頭から英文を読めるようになるための思考法

英語リーディング:同格構文の読み方

同格とは、ある名詞を別の名詞で説明し直すことを指します。そのため、通常の英文の語順には存在しないような文章となります。ここでは、同格の基本形となる「説明される名詞+説明する名詞」を含む英文を読む方法について解説します。

 

 説明される名詞+説明する名詞
まずは、下の例文を見てください。

 

He lacks one important quality that he should have – a sense of humor.

この文章を読んで、「彼はユーモアのセンスを持つべき一つの重要な素質が欠けている」と理解することは誤読です。そもそも、これでは日本語でも理解できないです。

 

答えを言うと、a sense of humorはone important qualityを説明している同格です。しかしながら、同格という文法を知らないと、he should have a sense of humorという読み方をし、上記のような訳で理解してしまいます。

 

haveは他動詞ですが、ここでは関係代名詞の目的格というone important quality that he should haveとして読むべきです。そのため、訳は「彼は持っておくべき一つの重要な素質」となります。

 

上記の例文の正しい訳は、以下のようになります。

 

彼は、持っておくべき一つの重要な素質が欠けている。それは、ユーモアのセンスだ。

このように、同格はa sense of humorという名詞が独立した形で現れることがあります。上記の例文は比較的読みやすい文章ですが、同格が置かれる位置は文尾だけではありません。

 

基本的に、英語の文型はS+V+OやS+V+Cなどであり、SとOとCには名詞がきます。つまり、書き換えると名詞+動詞+名詞ということになります。

 

ところが、ここに同格(名詞)が入ることによって、名詞+名詞+動詞+名詞や、名詞+動詞+名詞+名詞となることもあります。

 

このようになると、どれが主語でどれが目的語、または補語かを見分けることが困難になります。ただ、同格の語順はほぼ9割が「説明される名詞+説明する名詞」という語順です。これを覚えていれば、文章を誤読する確率が減ります。

 

それでは、例文を見てみましょう。

 

Mr. and Mrs. Smith, a well-known couple in my neighborhood, has recently divorced.

まず、Mr. and Mrs. Smithという名詞が目に入ります。これを主語と仮定し読み進めると、a well-known coupleという2つ目の名詞が見えます。通常、英語は名詞が単体で連続で続くことはなく、その場合は前置詞を使ってつなげる必要があります。

 

そのため、ここでは「a well-known coupleがMr. and Mrs. Smithを説明している同格だ」と考えることができれば合格です。訳は以下のようになります。

 

スミス夫妻は近所ではよく知られている夫婦だが、最近離婚した。

このように名詞が二つ続いている場合は、どれが主語でどれが同格かをしっかりと見分けることが大切です。

英語リーディング:比較級と仮定法の倒置の読み方

ここでは、比較級と仮定法の倒置構文の読み方を解説していきます。誤読する可能性が低い箇所ですが、なぜ倒置が起こるかを理屈で理解しておくことが大切です。

 

まずは、簡単な比較級を見てみましょう。

 

My wife is taller than my sister (is).

これは通常の比較級の文章であり、「私の妻は妹よりも背が高い」という意味になります。my sister isのisは、省略しても構いません。

 

ネイティブは、最後にisで文章が終わることを好みません。なぜなら英文の性質上、文章の最後には重要な語句がきます。そこに「意味のないisを置きたくない」という気持ちが働くのです。

 

これを避けるために、isを省略するか、倒置形にするということがあります。倒置の文章にすると、以下のように変化します。

 

My wife is taller than is my sister.

これは、doやdoes、didで終わる比較級でも同様です。

 

In modern times, people can enjoy living more comfortably than did those in ancient times.

通常の文章だと、than以降はthose in ancient times didとなります。全文を訳すと、下のようになります。

 

昔の人と比べて、現代の人々はより快適に生活をすることができる。

 仮定法の倒置
仮定法の倒置は、文頭にくるだけではなく文中などにも現れます。これを見極める方法ですが、疑問文の形となって現れるので、そこから仮定法だと判断することができます。下記に、仮定法の倒置形をまとめてあります。

 

If+S+were+to do → Were+S+to do
If it were not for → Were it not for
If it had not been for → Had it not been for
If+S+should → Should+V
If+S+had+過去分詞 → Had+S+過去分詞

上の表では、右側が倒置形です。これらの形を覚えておき、英文を読んでいく中で倒置かどうかを判断してください。それでは、以下に例文を挙げます。

 

He failed and failed but never gave up inventing a new device, even should it take many years, until he made it successful.

文頭のHeからinventing a new deviceまでは通常の文章です。意味は「彼は何度も失敗したが、新しいデバイスを発明することを決して諦めなかった」です。

 

このあとのeven should it takeが見えた時点で、「なぜここが疑問文の語順なのか」と考えることが大切です。上で述べた仮定法の倒置形を覚えておけば、「If+S+shouldの倒置形だ」と気づくのは簡単なはずです。訳は、「たとえ何年かかったとしても」です。

 

全文を訳すと、下のようになります。

 

彼は何度も失敗したが、たとえ何年かかったとしても、新しいデバイスを発明することを成功するまでは決してあきらめなかった。

以上が比較級と仮定法倒置形の文章です。これを正確に読み解くには、文法知識があるかどうかがカギとなります。もしこの知識が曖昧であれば、もう一度文法を復習してください。

英語リーディング:soを使った倒置構文の読み方

Soには様々な品詞があります。英文読解の中でもしこの単語を見た場合、前後の文脈から「このsoにはどんな働きがあるか」ということを常に考えなければいけません。

 

ここでは、倒置として使われるsoの読み方について解説していきます。

 

 So+S+VとSo+V+S
まず初めに、下の文章を訳してください。

 

You must have a check-up soon. So I must and so must you.

have a check-upは「健康診断を受ける」という意味です。では、2文目はどのように訳せばよいでしょうか。このsoは副詞であり、「そのように」という意味です。つまり、have a check-upをsoで言い換えた形となります。

 

2文目をSoを使わないで書くと、以下のようになります。

 

I must have a check-up and you must have a check-up.

では、なぜSo I mustやSo must youのように倒置される文章と通常の文章に分かれているのでしょうか。答えは、主語が初めて登場したものか否かによって倒置の文章に変化します。
So I mustの「I」は、実は前のYou must have a check-upの「You」の部分ですでに言及されています。そのため、この文章は倒置する必要がありません。

 

一方、So must youの「you」は初めて出てきた主語です。そのため、これを強調するために倒置構文が使われます。

 

ただ、So+S+Vは「その通りだ」という訳を当てはめれば、上手く訳せる場合が多いです。そのため、これに関しては決まり文句として覚えてしまっても問題ありません。

 

全文を訳すと下記のようになります。

 

あなたはもうじき健康診断を受けなければならない。おっしゃるとおりだが、あなたも同様だ。

 so that構文の倒置
次に、so that構文の倒置形を見ていきます。この構文が倒置されると、疑問文と同じ語順になるということを覚えて置いてください。また、that以降は通常の語順となります。それでは、以下で倒置の文を見ていきましょう。

 

So hard did he work day and night that he made a great success in his business.

「So+副詞・形容詞」で文章が始まります。そのあとは疑問文と同じ語順となり、that節以降は通常の語順となります。全文を訳すと、以下のようになります。

 

彼は昼夜問わず一生懸命働いたので、彼のビジネスは大成功を収めた。

このように、soは文脈によって様々な意味に変わります。何となく英文を理解した気になるのではなく、文法的に正しく理解できるようになるまで理解を深めていってください。

英語リーディング:there is構文の倒置形の読み方

ここでは、難解なthere is構文を頭から読むための方法を解説します。

 

 There+V+修飾語+Sの構文
存在を表すthere is構文というものがあります。これは、話し言葉や書き言葉でも良く使われる構文です。短い文章であれば、この構文を理解することは簡単です。例文を見てみましょう。

 

There is a man over ther.
あそこに男がいる。

ここから派生して、isというbe動詞の部分に一般動詞がくる場合があります。それが下の例文です。

 

There seems to have been a man over there.
あそこに男がいたようだ。

もしthere is構文を、「動詞の部分にはbe動詞がこない」と思っていたら、上の文章を読むときにつまずきます。このように、一般動詞のseemなどがきて、主語であるa manにたどり着くまでに長い動詞が続くことがよくあります。

 

それでは、今度はthere+VとSの間に長い修飾語が入る文章を見てみましょう。これにより、there is構文だと見極めることがさらに困難になります。

 

Gradually there grew up over the years since 1980’s the belief that every nations ought to follow the rule that the world is bound by a certain unchangeable principal.

最初のGraduallyはただの副詞であり、「徐々に」という意味です。there grew upが見えたところで、勘の良い人は「there is構文の一般動詞が置かれたパターンではないか」と気づくことができます。そのあとは、there grew upに対する主語を探しながら英文を読んでいきます。

 

さらに読み進めて、「over the years since 1980’sはgrew upを修飾している副詞句だ」と理解します。 意味は、「1980年代以来何年にも渡って」です。

 

the belief thatが見えた時点で、これがthere grew upに対する主語であることが分かります。belief thatは名詞節を導くthat節であり、every nations ought to follow the ruleという文章が続きます。「すべての国家は~ということに従うべきだという信条」という訳になります。

 

rule thatは2つめのthat節です。the world is bound by a certain unchangeable principalが、どんなthe ruleかということを説明しています。訳は、「世界は変えることのできないある原則によって縛られている」です。

 

それでは、以下に訳をまとめます。

 

変えることのできないある原則によって世界は縛られているという法則に、世界は従うべきだという信条が、1980年代以来何年間にも渡って徐々に生まれてきた。

このように、there is構文に一般動詞が使われ、さらに修飾語によって文章が長くなることがあります。もし文章読解が困難な場合、thereを無視して語順を「主語+動詞」に戻すことが有効です。

 

例えば、上の例文では下記のように文章を変換することができます。

 

A belief grew up over the years since 1980’s that every nation~

このように文章を変えれば、意味の理解が容易になります。こういったテクニックを使い、正確な英文読解ができるように練習をしましょう。

英語リーディング:第3文型の倒置の読み方

ここでは、第3文型の倒置の読み方について解説をします。5文型の倒置の中で、第3文型の倒置を見極めることは困難です。そのため、ここでしっかりと頭から英文を読み進める考え方を理解してください。

 

通常の文章では、名詞が最初にきます。そのため、これを主語とし、主語に対する述語(動詞)を探しながら文章を読み進めるということが基本的な考えです。以下に例文をあげます。

 

I suggested to him what I had done.

文頭に名詞である「I」がきていますので、これを主語とします。その直後に続くtoldがこの文章の述語です。

 

次に、上記の文章(第3文型)を倒置に変換します。すると、下のような文になります。

 

What I had done I suggested to him.

このように、第3文型の倒置では、O+S+Vという語順になります。英文を前から読むとき、What I had doneのかたまりを見て「これが主語だ」と予測します。

 

ところが、その直後に「I」という名詞が見えます。また、suggestは他動詞であるのに、うしろに目的語がありません。ここで、「What I had doneがsuggestの目的語であり、この目的語が文頭に置かれた文章だ」と考え方を変えなければいけません。これが、第3文型の倒置形を頭から読むための思考法です。

 

先ほども述べましたが、英語の文章は通常、主語となる名詞が最初にきます。ただ、第3文型の倒置形も、目的語である名詞が文頭に置かれます。これが理由で、倒置形か普通の文章かを判別することが難しくなります。

 

一方、第1文型と第2文型の倒置では、形容詞や副詞が文頭に置かれますので、「これは倒置の文章だ」と容易に把握することができます。下の例文を見てください。

 

Lucky was the boy.  第2文型の倒置
In came a boy.  第1文型の倒置

このように、文頭に形容詞のluckyや前置詞(副詞)のinが置かれている文章は、倒置であることを簡単に見分けることができます。

 

それでは、長い文章を使って第3文型の倒置形を見てみましょう。

 

She was beautiful, smart, and polite, but one important element in making herself more friendly she had never had, and that is honesty.

She was beautiful, smart, and politeまでは理解することがそれほど難しくありません。そのあとにbutが見え、one imporant elementという新たな名詞が見えてきます。ここで、「あらたな主語かもしれない」と予測を立てます。

 

in making herself more friendlyはどこにかかっているでしょうか。これは、element inという語法であり、「~という要素」という訳です。「より彼女を親しみやすくするためのひとつの重要な要素」という意味になります。

 

このあとに、she had never had, and that is honesty.という文章が視界に入ります。ここで、never hadの後ろに目的語がないことに注目してください。そのあとに、and that is honestyと新たな文章が始まっていることから、「one important elementは目的語である」と考えることが正解です。

 

全文を訳すと以下のようになります。

 

彼女は美しくて頭がよく、そして礼儀正しかったが、彼女がより親しみやすくなるための一つの重要な要素を持つことが決してなかった。それは正直さである。

このように、第3文型の倒置は、あとに続く他動詞に目的語がない文章で現れることが多いです。これをヒントにし、正確な読解ができるよう練習をすることが大切です。

リーディング:第2文型、第1文型の倒置の読み方

ここでは、第2文型と第1文型の倒置構文の読み方を解説していきます。短い文章では理解がしやすく、会話でも頻繁に使われます。ただ、第2文型を構成するS+V+CのC部分に長い句(1語以上の単語のまとまり)がくることにより、英文の理解が一気に困難になる場合があります。

 

 Cに形容詞句がくる倒置
まず、簡単な第2文型の倒置の文章を見ていきます。第2文型とは、S(主語)+V(動詞)+C(補語)からなりたつ文章でした。

 

Lucky was the boy.
その少年はついていた。

このように、第2文型の倒置が起こると、C+V+Sという語順に変化します。もしSが代名詞の場合は、倒置が起こらないというルールも覚えておいてください。

 

Lucky he was.
彼はついていた。

次に、Cが長くなる文章を見てみます。

 

More likely to occur than the advent of a new business model is a slight change in existing ones.

この文章を頭から理解するためには、まず「More likely toが文頭にある時点でこれは倒置構文である」と判断できるかがカギとなります。likely to doは語法であり、「~しそうである」という意味です。

 

likely to do以降は長いCの部分ですので、「V+Sがくる」と予想しながら読んでいきます。thanは「~と比べて」という意味です。文頭のmore likelyが見えた時点で、「比較級のthanがくるかもしれない」という予想も同時にできればなお良いです。

 

new business modelを読みを終えたあとに、やっとis a slight changeというV+Sが見えました。これで、「この文章は倒置だった」と確認します。change inは「~の変化」という意味です。全体を訳すと、以下のようになります。

 

新しいビジネスモデルの誕生よりも起こる可能性が高いのは、既存ビジネスをわずかに変化させたものだ。

 第1文型の倒置
第1文型とは、S+Vの形です。ただ、多くの場合はS+Vのうしろに修飾語(句)がつきます。例えば、下の例がS+V+修飾語の例です。

 

彼は私に頼っている。
He depends on me.

HeがS、dependsがV、そしてon meが修飾句です。第1文型の倒置では、修飾語(句)が文頭に置かれ、修飾語(句)+V+Sという形になります。それでは、例文を見てみましょう。

 

Needless to say, upon how to strike a balance between them depends greatly whether volunteer work can help nourish our local town.

Needless to sayは決まり文句であり、「言うまでもなく」という意味の独立した副詞句です。 そのため、これだけではまだ倒置の文章がくるかはわかりません。

 

upon how to strike a balanceが視界に入りますが、uponが何を意味するかはこの時点では推測できません。uponは前置詞ですので、「倒置の文章かもしれない」と予測をします。そのため、how to strike a balance between themの「どのようにしてそれらの間でバランスを取るか」という意味だけをおさえて先を読みます。

 

depends greatly whether volunteer work can help~が見え、ここでやっと「この文章は倒置だ」と理解することができます。つまり、この文章構造は、upon~between themが修飾句、dependsがV、whether volunteer work can help nourish our local townが長いSとなります。訳は下のようになります。

 

言うまでもなく、ボランティア活動が私たちの地元の町を活性化する助けになるかどうかは、どうやってそれらの間でバランスを取るかというところが大きい。

第2文型と第1文型の読み方は以上となります。Cや修飾句が長くなると、上の文章のように理解が困難になるケースが多いです。そのため、英文読解の基本である予測をすることが大切です。

否定語句が文頭にくる倒置の読み方

英文読解をする中で、正確に読み解くことが難しい文法の一つが倒置です。通常の英文と語順がことなるため、頭から一回で英文を正確に理解するためには訓練と感覚を鍛える必要があります。

 

ここでは、倒置の基本である否定語句が文頭に置かれる場合の倒置について解説をしていきます。

 

 否定語句が文頭に置かれる倒置の読み方
通常、否定語句(neverやnot、onlyなど)が文頭にくる場合、以降の文章は倒置が起こります。まずは例文を見てみましょう。

 

Never did I dream such a thing.

上の英文は倒置の文章です。よく見ると、Never以降の語順は疑問文と全く同じであることがわかります。これが倒置の文章の特徴です。和訳は、「そのようなことを一度も夢見たことがない」です。それでは、他の例文も見てみましょう。

 

Hardly could I answer the questions.

この文章も、Hardly以降の語順が疑問文と同じであることがわかります。意味は、「私はその問題をほとんど解くことができなかった」となります。

 

 否定語句と助動詞の間に修飾語が入る文章の読み方
次に、否定語句と助動詞(上の英文ではdidやcould)の間に修飾語が入る英文パターンを見ていきます。

 

Rarely in the company where I have been working for more than six years have I got a raise.

このような長い文章を頭から理解していく際は、ある程度の予測が必要となります。まず、Rarelyのような否定語句がいきなり文頭に現れた時点で、「この文章は倒置だな」と考えなければなりません。そして、「そのあとには疑問文の語順で主語と述語がでてくる」と予測しながら読んでいきます。

 

Rarelyのあとにはin the companyときますが、これはinという前置詞から始まる副詞句です。そのため、これは主語と述語ではありません。the company where I have~と見えてきたあたりで、「where関係副詞でthe companyが先行詞である」と理解ができれば合格です。

 

このあとは、「関係詞がどこまで続くか」を意識しながら読んでいきます。more than six years have I got a raiseが見えたあたりで、やっと主語と述語が登場しました。ここで、「倒置の文章である」という予測が正しかったことを確認します。和訳は以下のようになります。

 

私が6年間働いた会社では、昇給はめったになかった。

 否定語句と助動詞の間に節が入る文章の読み方
最後に、否定語句と助動詞の間に節が入る文章をどのように読むかについて解説していきます。これを読むときの考え方は、上記の修飾語が否定語句のあとにくるパターンのときと同じです。例文を確認しましょう。

 

Not until all the plans he had come up with turned out to fail did he start asking for help.

Not untilは文法セクションでも解説した倒置構文の代表的なパターンです。これが見えたら、「この文章は倒置だな」と予測します。untilは接続詞なので、うしろには節がきます。そのため、「untilの節はどこまで続くか」を意識しながら読んでいきます。

 

did he startが見えた時点で、「ここが述語と主語だ」と確認して全体の文章を理解します。これが正しい読み方となります。和訳は以下の通りです。

 

彼が思いついた全ての計画が失敗したと分かって、初めて彼は助けを求め始めた。

このように、倒置の文章を理解するときは英文の読み方が特殊になります。頭から英文を一発で理解するためには、上記で説明したように「予測と確認」が重要となります。

 

こういったことをまずは頭で理解し、英文を無意識に理解できるレベルまで練習をすることが大切です。

whatの疑問形容詞と関係形容詞の読み方

what節の疑問形容詞と関係形容詞、そしてwhat節の疑問代名詞や関係代名詞は形が全く一緒です。そのため、前後の文脈やwhatの直後に続く名詞がwhatによって修飾されているかどうかを瞬時に判断し、正確に英文を理解する必要があります。

 

 疑問形容詞と疑問代名詞
まずは下の例文を見てください。

 

We cannot tell what prizes we will get.

 

We cannot tell what prizes will be.

2つの文章はどちらとも疑問詞です。1文目のwhatはgetの目的語であり、2文目はwill beの補語です。ただ、1文目のwhatはそのあとのprizeを修飾しているため、疑問形容詞です。2文目のprizesはwill beの主語となりますので、whatは疑問代名詞となります。訳は下のようになります。

 

私たちは、どんな賞品をもらえるか分からない。

 

私たちは、賞品が何であるか分からない。

このように、whatがうしろの名詞を修飾しているかどうかによって、訳し方が大きく異なります。

 

 感嘆文と前置詞+what+名詞は疑問形容詞
感嘆文を作るwhatに関しては「what+不定冠詞+名詞」となります。そのため、この場合はwhatが「不定冠詞+名詞」を修飾していることがすぐに分かりますので疑問形容詞です。下の例文を見てみましょう。

 

I was surprised by what a nice car he has.

このように、感嘆文の場合はwhatが疑問形容詞であることは瞬時に判断できます。そのため、「whatのあとに冠詞がついているかどうか」が疑問形容詞か疑問代名詞かを判断するための基準の1つとなります。

 

次に、前置詞+what+名詞の形を見ていきます。

 

In what way should this program be dealt with?
このプログラムはどのように扱われるべきですか?

このように、what wayはinという前置詞の目的語となり、このin what wayは副詞句を作ります。in what wayは文章を構成するshould this program be dealt withとは独立しているため、whatがwayを修飾していることは容易に判断できます。ちなみに、下のように肯定文の文章に直すと、この文章が理解しやすくなります。

 

This program should be dealt with in what way.

 疑問形容詞と関係形容詞
疑問形容詞と関係形容詞は、形上から判断することが難しいです。また、どちらの文法で解釈するかによって文章の意味が大きくことなります。そのため、前後の文脈から疑問形容詞か関係形容詞かを判断をするしかありません。それでは、下の例文を見てください。

 

I know what dogs she likes.

 

I know he will buy her what dogs she likes.

1文目は疑問形容詞であり、2文目は関係形容詞です。下の和訳で意味の違いを比べてください。

 

私は、彼女がどんな犬が好きかを知っている。

 

私は、彼が彼女に何でも好きな犬を買ってあげるつもりであることを知っている。

2文とも形は全く同じであり、whatがdogsを修飾し、likesという他動詞の目的語となっています。そのため、疑問形容詞か関係形容詞として使われているかを判断するためには文脈で判断する必要があります。ちなみに、2文目はwhatever dogs she likesや、any dogs she likesと書き換えることが可能です。

 

 副詞節として使われるwhatever
whatとwhateverは名詞節として使われ、anyと同じ訳になります。一方、whateverに関しては副詞節の役割を果たすことができます。下の例文をみてください。

 

Whatever happens, we have to move on.

上のwhateverは副詞節として使われ、意味は「何が起こっても~」という譲歩の意味を表します。これを、What happens, we~と言うことはできません。

 

このように、what節には4種類の文法の役割を果たします。そのため、正確に英文を読まなければ誤読する可能性が高い文法です。速読をして何となくwhat節を理解するのではなく、できれば紙などに和訳を書いて完璧に理解しなければなりません。

第5文型に含まれるwhat節の読み方

ここでは、what節が第5文型の中に含まれる文章の読み方を解説していきます。what節は名詞の仲間である名詞節に分類されるため、第5文型を構成する主語や目的語、目的補語に置かれることがあります。それでは、下の例文を見てみましょう。

 

Among students who graduated from the university what they later came to consider meaningful lessons was very few.

この文章では、whatは第5文型の目的語の部分に含まれています。これを理解するためには、「considerは第5文型をとることができる動詞である」ことを理解しておくことが重要です。これについては、辞書で調べてconsiderの文型を確認してください。

 

それでは、上の文章を頭から読み進めます。まずはAmongが見えた時点で、「among内の副詞句はどこまでか」ということと、「メインの主語はどこから始まるか」という2つを意識しながら読み進めることが大事です。

 

Amongから始まる副詞句は、the universityまでです。訳は、「(その)大学を卒業した生徒の中で」となります。

ここでwhat they later came to consider meaningful lessonsを読解してきます。いきなりこれを瞬間的に理解することは困難です。そのため、whatを第5文型の元の位置に戻します。すると、下のような語順になります。

 

They later came to consider what meaningful lessons.

これで、whatが第5文型の目的語にあることがわかります。meaningful lessonsは目的補語です。訳は以下ようになります。

 

彼らはのちに、whatが有意義な授業だったと考えるようになった。

上の第5文型の元の構成を理解したら、what they later came to consider meaningful lessonsが訳せるようになります。whatの訳し方の基本は、「~な(する)こと / もの」でした。これを上の例文に当てはめると、下の訳になります。

 

彼らがのちに、有意義な授業だったと考えるようになったもの

このように、what節が第5文型に含まれる場合は元の文章に戻すと理解がしやすくなるために訳しやすくなります。これを初見の文章で瞬時に理解するにはかなりの練習が必要です。そのため、今後このような文章を見たときには、一度上記で解説したような手順を踏んで正確に文章を理解するよう努めてください。

what節の特殊な用法

ここでは、what節の特殊構文について解説をしていきます。これは多くの人が、何となく理解したふりをしてあまり気にも留めない箇所ではありますが、しっかりと構文を理解して完璧な読解ができるようにしておきましょう。

 

 関係詞か疑問詞か
特殊構文について学習する前に、what節の2つの用法を確認しておきましょう。2つの用法とは、関係代名詞と疑問詞を指します。どちらとも訳し方は違いますが、名詞節として働くという点においては共通しています。例文を見てみましょう。

 

What I saw was completely different from what I heard.

 

I don’t know what this is.

1文目の文章は関係代名詞です。whatはsawという他動詞の目的語に当たるものなので、目的格となります。What I sawが名詞節として働き、この文章全体の主語として働いています。

 

2つ目のwhat I heardも先ほどと同じ、関係代名詞の目的格です。この場合は、前置詞fromの目的語として働いています。2文目のwhat は疑問詞であり、what this isは「これは何なのか」と訳します。このwhatは、be動詞isの補語にあたります。

 

上の2つのwhat節は、形上は1文目と2文目ともに同じです。これが関係代名詞か疑問詞かは文脈で判断するしかありません。

 

 what+主語+be動詞
この構文は、be動詞の時制によって訳し方を変えていきます。例えば、現在形であれば「現在の~」と訳し、過去形は「過去 / 昔の~」、未来形であれば「未来の~」と訳します。下の例文を見てみましょう。

 

I am not what I was.

what I wasの部分が特殊構文にあたります。訳し方は、「昔の私」となります。そうすると、「私は昔の私とは違う」となります。ただ、この構文を訳すときに重要なことは、be動詞の時制を強調させることです。そのため、訳すときにI amという現在形の部分も強調したほうが、下の訳文のようによりスッキリとした文章になります。

 

現在の私は昔の私ではない。

 what+主語+助動詞+be
では次に、what+助動詞+beの形も見ていきます。

 

What he imagines people ought to be is far from what they are.

what+主語+助動詞+beに関しては、助動詞の訳し方を強調させます。そして、上の文章のようにwhat+主語+be動詞が一緒に使われている場合、これは「話者が感じている本来あるべき姿」と「実際の姿」を対比させた訳し方をすることがポイントです。下の和訳を見てみましょう。

 

彼が想像している人々のあるべき姿は、現在の人々の姿とは大きくかけ離れている。

このように、whatには特殊用法が存在します。そのため、上記のような使い方を知らなければ正確に英文を理解できません。what節の用法は書き言葉だけではなく、日常英会話でも頻繁に使われます。ぜひ、あなたもスピーキングのときにこの用法を使う練習をしてください。

文中に現れるthatは接続詞か代名詞か

ここでは、thatの読み方について解説をしていきます。thatは大きく分けると、代名詞「あれ、あの~」や、名詞節を導く接続詞として機能します。下の例文を見てみましょう。

 

あの女性は私の彼女です。
That woman is my girlfriend. (代名詞)
彼は頭がよいということは本当だ。
That he is a genius is true. (接続詞)

上のように文頭にthatがくる場合、これが代名詞か接続詞かを見分けなければいけません。ただ、that節をしっかりと理解していればこの作業はそれほど難しくはありません。

 

thatが接続詞として働いている場合、上の例文のように動詞が2つ(be動詞のisが2つある)でてきます。頭から英文を読み進めたとき、2回目のisを見た瞬間に「he is a geniusまでが主語だ」と気づくことができます。ところが、thatが文中にくると少し判別が難しくなります。

 

 接続詞のthatとそのthat節の主語の間に修飾がくる場合
まず、下の例文を見てください。

 

She said that six years ago when in England.

この文章では、that以降に「主語+述語」からなる文章がきていません。そのため、このthatは代名詞ということが分かります。訳は以下のようになります。

 

彼女は6年前、イギリスにいるときにそう言った。

では、次の文章はいかがでしょうか。

 

She said that six years before, when in England she had been a university student.

このthatは接続詞として働いています。頭から英文を読み進めてwhen in Englandを読み終えたあと、she had been a university studentという「主語+動詞」からなる文章がでてきます。ここで、「thatは接続詞だ」と理解をします。

 

そのときに、「six years beforeとwhen in Englandはshe had been a university studentを修飾している副詞句だ」と発想を変えることができれば合格です。そのため、訳は下のようになります。

 

彼女は、6年前イギリスにいたときは大学生だったと言った。

このように、thatが代名詞か接続詞かによって、that以下にくる修飾語がどこにかかってくるかが変わってきます。このような知識がなくても英文はおおまかに理解はできますが、上級者レベルに到達するには細かいところまで正確に理解しなければなりません。

第3文型か第5文型かを判別する方法

ここでは、第5文型を構成するSVOCの間に修飾語がはさまれる文体を学習していきます。日本人は第5文型が苦手ですが、修飾語が入ってくると文章理解がさらに困難になります。

 

 S+V+O+修飾語句(節)+C
動詞には第3文型と第5文型をとることができる動詞がいくつかあります。代表的なものがmakeです。下の例文を見てください。

 

They made machines.
They made machines run for the whole day.

上の文章が第3文型で、下が第5文型と判別することは比較的簡単です。なぜなら文章自体が短いため、madeとrunがほぼ同時に視野に入るからです。それでは、次の文章はいかがでしょうか。

 

They made machines which had been running the whole day stop doing so.

この場合、stop doing soが視界に入ってくるまでは「They made machinesという第3文型である」と考えることが普通であり、私もそのように解釈します。そして文章を読み進めてstop doing soという動詞の原型が見えたとき、初めて「第3文型ではなく第5文型だ」と解釈を変えます。訳は下の通りです。

 

彼らは、一日中稼動していた機械を停止させた。

このように、第5文型の目的語と補語の間に上記のような修飾語が入ると、第3文型か第5文型かを識別することがかなり難しくなります。そのため、文型を正確に追わないと誤読につながってしまいます。

 

 Oを修飾するか、Cを修飾するか
第5文型のOとCの間に修飾語句が入る場合、それがOとCのどちらを修飾しているのかを見極めることが、正しい英文理解において必要となります。上の文章では、machinesという名詞をwhich had been runningという関係代名詞が修飾しています。それでは、Cを修飾する文章を見てみましょう。

 

Before the advent of the video phone, I found conversations with her on the phone, through her voice only, quite satisfactory.

I found her voiceを見て、第3文型と解釈して「私は彼女の声を見つけた」と理解しては意味が通じなくなります。そのため、もう少し読み進めてみます。quite satisfactoryという形容詞を見つけて、「これが補語である」と理解します。through sound onlyは、quite satisfactoryを修飾している副詞句となります。

 

テレビ電話が誕生する前、電話での彼女との会話は、彼女の声だけでも十分だと思っていた。

このように、OとCの間に挟まっている修飾語はどちらを修飾するかをしっかりと理解することが、正確な読解につながります。

目的補語の読み方

ここでは、目的補語の読み方について学習をしていきます。目的補語とは、第5文型の補語(C)を指します。第5文型がどのような文章構造か、また目的語と目的補語の間に主語と述語関係が成り立つということをもう一度思い出し、第5文型の発展的な読み方を習得しましょう。

 

目的語にくることができるのは名詞と名詞相当語句ですが、補語には名詞だけではなく形容詞やそれに相当する語句をもってくることが可能です。ここでは、目的補語にくる様々な形を見ていきます。

 

まずは第5文型の基本的な形を復習していきます。下の例文を見てください。

 

He named the baby Tom.
彼はその赤ちゃんをトムと名づけた。

 

I shouted myself hoarse.
私は叫んで声をからした。

上の例文ではTomとhoarseが補語にあたり、Tomが名詞でhoarseが形容詞となります。目的語と補語の間に主語と述語関係が成立していることを確認してください。

 

 補語にto不定詞
これは第5文型の中でも頻繁に使われる文体となります。例文を見てみましょう。

 

He implored me not to come to his place to say good bye to him, but I doubted it, knowing him to easily feel lonely.

imploreはうしろに目的語+to不定詞という第5文型をとることができます。また、meとnot to come to his place to say good bye to himに主語+述語が成り立っていることを確認してください。通常の文章にすると、I didn’t come to his place to say good bye to himとなります。そのため、訳は「彼は私に、さよならを言うために家にこないでと頼んだ」となります。

 

knowingは分詞構文の形であり、主語は I となります。また、knowも目的語+to不定詞を取ることができる動詞ですので、He easily feels lonelyという主語+述語関係が成立する第5文型です。そのため、「彼が寂しがりやであることを私は知っている」という訳になります。それでは、全訳を見てみましょう。

 

彼は私に、さようならを言うために家にこないでと頼んだが、私は(その言葉を)信じなかった。彼が寂しがりやであることを知っていたからだ。

 補語動詞の原型、現在分詞と過去分詞
補語にどの形がくるかは、目的語と補語を元の文章に直したときに能動態か受動態になるかによって変わります。以下の例文を見てください。

 

私は誰かが私の名前を呼ぶのが聞こえた。
I heard someone call (= calling) my name.
I heard my name called (by someone).

この文章の目的語と補語を元の文章にすると、下のようになります。

 

Someone called (= was calling) my name.
My name was called (by someone).

このため、能動態の文章では補語に動詞の原型か現在分詞がくることが分かります。それでは他の例文も見ていきましょう。

 

Grammar is the greatest glory of our country, although we don’t frequently find it mentioned in our modern life.

第5文型はfind it mentionedです。ここでは、過去分詞が使われています。itはgrammarを指します。元の文章に直すと、It (= Grammar) is mentioned in our modern life.となります。そのため、全訳は下のようになります。

 

現代生活の中で多くは語られていないが、文法はわが国の最高の栄光である。

それでは、次の例文でも第5文型を見つけて訳してください。

 

A few days ago, she had a really pleasant thing she had never experienced before happen to her.

この文章では、a really pleasant thing she had never experienced beforeが目的語であり、happenが目的補語となります。動詞はShe hadです。目的語が長いので第5文型だと気づきにくいです。しかし、happenが目に入った時点で、「メインの動詞は同じ文章に2つ以上置けない」というルールに基づいて第5文型であると理解できればかなりの読解力です。

 

数日前、これまで経験したことのないとても愉快なことが彼女の身に起こった。

 目的補語にくるさまざまな形
上記で学習した文法以外の形を見ていきます。下の文章を見てください。

 

President Maggie of Oxford University once looked on the student as being impeccable.

look on+目的語+as+補語の形を見抜ければ合格です。訳は下のようになります。

 

オックスフォード大学のマギー学長は、かつてその生徒を完璧だとみなした。

では、次の例文です。

 

These things happened will render his utterances of total ridicule.

renderは動詞であり、makeと同じ意味となります。ただ、utterances of total ridiculeと多くの人は読みますが、これは誤読です。renderは第5文型をとる動詞であり、utterances of total ridiculeを第3文型として読むと補語がなくなってしまいます。

 

ここでは、of total ridiculeが補語となります。「of+抽象名詞で形容詞と同じ役割を果たす」という文法ルールを思い出してください。そのため、元の文章はHis utterances are of total ridiculeとなります。訳は以下のようになります。

 

これらの起こったことは彼の発言を完全にばかげたものにするだろう。

もう1つ例文を見てみましょう。

 

His efforts in his youth has made him what he is today.

主語はHis efforts in his youthです。madeが動詞でhimが目的語、そしてwhat he is todayという先行詞を含む関係代名詞が補語にあたります。訳は以下の通りです。

 

若いときの彼の努力のおかげで、今の彼がある。

このように、第5文型の目的補語にはさまざまな文法が使われます。正確に理解するためには、SVOCの形を意識しながら英文を読んでいくことが重要です。

2つ以上の主語+述語の読み方

ここでは、1つの述語に対して主語が2つ以上からなる文章について確認していきます。まずは例文を見てください。

 

Tony, Mary and I pretended not to know anything.

この文章は理解しやすいです。述語はpretendedであり、それに対する主語はTonyとMary、そして I の3つです。しかし、それぞれの名詞が形容詞句、節などによって修飾されると難解な文章となります。さらに、メインの述語を見つけたときに「メインの主語が何だったか」を忘れてしまうことがよくあります。

 

The regularity of his walk, taken every morning before he ate breakfast, and the strict rule set by him of not taking rest for many hours contributed to his sound sleep.

上の文章を見て、主語が2つあることに気づけるかがカギとなります。ここでは、The regularityとthe strict ruleが主語です。そして、述語はcontributedとなります。「ateまたはsetが述語だ」と考えてこの文章を読んだ人は、英文読解を全く理解していませんので基礎文法からやり直さなくてはいけません。

 

The regularityはof his walkという形容詞句によって修飾されています。訳は、「規則正しく歩く(ウォーキング)すること」です。taken every mourningはwalkを修飾している過去分詞です。before he ate breakfastはtakenを修飾している副詞節となります。

 

the strict ruleはset by himという過去分詞と、of not taking rest for many hoursという前置詞句によって修飾されています。

 

全訳は以下のようになります。

 

朝食前に行う毎朝の規則正しいウォーキングや、何時間も休憩をとらないという彼が定めた厳しい規則のおかげで、彼はよく眠ることができた。

主語+形容詞句、節+述語の読み方

ここでは、主語+述語の間に主語を修飾する形容詞句や節がくる文章の読み方を学習していきます。多くの生徒はここが誤読をしやすい箇所なので、正確に英文を頭から理解できるようにしましょう。

 

主語の品詞は必ず名詞(句、節)がきます。そのため、これを修飾する形容詞句や節があとに置かれるパターンがあります。これにより、主語が非常に長くなってどこから述語が始まるのかが分からなくなるということがよくあります。

 

 主語+形容詞句+述語
以下の例文を見て、主語+述語を探してください。

 

Most of the tourists encountered in the hotel I work for or seen enjoying the zoo next to it carry a video camera.

主語はMost of the touristsで、述語はcarryとなります。このように、主語と述語が離れてしまうと長い文章を理解するのが困難になります。

 

encounteredを述語だと考えたら、それは誤読です。この単語は他動詞ですので、「encounteredのあとに目的語がないので過去分詞である」と考えるべきです。また、seenも形上から過去分詞であることがわかります。つまり、この2つの動詞は述語の役割を果たすメインの動詞ではないことがわかります。これらはMost of the touristsを修飾している形容詞句です。

 

さらに読み進めると、carry a video cameraが見つかります。ここで、この文章のメインは「Most of the tourists carry a camera」であることが理解できます。あとの要素は、Most of the touristsを修飾している形容詞句であり、I work forはthe hotelを先行詞とする関係代名詞です。和訳は下のようになります。

 

私が働いているホテルで出会ったり、その隣にある動物園を楽しんでいる観光客の多くは、ビデオカメラを持っている。

このように、動詞の過去形か過去分詞かを見極めることが、英文の正しい理解において重要となります。

 

現在分詞やto不定詞、前置詞句の読み方はそれほど難しくはありません。例えば下の例文を見てください。

 

Her skillful handling of the language in writing sentences made her a novelist.

主語はHer skillful handlingからsentencesです。Her skillful handlingをof the language in writing sentencesという長い前置詞句(形容詞句)が修飾している形となります。in writing sentencesはthe languageを修飾しており、writingは動名詞です。訳は「文章を書くときの言葉」です。

 

全訳は以下のようになります。

 

彼女は文章を書くときの言葉遣いが巧みなので、小説家になった。

過去分詞と違い、述語の見極め方が簡単なので、どれがメインの動詞かを見分けやすいです。

 

 主語+形容詞節+述語
今度は、主語のあとに形容詞節がくるパターンを解説していきます。節とは、主語+述語からなることをいいます。そのため、文章を構造はメイン主語+サブ主語+サブ述語+メイン述語となります。こうなると、サブの主語と述語に気を取られてメインの主語が何だったのかを忘れてしまい、サブの述語の存在も忘れてしまいがちになります。

 

下の例文を見て、メインの主語と述語を答えてください。

 

Those who would respect the man only because he was rich no longer helped him in adversity.

ここでは、メインの主語はthose、述語はhelpedとなります。those whoはpeople whoと同じ意味となり、whoからhe was richまではthoseを修飾している関係代名詞(形容詞節)となります。only because he was richは副詞節であり、関係代名詞内にあるrespectという動詞を修飾しています。

 

no longerは副詞句であり、これはメインの述語であるhelpedを修飾しています。このように、メインの主語+メインの述語の間に挟まれていても、メインの述語を修飾する場合もあります。その場合は形容詞句、節ではなく、副詞句、節となります。

 

全訳は以下の通りです。

 

金持ちだという理由だけでその男を尊敬していた人々は、彼が逆境にいるときに(もはや)助けることはなかった。

主語と述語をとらえることが精読の第一歩

ここでは、英文を正確に読みこなすために重要となる主語と述語の見つけ方について学習をしていきます。とても重要なセクションですので、しっかりと理解をしてください。

 

全ての英文読解は、「主語+述語」を探すことから始まります。この2つが見つかれば、英文の意味を大きく勘違いすることはありません。それと同時に関係代名詞や分詞構文などの修飾句や節を見分けながら、正確に文章を理解していきます。

 

 前置詞で始まる文章はそのあとに主語+述語がくると考える
まずは下の例文を見てください。

 

Steven lives in the house.
In the house, Steven lives with his two kids.

1文目はStevenという名詞から文章が始まっていますので、これを主語と考えます。そのあとにlivesという動詞がくるので、この文章の主語+動詞はSteven livesであるということがわかります。in the houseは、livesを修飾している副詞句です。

 

2文目はどうでしょうか。In the houseという前置詞から文章が始まっています。このように、前置詞で始まる文章は「あとに主語+動詞がくる」という思考ができるようになる必要があります。

 

読み進めると、Steven livesという主語+動詞が見つかります。これがこの文章のメインとなり、In the houseとwith his two kidsはlivesを修飾している副詞句であることがわかります。

 

 倒置の文章を読むときの注意点
次に、名詞から始まる文章が主語にならないという例外の文章を見ていきます。下の文章の主語+述語はどれでしょうか。

 

The want of time he has felt since five years ago.

feltが述語であることは容易に理解できますが、The want of timeを主語と考えるのは誤読です。これであると、feltは他動詞であるのに目的語がない理由を説明できないからです。そのため、ここは読み方を変えて、「The want of timeというfeltの目的語が倒置して文頭に置かれた」と考えます。

 

He has felt the want of time since five years ago.
彼は5年前から時間が足りないことを感じていた。

上の文章が倒置ではない普通の文体です。want ofで、「~の欠乏」という意味となります。そのため、この文章の主語+動詞はHe has feltとなります。