英語の文法:疑問詞+副詞、形容詞、名詞

ここでは、疑問詞の後ろに形容詞や副詞、名詞がつく疑問文を学習していきます。このページの内容をしっかりと理解するために、基本的な疑問文の作り方を知っておく必要があります。

疑問詞+形容詞、副詞、名詞の語順

語順は下記の3通りがあります。

疑問詞+形容詞 / 副詞 / 名詞+be動詞+主語?
疑問詞+形容詞 / 副詞 / 名詞+do+主語+一般動詞+(名詞) / (前置詞)?
疑問詞+形容詞 / 副詞 / 名詞+be動詞+主語+形容詞+前置詞?

語順は必ず暗記してください。英語は、日本語のように語順を柔軟に変えることができません。もし語順を間違えてしまうと、伝わらない可能性もありますので注意が必要です。それでは、以下で「疑問詞+形容詞、副詞、名詞」を詳しく見ていきましょう。

How+形容詞(副詞)

「どのくらいの~?」という程度を尋ねるときに使います。この形では、後ろに来る形容詞や副詞は大体決まっています。それらを、1つのかたまりとして覚えてしまうことが効率的です。

あなたの身長はどのくらいですか?
How tall are you?

あなたは何歳ですか?
How old are you?

このビルの高さはどれくらいですか?
How high is this building?

物の高さにはhighを使い、人の身長にはtallを使います。

あなたはどのくらいの頻度で英語を勉強しますか?
How oftendo you study English?

いくらですか?
How much is it?

ここから駅まではどれくらいの距離ですか?
How far is it from here to the station?

これは、「How far is it from+名詞+to+名詞?」というかたまりで覚えるとよいでしょう。
hereは通常副詞として使われますが、上記の例文のように名詞としての役割を果たすことがあります。そのため、fromという前置詞の後ろにhereを持ってくることも可能です。

このような疑問詞の種類は、他にもいくつかあります。すでに述べたように、「How+形容詞、副詞」の形は大体決まっています。そのまま決まり文句として覚え、あとに続く文は自身の文法力で自由に作れるようにしていきましょう。

「How+形容詞+be動詞+主語?」に対する答え方

このような疑問文に応答するときは、文章の最後に疑問文と同じ形容詞をつけて文章を終えます(「How much~?」や「How far is it~?」は例外です)。例文を見てみましょう。

あなたは何歳ですか? 20歳です。
How old are you?   I’m twenty years old.

あの橋の長さはどのくらいですか?  約20メートルです。
How long is that bridge?   It’s about 20 meters long.

それ以外に関しては、応答文の最後に形容詞をつける必要はありません。

このバッグはいくらですか?  2000円です。
How much is this bag?  It is 2000 yen.

ここから駅まではどれくらいの距離ですか?  5kmくらいです。
How far is it from here to the station?  It is about 5 kilometers.

あなたはどのくらいの頻度で英語を勉強しますか?  毎日です。
How often do you study English?  I study English every day.

なお、日常英会話ではよく主語や動詞が省略され、疑問文を答えるために必要な箇所だけを言います。

あなたはどのくらいの頻度で英語を勉強しますか?  毎日です。
How often do you study English?  Every day.

What, Which, Whose+名詞~?

WhatやWhich、Whoseを、後ろにくる名詞を修飾する形容詞として使うことができます。意味は、「何の、どちらの、誰の~?」となります。例文で確認しましょう。

どんな食べ物が好きですか?
What food do you like?
このように、Whatはfoodという名詞を修飾しているので、形容詞の働きをしています。

どの本が好きですか?
Which book do you like?

どちらの本があなたのですか?
Which book is yours?

誰の洋服を買いますか?
Whose clothes do you buy?

どちらの雑誌にあなたは興味ありますか?
Which magazine are you interested in?

clothes「洋服」は常に複数形扱いとなります。単数形のclothにすると、「布」という意味になります。

誰のアイディアにあなたは賛成ですか?
Whose idea do you agree with?

How many (much)+名詞、What kind of+名詞、What time

How many (much)で、「どれくらいの~」、What kind of で「どんな種類の~」という訳になります。また、What timeは「何時に~」と言う意味です。

How manyは数えられる名詞(可算名詞)の前に置き、名詞を複数形の形にします。一方、How muchは数えられない名詞(不可算名詞)の前に置きます。不可算名詞は複数形にすることができません。

本を何冊持っていますか?
How many books do you have?

どのくらいの情報をあなたは持っていますか?
How much information do you have?

どんな種類の本が好きですか?
What kind of books do you like?

彼はどんな種類の音楽ですか?
What kind of music does he like?

informationやmusicは不可算名詞です。

何時に彼は東京に行きますか?
What time does he go to Tokyo?

何時ですか?
What time is it?

これで以上となります。疑問文は肯定文よりも語順が複雑なので、スピーキングで流暢に話せるようになるにはかなりの練習が必要です。語順を意識しながら何度も例文を音読し、自分で疑問文を作る練習もしてください。

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