telling him a lie, I felt sorry for him. (独立分詞構文としてI felt sorry for himという主節を修飾)
私は勉強するために図書館へ行った。
I went to the library to study.  (to不定詞の副詞的用法としてwentを修飾)

上の例文3つの下線部は、全て副詞句であり、文中では副詞として機能しています。副詞は、動詞や主節(メインの文章)、または形容詞や他の副詞を修飾することができます。

 

 節とは
節とは、主語と述語がある文を指します。句は2語以上から成り立ちますが、主語や述語がありません。そこが節との違いとなります。節は名詞節、形容詞節、副詞節に分かれます。例文で確認しましょう。

 

 ・主語の名詞節

彼が正直者であるというのは嘘だ。
That he is an honest is a lie.
= It is a lie that he is an honest.
彼が来るかどうかは重要ではない。
It doesn’t matter if he will come or not.
彼が言ったことは本当だ。
What he said is true.

上の例文のように、下線部には全て主語と述語があります。そのため、これらは節と呼ばれます。さらに、下線部は文章の中で名詞としての働きをしていますので、これを名詞節と言います。

 

 ・述語の名詞節

重要なことは彼が来るかどうかだ。
The important thing is whether he will come or not.  (間接疑問文)
本当は私はこの仕事をしたくないのです。
The truth is that I don’t want to do this business.    (that節)
重要なことは彼が言ったことである。
The important thing is what he said.

上記の名詞節は、文中では述語としての役割を果たしています。

 

 ・一般動詞の他動詞、前置詞の目的語の名詞節

私はもう寝ると言った。
I said that I would go to bed.
彼はこの製品はいくらかと聞いた。
He asked how much this product was.
私は彼が何と言ったかに興味がある。
I’m interested in what he said.
彼は私に彼女が知らない事を教えてくれた。
He told me what she didn’t know.
私は彼が結婚するという情報を得た。
I got the information that he was getting married.  (同格のthat)

 ・目的語の形容詞節

あそこの椅子に座っている男を知っていますか?
Do you know the man who is sitting on the chair? (関係代名詞としてthe manを修飾)
老人二人が住んでいるあの家に行ったことはありますか?
Have you ever been to the house where the two elderly people live?  (関係副詞としてthe houseを修飾)

上の下線部は名詞を修飾しているので形容詞となります。下線部内には主語と述語があるため、形容詞節と呼ばれます。

 

 ・文章を修飾する副詞節

私が小さいころは泣き虫でした。
I cried a lot when I was a kid. (I cried a lotという主節を修飾)
腹痛のため、トイレに急ぎました。
I hurried to the toilet because I had a stomachache.

上記の下線部は副詞としての役割を果たしています。主語と述語が含まれているため、これを副詞節と呼びます。

 

語、句、節の説明はこれで以上となります。冒頭でも述べたとおり、この3つを理解することはとても大切です。これらの理解なしには、文法知識を応用した長い文章を作ることはできません。

 

例えば、what節を例に出してみましょう。「what節は名詞節である」ということを知らなければ、これを「前置詞の後ろに持ってくることができる」ということが分かりません。また、「自動詞の後ろにwhat節を持ってくる」という間違いをするかもしれません(自動詞の後ろには、名詞を直接持ってくることができないというルールがあります)。

 

このような理由から、語、句、節の概念を理解することが大事なのです。ここでしっかりと理解し、複雑な文章を作れるように練習しましょう。

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