否定語句が文頭にくる倒置の読み方

英文読解をする中で、正確に読み解くことが難しい文法の一つが倒置です。通常の英文と語順がことなるため、頭から一回で英文を正確に理解するためには訓練と感覚を鍛える必要があります。

 

ここでは、倒置の基本である否定語句が文頭に置かれる場合の倒置について解説をしていきます。

 

 否定語句が文頭に置かれる倒置の読み方
通常、否定語句(neverやnot、onlyなど)が文頭にくる場合、以降の文章は倒置が起こります。まずは例文を見てみましょう。

 

Never did I dream such a thing.

上の英文は倒置の文章です。よく見ると、Never以降の語順は疑問文と全く同じであることがわかります。これが倒置の文章の特徴です。和訳は、「そのようなことを一度も夢見たことがない」です。それでは、他の例文も見てみましょう。

 

Hardly could I answer the questions.

この文章も、Hardly以降の語順が疑問文と同じであることがわかります。意味は、「私はその問題をほとんど解くことができなかった」となります。

 

 否定語句と助動詞の間に修飾語が入る文章の読み方
次に、否定語句と助動詞(上の英文ではdidやcould)の間に修飾語が入る英文パターンを見ていきます。

 

Rarely in the company where I have been working for more than six years have I got a raise.

このような長い文章を頭から理解していく際は、ある程度の予測が必要となります。まず、Rarelyのような否定語句がいきなり文頭に現れた時点で、「この文章は倒置だな」と考えなければなりません。そして、「そのあとには疑問文の語順で主語と述語がでてくる」と予測しながら読んでいきます。

 

Rarelyのあとにはin the companyときますが、これはinという前置詞から始まる副詞句です。そのため、これは主語と述語ではありません。the company where I have~と見えてきたあたりで、「where関係副詞でthe companyが先行詞である」と理解ができれば合格です。

 

このあとは、「関係詞がどこまで続くか」を意識しながら読んでいきます。more than six years have I got a raiseが見えたあたりで、やっと主語と述語が登場しました。ここで、「倒置の文章である」という予測が正しかったことを確認します。和訳は以下のようになります。

 

私が6年間働いた会社では、昇給はめったになかった。

 否定語句と助動詞の間に節が入る文章の読み方
最後に、否定語句と助動詞の間に節が入る文章をどのように読むかについて解説していきます。これを読むときの考え方は、上記の修飾語が否定語句のあとにくるパターンのときと同じです。例文を確認しましょう。

 

Not until all the plans he had come up with turned out to fail did he start asking for help.

Not untilは文法セクションでも解説した倒置構文の代表的なパターンです。これが見えたら、「この文章は倒置だな」と予測します。untilは接続詞なので、うしろには節がきます。そのため、「untilの節はどこまで続くか」を意識しながら読んでいきます。

 

did he startが見えた時点で、「ここが述語と主語だ」と確認して全体の文章を理解します。これが正しい読み方となります。和訳は以下の通りです。

 

彼が思いついた全ての計画が失敗したと分かって、初めて彼は助けを求め始めた。

このように、倒置の文章を理解するときは英文の読み方が特殊になります。頭から英文を一発で理解するためには、上記で説明したように「予測と確認」が重要となります。

 

こういったことをまずは頭で理解し、英文を無意識に理解できるレベルまで練習をすることが大切です。

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