主語と述語をとらえることが精読の第一歩

ここでは、英文を正確に読みこなすために重要となる主語と述語の見つけ方について学習をしていきます。とても重要なセクションですので、しっかりと理解をしてください。

 

全ての英文読解は、「主語+述語」を探すことから始まります。この2つが見つかれば、英文の意味を大きく勘違いすることはありません。それと同時に関係代名詞や分詞構文などの修飾句や節を見分けながら、正確に文章を理解していきます。

 

 前置詞で始まる文章はそのあとに主語+述語がくると考える
まずは下の例文を見てください。

 

Steven lives in the house.
In the house, Steven lives with his two kids.

1文目はStevenという名詞から文章が始まっていますので、これを主語と考えます。そのあとにlivesという動詞がくるので、この文章の主語+動詞はSteven livesであるということがわかります。in the houseは、livesを修飾している副詞句です。

 

2文目はどうでしょうか。In the houseという前置詞から文章が始まっています。このように、前置詞で始まる文章は「あとに主語+動詞がくる」という思考ができるようになる必要があります。

 

読み進めると、Steven livesという主語+動詞が見つかります。これがこの文章のメインとなり、In the houseとwith his two kidsはlivesを修飾している副詞句であることがわかります。

 

 倒置の文章を読むときの注意点
次に、名詞から始まる文章が主語にならないという例外の文章を見ていきます。下の文章の主語+述語はどれでしょうか。

 

The want of time he has felt since five years ago.

feltが述語であることは容易に理解できますが、The want of timeを主語と考えるのは誤読です。これであると、feltは他動詞であるのに目的語がない理由を説明できないからです。そのため、ここは読み方を変えて、「The want of timeというfeltの目的語が倒置して文頭に置かれた」と考えます。

 

He has felt the want of time since five years ago.
彼は5年前から時間が足りないことを感じていた。

上の文章が倒置ではない普通の文体です。want ofで、「~の欠乏」という意味となります。そのため、この文章の主語+動詞はHe has feltとなります。

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